結局、孔子を受け入れる国は無かった

こんにちは。
黄砂でしょうか、浜松も空がどんよりしています。

◆明日15日から岡山→四国中央→広島→神戸を回ります。
岡山「大和言葉の世界観」講座
日本人としての感性や霊性を磨くための、とっておきの講座です!
カムナカラ~ものの見方・考え方・感じ方を素直にするために。
固定観念や曇った心をどう晴らすか。他
日時:3月15日(金)午後1時~2時半
会場:サン・クリニック アイナリーホール(岡山市中区中井248‐8)
申込:電話086・275・9501(月~金 10:00~17:00)

四国中央立志会
社員・中堅対象3月15日(金)午後7時~9時
「二宮尊徳に学ぶ日本人の生き方・考え方」第15回(最終総まとめ)
倒れる大木は中が腐っている。自分よりも優れた人との交わり方、
自分よりも劣った人との接し方。世界が必要とする報徳哲学 他
参加費:2000円(初回無料)

社長・幹部対象3月16日(土)午前9時~12時
あの西郷隆盛が心酔! 幕末維新志士たちの共通の師「佐藤一斎」
その著『言志録』に学ぶ修養と処世の基本 其の五
理屈が通っているのに人が付いて来ない理由。君子と小人の幸福感の違い。
行き過ぎると不善になる。天運が付かないと成功しない。他
参加費:2000円(初回無料)
会場:二日間とも ホテル グランフォーレ(四国中央市三島朝日)
会場お問い合せ 電話0896・23・3355(ホテル グランフォーレ)

広島文明維新塾 3月17日(日)午後1時30分~4時30分
昭和の大思想家・パナソニック創業者「経営の神様は、こう語った」第10回
国難の日本。今こそ、松下幸之助塾長の原点に帰ろう!
失うものが多い人は、こわくなってやらない。道徳をしっかりやったら損を
することはない、むしろ得をする。松下電器は国家社会を考えながらやって
きた。他
※江口克彦著『松下幸之助【随聞録】心はいつもここにある』PHP文庫を使用
会場:NPO法人アートサロン広島(代表理事 槙田千鶴枝さん)
参加費:ビジター3000円
電話090・4650・1011(代表世話人 脇晃司さん)

今啓林会(神戸)3月18日(月)午後6時30分~9時
昭和の大思想家・パナソニック創業者「経営の神様は、こう語った」第10回
国難の日本。今こそ、松下幸之助塾長の原点に帰ろう!
失うものが多い人は、こわくなってやらない。道徳をしっかりやったら損を
することはない、むしろ得をする。松下電器は国家社会を考えながらやって
きた。他
※江口克彦著『松下幸之助【随聞録】心はいつもここにある』PHP文庫を使用
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

●日記● 平成25年3月10日~13日

★☆結局、孔子を受け入れる国は無かった

3月10日(日)、東京・市ヶ谷が会場の綜學義塾(新舘和豊塾長)で講義。時間があったので、会場入りする前に靖國神社に参拝。

今日は、孔子と『論語』について話す。孔子の教えが体制擁護にあるというのは誤解だ。

下剋上が盛んになり、周王朝の権威が衰亡する古代社会にあって、秩序の回復に敢然と立ち向かったのが孔子だ。そのために、仁や義、礼や信、徳や恕などをキーワードに啓蒙に励んだ。

最初は政治家を志し、母国の魯で大臣級の位に就くも失敗。その後、自分の考えを受け入れてくれる国を探して、諸国を13年間遊説。

諸国の大臣や有力貴族たちは、孔子を煙たがった。孔子の改革によって、既得権益を失うことを恐れたのだ。

公(諸国の王)は公で、人気が孔子に集中し、人望を失うことを心配した。公と大臣の両方の意見が一致する国は無く、結局どこも孔子を受け入れなかった。

子貢というマネージャーが孔子集団を支えた

孔子は大きすぎたのだ。テクニックや技術を教えるコンサルタントなら、いくらでも就職の道があるが、孔子は哲学や理念の教化による理想社会の建設を目指していた。

そういう指導者は、生きている内は報われないことが多い。孔子はずっと浪人だったし、宋時代の朱子も、弟子から貰う受講料で細々と生活したと聞く。

孔子集団の場合、生活の糧を“冠婚葬祭請負業”で凌いだ。「礼」を教えるのが孔子集団なのだから、それが一番の生業となった。

弟子の中に、子貢という事業経営に向いた知恵者がいた。子貢がマネージャーとなって、仕事の受注や人員の派遣などに努めたようだ。そういう弟子がいたから、孔子は研究と講義に集中出来たのだと思う。

立派な孔子の教えがありながら、今の中国が乱れているのはなぜか?

