憲法改正についてのご質問を頂く

こんばんは。自宅事務所の窓から見える林檎の木に、若葉が沢山出てきました。

明日の午前中は綜學社の企画会議、午後は政経倶楽部連合会・東京支部例会へ。
メインの講師は、野田佳彦前首相です。彼が1時間のまとまった講演をするのは、首相退任後初めてのことだそうで楽しみです。
一般社団法人・政経倶楽部連合会HP→  http://www.seikei-club.jp
お申込・お問い合せ→ info@seikei-club.jp

◆林塾出身者の選挙情報です。ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

4月7日(日)選挙戦開始→14日(日)投開票
○井(いい)英昭塾員(5期生・大分県竹田市議選)

4月14日(日)選挙戦開始→21日(日)投開票
○何川(なにかわ)雅彦塾士補(7期生・熊本県上天草市議選)
○阿部利基塾士補(7期生・宮城県石巻市議選)

6月14日(金)選挙戦開始→23日(日)投開票
○伊東央(ひさし)塾士(5期生・東京都議会議員選挙・小平市選挙区)

◆9日(火)は浜松で講義があります。是非ともお運び下さい。

東林志塾(浜松)4月9日(火)講義開始は午後7時
昭和の大思想家・パナソニック創業者「経営の神様は、こう語った」第12回
国難の日本。今こそ、松下幸之助塾長の原点に帰ろう!
PHP大学をつくりたい。こころを許して遊ぶような人は経営者にはなれん。
経営とは一見些細なことの積み重ね。名人達人だからこそ言える言葉。 他
なんとかせんといかん、なんとかせんといかん、日本はこのままではあかん。他
※江口克彦著『松下幸之助【随聞録】心はいつもここにある』PHP文庫を使用
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円
電話053・473・5715(事務局・野上孝さん)
→ hm813722@fsinet.or.jp

●日記● 平成25年4月2日~4日

★☆久野晋作塾士(参院選千葉選挙区候補者)の演説に拍手鳴り止まず

4月2日(火)、林塾「政治家天命講座」第8期・東北関東合同4月例会で講義。
栃木県・那須塩原の会場ホテルに32名が集結。
政経倶楽部からは、吉田平理事長以下2名がお越し下さった。

今日は、日本史に見るSS(ソーシャル・システム、社会秩序)の盛衰と、近現代日本史について解説。
ここに、我々が進める日本創生の基本軸がある。東北・関東2会場合同により、切磋琢磨のエネルギーが高まったことを感じた。

講座の最後に、7月の参院選に出馬が決まった久野晋作塾士(3期生・千葉選挙区・維新公認)が、志士として生きる決意を切々と演説。
拍手が鳴り止まず。

★☆経営者の思いや、ご苦労を学ばせて頂ける貴重な場

4月3日(水)、朝6時からの林塾早朝稽古を見学。
8時からは第7期生(2名)の終了認定式に臨む。
これは、昨年12月の最終例会に不参加であった2名のために開いたもの。

その後、東京に移動し、夜は経世志塾(長屋貢司代表世話人)で講義。
湯島天満宮拝殿で参拝してから、会場である参集殿に入る。
松下幸之助翁83歳のコトダマを、じっくり味わいつつ話した。

ご参加の皆さんに、7月の参院選に出馬が決まった久野晋作塾士(3期生・千葉選挙区)の応援をお願いする。

終了後は、世話役の長屋代表、利根川さん、松田さん、福田さん、吉田さんたちと懇親会。経営者の思いや、ご苦労を学ばせて頂ける貴重な場である。

★☆憲法改正についてのご質問を頂く

4月4日(木)、東京湯島の定宿の朝。すぐ近くの妻恋神社・妻恋稲荷と神田明神に参拝。それから湯島聖堂(昌平坂學門所)の大成殿で孔子に拝礼。

昨日開催された経世志塾会場の湯島天満宮(参集殿)も、林塾「政治家天命講座」関東例会会場の朝陽館も、全て定宿から歩いて行ける距離にある。

さて、Yさんという女性から、メールで下記のようなご質問を頂く。
文面からして、まだ綜観の講義を聴いたことのない方のようだ。
皆さんに共通したご質問だと判断したので、本メルマガで答えさせて頂く。

「林先生は講演の中で、『憲法(いつくしきのり)』に関してお話されることはあるのでしょうか。ここ数年で憲法や法体系に関する情報に触れることが多々ありまして、諸問題の根源的な問題はここにあると感じています。

