世界の混迷を的確に説明出来る座標軸がある

こんばんは。
浜松もサクラが満開です。
明後日4月2日(火)は、林塾「政治家天命講座」第8期・東北関東合同講座です。日本史の盛衰と、新日本150年の計を話します。明々後日4月3日(水)は、経世志塾(東京)で松下幸之助翁に学びます。詳細は下記(連載の下)4月度:志塾・勉強会のご案内をご覧下さい。

◆7月の参院選に、林塾から久野晋作塾士(3期生・千葉県我孫子市議)が出馬します(千葉選挙区で維新公認)。林塾一番の正義派らしく、正々堂々と戦い抜いてくれることを期待します。

◆綜観の3月の講義・講演回数は15回でした(短い講話などは含まず)。会場は仙台、白河、東京2回、山梨、浜松、大阪、神戸、淡路、四国2回、岡山2回、広島、九州です。それ以外に選挙応援が3件ありました。皆様がお支え下さるお陰です。一講入魂で、4月も顔晴ります。

◆東奔西走には、体力の維持と体調の管理が第一です。長年、朝の稽古を続けていますが、3月は17回でした。内容は、ストレッチと武道の基本動作です。相撲の四股、空手の突き蹴り、合気道の体さばき、居合刀の素振りなどを、場に応じて組み合わせています。時間は1回あたり、せいぜい30分間から40分間くらいです。

体調の管理では、マイタケエキスと漢方薬の服用を継続しています。それから、疲れたら昼間でも横になって寝るようにしています。

●日記● 平成25年3月26日~28日

★☆世界の混迷を的確に説明出来る座標軸がある

3月26日(火)、林塾「政治家天命講座」第8期・中四国3月例会で講義。今月のテーマは各講座とも文明法則史学。今日は計11名が参加(塾士4名、塾士補3名、塾生4名)。

今が世界的な転換期であるということは、誰の目にも明らかだ。ヨーロッパの衰亡、アメリカの衰退、中国の急激な膨張、中東の混乱など、世界の秩序は揺れに揺れている。そして、膨張資本主義は限界を迎え、地球環境の破壊は相変わらず進行。資源エネルギーの奪い合いや、食糧危機の心配が一層高まってきた。

こういうときこそ政治がしっかりしなければならないのだが、自国の利益を最優先させる一国至上主義や、力で相手を抑える覇道主義が益々幅を利かせている。人類的大局に立った、指導力の高い政治が無いのだ。その原因に、全人類の指針となって新文明を創造する、綜合的な哲学や巨大な思想が存在しないということがある。

いや、そういう指針となるものは存在している。これら世界の混迷を、最も的確に説明出来る座標軸が、他ならぬ文明法則史学なのだ。

日本創生と共生文明の創造を導く“羅針盤”

確かに、いきなり文明には周期があるなどと聞けば、ビックリして「にわかには信じ難い」と思われるのは当然だろう。何しろ世界史全体が相手だから、詳細に検証すれば10年はかかる。僅か3時間程度の講義で伝えられるのは、骨子と結論のみになるのも致し方ない。

が、しっかり学ぶほど、曖昧な気持ちは確信に変わっていく。文明法則史学が示す将来ビジョンこそ、日本創生と共生文明の創造を導く21世紀の“羅針盤”なのだ。

この学問は、歴史の定説を基本に帰納法でまとめられている。一般史学がベースなのだから、(細部への指摘を除けば)根本的な反論というものが出てこない。塾生諸君も思う存分、検証してみたらどうか。

最初の内は、この学問が分からなくても構わない。これから我々は、世界の危機に立ち向かっていく。林塾に集まるのは、「地球人類体」を救う志士政治家だ。この文明論を、21世紀の荒波を越えていくための羅針盤として、存分に生かしてくれたらいい。

★☆本メルマガを知らない林塾・塾生がいることに驚く

3月27日(水)、林塾「政治家天命講座」第8期・関西3月例会で講義。計22名が参加(塾士10名、塾士補3名、塾員3名、塾生6名)。今月は5会場全てで講義するが、その最後が今日の関西講座。縦横無尽に講義し、大いに盛り上がる。