ところで、立派な孔子の教えがありながら、今の中国が乱れているのはなぜか。共産主義に基づく伝統精神の否定と、文化大革命などによる基底文化の破壊が端的な原因だが、元々中国は革命の国であるということを忘れてはならない。

革命の連続による秩序の消失に対して、タテイトの連続性を取り戻したいと考えたのが、孔子の改革であった。弟子の育成も、そのためであった。

仁や義、礼や信、徳や恕。これらの考え方は、確かに中国にある。あるのだが、それ以上に不仁や不義、無礼や不信、不徳が、たちまち世に蔓延ってしまう。だからこそ、孔子の思想が求められたというわけだ。

孔子が日本に来ていたなら、これぞ我が理想国なりと随喜の涙を流したに違いない。孔子のいう君子(くんし)は、日本人の普通の姿であったのだから。

今日も綜學義塾は賑わった(新しい参加者は5名)。綜観は気合いと熱意を込めて話した。ビシッと叱られたようで精神が引き締まった、大いに元気が出たという感想を多々頂いた。

★☆東北の皆様へエールを送っていこう

3月11日(月)、合掌。東日本大震災から2年が経った。東北で講義する機会が増えている。今年21年目を迎える会津セミナー、一昨年スタートの林塾「政治家天命講座」東北講座(主に仙台で開催)、昨年からはじまった白河(福島県)の双林塾、今年郡山(福島県)で開催の大和言葉入門講座など。これらを通じて、東北の皆様へエールを送っていこうと思う。

★☆松下翁「日本も世界も。みんな考えが甘いな」

3月12日(火)、東林志塾(浜松・日内地孝夫塾頭)で講義。「経営の神様は、こう語った」の第11回目(次回が最終回)。新しい参加者が3名。口コミとネットの相乗効果だ。

松下幸之助翁の言霊がほとばしる。
『松下幸之助【随聞録】心はいつもここにある』江口克彦著PHP文庫より。

「要は覚悟をするかどうかやな。」p.234
「普通に考えておったらダメやな。」p.234
「根本的に考え方を変えた新しい発想に立たんことにはできんやろ。」p.234

「いろいろ考えていくと、このままでは心配や。日本も世界も。みんな考えが甘いな」p.237
「なんとかせんといかん……なんとかせんといかんと。日本はこのままではあかんと」p.239

「PHPの考えに合ったもんで、しかもよう売れると。(中略)商売が先行したらあかん。(中略)それでいて経営も考えんとあかん。(中略)どんな場合でもな、PHPの考え方を忘れたらあかんな。」p.242

とにかくいまのままでは国はつぶれてしまうわ。国家の経営というか政治やな、それを根本的に変えんといかんときになっとるんやけど、みんな気ィついておらんな。」p.246

今日も林塾の大番頭である新村和弘塾士(1期生・浜松市議)が参加。松下幸之助翁の念子がバンバン入って来て、講義はエネルギー全開に!講義を終えると、産卵を終えた鮭のようになる(特に翌日)。

★☆こういうとき兵法では、戦争をする気は無いと読む

3月13日、今日は休養日。
来週(19日)が祖母の命日なので、実家に行って御経を上げる。孫を連れて行ったところ、(綜観の両親である)曾祖父と曾祖母によく懐く。

さて、北朝鮮は韓国との休戦協定(朝鮮戦争)を白紙化。板門店の南北直通電話も断絶。

兵法では、こういう強烈な態度に出るときは、実は戦争をする気は無いと読む。本当に攻めるつもりなら、角(つの)を隠して開戦の準備を進め、敵の虚を突いて一気に攻めるものだ。

北朝鮮は今、国内の統制に大変苦労している。飢餓が続き、最前線の兵士の脱走が増えているらしい。

声高に危機を煽って、国内の不満を外へ逸らす。いつも通り、それが狙いだろう。が、誰も望まないのに戦争が勃発してしまうことがある。あるいは、やぶれかぶれということもあり得る。冷静に情報収集に努めていかねばならない。