日本国憲法(占領憲法)が「憲法として」無効であることの確認宣言、同時に大日本帝国憲法の復元と改正。これが日本の真の蘇生であると感じでいます。」

綜観が新しい日本の社会秩序(SS)建設について述べる際、必ず憲法に触れている。憲法は会社に置き換えれば、経営理念+定款にあたる。そこには創業精神や経営の目的、さらに会社の組織や事業内容などがまとめられている。
それらが整っていてこそ、国家経営も会社経営も揺るぎ無いものとなるのだ。

憲法とは、国家国民の希望が集約されつつ、まとめられていくもの

文明法則史学の分析によれば、憲法にあたる法規は、SS(ソーシャル・システム、社会秩序)が誕生し、その成長が進む課程で制定されている。
奈良平安SSでは大化改新の後で大宝律令などが、鎌倉室町SSでは鎌倉幕府成立の後で貞永式目が、織豊徳川SSでは徳川政権の成立の後で武家諸法度が、近代日本SSでは明治維新の後で大日本帝国憲法が制定された。

例外は聖徳太子の憲法十七条で、大和朝廷SS(古墳時代)が終了した後の混乱期に出されている。但し憲法十七条は、憲法と言うよりは役人に示した就業心得のようなものであり、国家の基本構造をまとめているわけではない。
従って、これを大宝律令や貞永式目と同列に置くことには無理がある。

もう一つの例外は、敗戦直後に定められた日本国憲法だ。この憲法に人類の理想の一端が示されているとしても、占領下に押し付けられた暫定法規であることは否めない。義務よりも権利が大きく打ち出されており、国民が勝手主義の自由や悪平等に染まるよう、巧妙に仕組まれているようにも見える。日本国民の徳性を低下させる元凶であったという指摘が出てくる所以である。

“正式な”憲法というものは、SSが誕生してその骨格形成が進む中、国家国民の希望が集約されつつ、まとめられていくものだ。事実上の占領下に短期間の翻訳で出されたものを、国家の最高法規と呼ぶのは、素直に考えておかしいだろう。

新しい憲法の制定にあたっては、一度に完成させようなどと焦ったりしないことだ。何度かの改正を経て、じっくり時間をかけながら練り上げていくのがいい。拙速を避けよということである。

「日本人として、使命に生きることに無上の感激が生まれる」という前文を

そうはいっても、このまま占領憲法を放っておくわけにはいかない。日本が事実上主権を失っていた状態の下で、仕方なく受理したものであるということを明らかにし、主権回復後は停止すべき暫定法規であったとして一旦これを破棄。
つまり明治憲法に戻す形を取り、その上で憲法改正に取り組むというのも方法だろう。

注意点だが、日本にとっては占領憲法の破棄であっても、アメリカにしてみれば太平洋戦争の意義の放棄ともなる。正義を通すには手順が必要だ。
アメリカ世論を味方に付けるべく、日本人の心情を真摯に訴えるといった姿勢も要ると思う。

進め方としては、新憲法の基本精神(前文)を明らかにするところから始めてはどうか。日本とは如何なる国か、国体(国柄)の意味とは、日本の国是は何か、などを示していくのだ。

日本とは如何なる国かと問われれば、中心が明らかであり、タテイトの連続性が維持され、国民が和親一体となった「大きな和のくに」と答えることになる。
それが日本の国柄である。

それから、国家100年の計(SS成長期150年の計)となる国是について。
林塾では、東西文明の共生や人と地球の共生を内容とする「共生文明の創造」、日本人の徳性を高めていくことを国づくりの基本とする「高徳国家の建設」、環境破壊型の膨張資本主義に替わる新経済システムである「公益経済の確立」の三つを国是三綱領としている。

地球環境といえば、北極海の氷は夏季ばかりでなく、冬季も縮小しているらしい。
温暖化の影響なのだろう。今世紀中に地球の平均気温は、4~6度くらい上昇するとのこと。海面がさらに上昇し、山火事が頻発すれば、人類の存亡を脅かすことにもなりかねない。森林消滅と動植物の種の消滅も進んでいる。人口増、途上国の食生活の向上、水不足によって引き起こされる食糧危機も、この先覚悟しておくべきだ。

世界が協力してこれらの問題に立ち向かわなければ、何事もなく2050年を越えるということは難しい。人口が10分の1以下に激減し、文明がいっぺんに退化するという事態も起きかねない。

「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」は、日本人が文明交代期を突破し、さらに新日本SSを百数十年かけて成長させていくための根本指針となるだろう。

前文にそれらに通ずる言葉を入れ、そこを読めば、日本人として使命に生きることに、無上の感激・感動が生まれる。そういう基本精神であって欲しい。