歴史を「観客」として学ぶのか、「役者」として学ぶのか

こんばんは。綜學社・京都研修所から、浜松の自宅事務所に戻りました。
今日は、京都も浜松も同じく寒いです。

◆明後日4日(火)と、明々後日5日(水)は東京で講義します。
「側近学」1Dayセミナーin東京
成功するトップは、必ず良い側近を持っている。
今までに無かった、社長と補佐役のための「側近学」講座。
社長である父親を助ける立場の、二世経営者も大歓迎です!
経営コンサルタント、税理士、セラピストなど、トップの補佐役を仕事とされる皆さんも、熱心にご参加下さっています。

日時:12月4日(火)午前10時~午後5時
会場:青山こどもの城 研修室906
参加費:4万7250円(税込)
主催:一般社団法人 綜學社
お申込・お問い合せ:090-2436-0027(野地数正)
「側近学申込み」と書いて送信して下さい→ info@kajiblue.com
「facebook専用サイト」からも申し込みいただけます。
https://www.facebook.com/event……467201994/

新スタート!経世志塾(東京)12月5日(水)午後6時~8時15分
※忘年懇親会は8時20分より、そのまま会場で行います。
日本的経営の根本道場!「経営の神様は、こう語った」第1回
混沌とした日本、今こそ松下幸之助翁の原点を知り新しい道を開く!
人より先に憂い、人より後れて楽しむのが本物の経営者。
成功を邪魔するのは、自分自身であることを肝に銘じよ。
さらに、国際情勢や政局などの時事問題、「経営問答」に話題を広げ、
縦横無尽に「林節」を講義!
会場:湯島天満宮 参集殿(文京区湯島)
参加費:5000円
事務局:株式会社 國立 関根國哲さん
fax 03-3802-8075 keisei-08@kunitachi.co.jp

●日記● 平成24年12月1日~2日

★☆歴史を「観客」として学ぶのか、「役者」として学ぶのか

12月1日(土)、日本改新塾(京都)で講義。今日のテーマは「吉田松陰」。

歴史の学び方には、段階というものがある。
第一は「観客」の段階、第二は「役者」の段階だ。

第一の「観客」というのは、受け身で学んでいる段階の人で、このタイプから出てくる質問は、自分で調べて貰えば済んでしまう程度のものが多い。

第二は「役者」として主体的に生きようとする段階の人であり、このタイプからは、核心を捉えた質問が出てくるようになる。ぐっと来る内容だ。

国難の時代に入った今こそ、一人ひとりが日本の命運を「我が事」として受け止め、歴史を舞台に精一杯人生を完全燃焼させようではないか。
先人の志を受け継ぎ、それを後世に渡していくところに、「役者」の使命があるのである。

「観客」がいけないと言うのではない。手拍子でも掛け声でもいいから、受け身で終わらず、もっと舞台に関わって欲しいのだ。さらにタイミングを見て、舞台に上がってみてはどうか。

自分には何が出来るか、何をすれば本望か、何をするために生まれてきたのか。
それらを考えれば、自ずと舞台に上がれる役者となるはず。共に学んでいこう。

京都講座の灯を消したくない

講座終了後、綜學社・京都研修所で、青年部長の大久保君、ファシリテーターの
嘉村さんと今後の打ち合わせ。来年は4月27日(日)を初回として、偶数月に
計5回開催することに決めた。綜學社と嘉村さんの共催(事務局担当は嘉村
さん)により、学生・青年をさらに集めていこうということで意見が一致した。

会場の「ちおん舎」ご主人である、西村さんの熱心な応援も嬉しい。
京都には、日本の原点が凝縮している。京都講座の灯を消したくはない。

青年部長の大久保君は、沖縄で就職している。彼は、学生時代から京都の講座に
参加してくれた、いわば綜學社の生え抜きだ。縁あって大久保君は、林塾5期生
で沖縄1区から出馬する國場幸之助塾員の選挙事務所に、2週間詰めることに
なった(有給休暇利用)。他の林塾候補者には、それぞれ林塾の仲間が応援に
入っているが、沖縄だけいなかったので大久保君の存在が心底有り難い。

★☆見える世界と見えない世界をつなぐ

12月2日(日)、綜學社・京都研修所の朝。
午前中、綜医学の勉強会。綜學社理事で内科開業医の加地到先生と、中味の濃い意見交換をする。

今日は第1回目で、「感覚」の重要性を学ぶことから始めた。
感覚を鋭敏に保つことは、生命を維持し発展させる基本と言っていい。

現代人は、激しい情報洪水の中で五感が麻痺している。五感を通して正常に入って来るはずの情報が、シャットアウトされているのだ。

松下幸之助翁が唱えていた「素直な心になりましょう」という運動も、感覚を正常に保つことの大切さを教えようとしていたのではないかと思う。

この世は、見える世界と見えない世界で構成されている。如何にして、五感を通して見える世界を感得し、そこから見えない世界を掴んでいくかだ。

一般的な科学者や実務家は、見える世界に偏る傾向がある。見えるものしか信じないということだ。官僚の仕事もそうだろう。そこに、見えない世界をつないでいくのが、政治家など指導者の役割となる。見えない世界とは、哲学思想の世界や、まだ見ぬ未来世界のことだ。

芸事や武芸で脳幹を鍛えよう

では、見える世界と見えない世界をつなぐには、一体どうしたいいのか。
それには、芸術に触れるのが一番で、絵画は勿論のこと、芸事(音楽の演奏や舞踊など)や武芸を嗜(たしな)むといい。

政治家など指導者の仕事には、直感による本質究明能力や、全体把握能力が必要とされている。転換期ほど、それらが強く求められることになる。
政治家は、幕末志士たちがそうであったように芸術方面にも優れることによって、もっと感性を豊かにするといいだろう。

また現代人は、大脳皮質にどうも偏り過ぎている。大脳皮質に入っただけの知識は、信念でも何でもないから、すぐに崩れてしまう。

脳は脳でも、生命維持を司る脳幹にまで、学んだことを“仕込む”ことが重要だ。脳幹が大脳皮質に比べて、低次元というのは偏見だろう。
芸事や武芸で体を動かせば、脳幹が鍛えられる。そうすれば、考えや言葉が、体を通して出されるようになる。それによって、相手を感動させたり、人を動かしたりする力というものが養われるのだ。

以上のようなことを、加地先生と語り合った次第である。