その68 知に深く、情に厚く、意に強い綜學の人

朱子学への批判は、幕府の御用学問への攻撃であり、それはご政道に対する抗議に他なりません。幕府から何らかの処罰を受けることは必定で、師の身の安全を心配した弟子たちは『聖教要録』の出版を止めようとします。 しかし、師の山鹿素 […]

その67 学者の良心に則って、御用学問の誤りを正す!

そこで素行は、幕府の御用学問である朱子学を専ら教えることにしました。朱子学を大成させたのは、チャイナ南宋の学者であった朱子です。朱子は、よく学んで物事の理を窮(きわ)めることと、雑念を払って身の振る舞いを厳粛にすることを […]

その66 武士道の大成者と言われる山鹿素行は、まさに綜學の先達

武士道の大成者と言われる山鹿素行は、まさに綜學の先達です。21歳で兵学師範となるものの、素行にとって技術論的な兵学は一つの余技に過ぎません。素行は哲学思想を幅広く学び、その学問は神道・国学・国文学・儒学・老荘・禅仏など多 […]

その65 後の時代になるほど、学者たちが小賢しく分類して分かり難くなる

本性(性)が発動して「意」になり、「意」が具体化して「情」が現れます。そして、これら性と意と情が合わさって「人の心」になるということを述べました。この説明で頭の中がスッキリ整理された人もいるでしょうが、何だか理屈っぽくて […]

その64 現代人には「意」と「情」が足りない

公と私、日常と非日常、刀と自分、生と死、これらを結ぶのが武士道だと言われたときに、読者の皆さんは一体どう感じるでしょうか。「なるほど、そうあるべきだ」と腑に落ちる人、「現代人の常識からすると理解し難い」と首をかしげる人、 […]

その63 4つの事を繋いでいたサムライの生き方

◆武士道と覚悟の人生◆ これまで綜學の知・情・意3本柱のうち、「知の文明法則史学」と「情の大和言葉」について解説しました。今度は「意の東洋思想」に移ります。東洋思想には、中国思想や仏教思想、日本思想などがありますが、ここ […]