No.89 松下本は、さらりと読めてしまうから要注意

◇必要なときに必要なことを行うのが道◇ 『老子』そのものが逆説的であると言えばその通りなのですが、本章にも謎かけのような言葉が、いろいろ出てまいります。 「明らかな道は、薄ぼんやりしているかのようだ」。これは、シンプルで […]

No.88 馬鹿にされて笑われることは承知の上

◇大器は晩成する◇ 大人物ほど、ゆっくり伸びていきます。早く固まることなく、晩節に至っても成長を止めません。そのことを老子は、「大器晩成」と言いました。 《老子・第四十一章》 「上等の士は、天地自然の原理である道を聞いた […]

No.87 迷いや心配から脱するために「無の思想」がある

◇治っているという医者の一言で快方へ◇ あるいは、あらゆる現象は意識の現れであり、一切は仮の存在であるとする無の考え方もあります。有ると思うのは迷いであり、本当は何も存在していない。物に囚われ、形に拘って(こだわって)は […]

No.86 立志という「無」から、大成という「有」へ

◇氷が解けて水になる…◇ 本章は「天下の万物は有から生じ、有は無から生ずる」という言葉でまとめられています。あらゆる存在は、形のある「有」から生まれ、「有」は目に見えない「無」から生まれるという意味です。

No.85 真の強さは「弱」にある

◇勝ったほうも、次には倒される◇ 左手の指と右手の指とで押し合ったら、一体どうなるでしょうか。思い切り力んでいけば、どちらかの指が折れてしまいます。自分の指ですから、実際には痛くなる前に止めてしまいますが、本当に対抗して […]

No.84 いい加減な世間の評判に左右されないこと

◇予測が当たらないのはなぜか◇ 「予測なんて、まず当たった試しがない」。「そもそも予測というものは、外れるのが普通だ」。そういう意見を、しばしば耳にします。