その69 戦う場所と戦いの日、これらを敵に決められてはならない!

敵を十に分散させ、味方は一つに集中する。敵が「虚」、味方が「実」となれば、常に圧倒する勢力で敵を倒すことが可能となる。そういう状況をつくるには、戦いの場所を知られないことが肝腎だ、というところまで述べました。 さらにもう […]

その68 敵に、こちらの攻撃目標を覚らせるな!

こちらから相手がよく見えるが、相手からはこちらが見えない。孫子は、その様子を「敵を形(けい)せしめ、こちらは形が無い」と表現しました。敵は「形」があるが、こちらには「形」が無いと。 形はハッキリした態勢、つまり固定化され […]

その67 敵軍は分散させ、自軍は集中させよ!

本篇は「虚実篇」といい、「虚」は空虚、「実」は充実を意味します。戦いに勝つためには、敵を空虚にし、味方を充実させる必要があります。充実した軍が空虚な軍を攻めれば、勝利は間違い無しとなるでしょう。 では、どうしたら敵が虚、 […]

その66 戦いたくないときは、敵の進路を別方向へそらせてしまえ!

漢方医学では、必ず患者の「虚実(きょじつ)」を診ます。体力が弱り氣が不足している状態が「虚」、体力はあるものの邪氣が溜まっている状態が「実」です。 体力低下による呼吸器疾患や過労衰弱による胃腸病などは前者、体力旺盛だが肥 […]

その65 余分な力は抜いたまま、素早くシュッと打つ!

「エイッ!」と打ち込んだ拳を、サッと引きながら後ろへ下がる。一瞬の隙を捉えて勢い良く打ち込んだら、素早く下がりながら引き手を取るというのが、(全日本空手道連盟など伝統系)空手道が教える突きの要領です。その際、もう一方の腕 […]

その64 必勝の境地は、微妙にして目には見えず、神秘にして耳には聞こえない

さて、兵法は固定された方法でも、枠にはまった技術でもありません。あらゆる戦いは、その場・その時に、そこにいる人たちによって起こされる一回限りの活動です。毎回が初回なのですから、そもそも固定させたり枠にはめたり出来るもので […]