驚いたことに、塾生たちの中に本メルマガを知らない者がいた。そこで、第700号に書いた文明交代期の様相についての文を、講義の補足として再度下記に掲載する。(抜粋)

「文明法則史学の創始者は、市井の大学者であった村山節先生。村山先生が東西文明の交代を発見されたのは、およそ75年前のことである。21世になると、西の文明は衰亡し、東の文明が興隆すると。

文明交代期は800年毎に起こり、約100年間続く。村山先生は、1975年頃から交代期に入ったと分析され、1975年以降を4期区分して、その様相を説明されていた。それを元に綜観の見解を加えると下記のようになる。

第1期は1975年~2000年だから、既に終わっている。この間、西の文明では西欧の没落、アメリカの社会病理、東欧の激動、ソ連の解体が起きた。これに対して東の文明では、日本を先頭に韓国・台湾・シンガポールなどが成長し資力が集まった。

第2期は2000年~2025年。今現在だ。西の文明では、EUが混迷して民族主義が高まり、アメリカの指導力低下がする。東の文明では、イスラムが台頭し、中国が急激に膨張し、新文明に必要な技術・発明日本から起こる。

第3期は2025年~2050年で、この頃が文明転換のピークとなる。環境破壊・異常気象・天変地異が世界的に発生し、食糧危機に伴う人口移動が心配される。膨張資本主義は、中国経済の崩壊、ドル基軸通貨の終焉と共に幕を閉じる。中東などで大規模戦争の危険が高まる。この世界的危機を救おうとして、学術維新(共生哲学・綜合学問)が日本から興り、いよいよアジアルネサンスが始まる。

第4期は2050年~2075年。この頃になれば、文明交代期の激動が落ち着いてくる。日本人は世界で活躍しているだろう。※なお第3期の文明転換現象は、早いものは第2期から起こってくる。

文明交代期には“膨張帝国”が登場し、それまで栄えていた文明を終わらせていく。800年前はモンゴル帝国による世界征服、1600年前はフン族とゲルマン民族の大移動、2400年前はアレクサンドロス大王の東方大征服がそれであった。今回は、膨張する中国が、その役割を担うことになってきたようだ。」(後略)

★☆武士道は消えていない

3月28日(木)、大阪から福島県(白河)に大移動。双林塾(綜學社主催・野地数正事務局長)で、綜學概論シリーズの綜まとめとして武士道哲学を話す。

武士道は消えてはいない。現代にも十分生きているし、今こそ日本哲学の精髄として見直さねばならぬ。

文明法則史学では、1600年(1文明年)の前半を文明準備期、後半を文明創造期と呼んでいる。前半800年間の“仕込み”や“段取り”によって、後半800年間の活動が決まっていくのだ。内面的なことを言えば、前半に練り上げられた理念や精神が深いほど、後半が充実するというわけである。

「東の文明」は、21世紀を文明交代期としながら、既に文明創造期に入っている。我が国もその中に含まれ、これまで800年間養ってきた基本精神が、今後の興隆を方向付けることになる。

日本にとって前半800年間に練り上げた精神が何であったかと言うと、ズバリ武士道だ。およそ800年前に武士政権が確立(1192年頃の鎌倉幕府成立)し、室町時代、戦国時代、織豊徳川時代と、武士の世が続いた。

明治以降の近代化の中にあっても、武士道精神は余熱の如く存続した。が、大正時代頃にこれを見失いかける。その反省から、昭和に入って日本回帰の運動が起こされる。その後、敗戦と共に日本弱体化政策が進行し、日本人はすっかり骨抜きにされたかに見えた。

日本は必ず蘇生する

ところが今、新たな日本復活の動きが芽生えてきている。30年前に比べ、格段に日本再生を語り易くなってきたではないか。以前なら、「日本が好き」と言っただけで右翼のレッテルを貼られたが、最近は随分違ってきた。

後れを取ることなく「私」を前に出し、「公」のために命を賭ける。嘘偽りは恥であり、信義を重んずる。卑怯な振る舞いは決してしない。いつでも刀を抜けるよう、心身を鍛えておく。それが武士の生き様だ。

この精神があれば、日本は必ず蘇生する。日本人が天命に燃えるのは、いよいよこれからである。