改革成功の基本~トップが本氣で、メンバーが前向きであること

こんにちは。伊那谷から木曾谷へ抜け、名古屋経由で浜松に戻りました。

◆明後日4日(火)は林塾「政治家天命講座」第8期・東日本合同講座で講義。
さらに5日(水)は東京、6日(木)は会津で講義します。

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)6月5日(水)午後6時~9時
「経営の神様は、こう語った」第4回
松下政経塾を命懸けでやる。倒れても、倒れても起きあがって、次の目標に向かえ。
無税国家を提唱。経営者は自分の考えを、もっと社員に訴えよ。他
さらに、国際情勢や政局などの時事問題、「経営問答」に話題を広げ、縦横無尽に「林節」を講義!
※江口克彦著『松下幸之助【随聞録】心はいつもここにある』PHP文庫を使用
会場:湯島天満宮 参集殿(文京区湯島)
参加費:5000円
事務局:株式会社 國立 関根國哲さん
fax 03-3802-8075 keisei-08@kunitachi.co.jp

☆会津立志セミナー「武士道」
山鹿兵法・葉隠武士道に学ぶ サムライの覚悟と本氣
6月6日(木)午後6時半~9時

第1回 武士道に、いざ入門
忠義・覚悟・武勇~武士道の基本精神とは
大石内蔵助も用いた山鹿兵法の極意「一向二裏」とは
山鹿兵法が教える組織掌握の心得とは 他
会場:アピオスペース 参加費:4000円(単発)
詳細 → URL: http://www.lisshi.com
(事務局・野口さん) 

●日記● 平成25年月5日30日~6月1日

★☆改革成功の基本~トップが本氣で、メンバーが前向きであること

5月30日(木)、九州政経倶楽部(西座聖樹筆頭代表)で講義。
テーマは「二宮尊徳」。尊徳は農政指導者として農村や藩の復興・改革に務めた。

改革が成功するかどうか。その基本は、トップが本氣であるということと、領民(メンバー)が前向きになっているというところにある。他人事ではなく、我が事であると自覚しているかどうかが岐路となるのだ。

二次会では、西座筆頭代表ほか主要メンバーと、日本の進路と九州のビジョンについて語り合う。思う存分、意見を交換出来たと思う。

この日、林塾から6名が参加してくれた。
冨安正直塾士(5期生・前苅田町議会議員)
倉掛賢裕塾士(5期生・大分市議会議員)
古川裕紀塾士(5期生・神埼市議会議員)
下田 寛塾士(6期生・鳥栖市議会議員)
金子和智塾生(8期生・田川市議会議員)、
奥村直樹塾生(8期生・北九州市議会議員)

★☆正義は、ただそのままでは勝てない。ではどうする?

5月31日(金)、福岡から浜松へ4時間かけて移動。執筆や庶務を進められた。

ところで、外交で味方になってくれる国とは、一体どういう国か?
一言で言えば、こちらと利害の重なる国だ。
利害が重ならなければ、国も人も、基本的に傍観したままとなる。

それでも、利害に関係なく賛同してくれる場合がある。
そのときは、声の大きい方、則ち宣伝戦に長けたほうの国を支持しているはず。

もっと明瞭に言えば、声が大きくて「勝ちそうだと判断した国」を選んでいるのである。誰だって、負けるほうに味方して、後で損をしたくはない。

残念ながら、正義は、ただそのままでは勝てないのが現実だ。
正義とそれを貫く力、さらに啓蒙する努力がなければ結局負けてしまう。

それに、外交では、正義なんて宣伝戦の“道具”に過ぎない。
相手を倒すため、後から大義名分や理由を立ててくるのが普通だ。
特にアメリカという国が宣伝戦に巧みで、日本も酷くやられてきた。

正義はこちらにあるから大丈夫。多くの日本人は、そこで安心する。
甚だしければ、勝敗を度外視し、敗者の儚き(はかなき)美意識に酔ったりもする。だが、それは正義の側の甘えと慢心に過ぎない。

もう一度言う。正義は、ただそのままでは決して勝てない。
本氣で日本を守りたいなら、世の中は利で動くという韓非子の思想が必要不可欠である。特に乱世の指導者には。

★☆好きではない仕事で経営者になってしまったが大丈夫だろうか?

6月1日(土)、今日は長野県伊那市で講演。
移動の電車の中で、下記の文をフェイスブックに投稿。

先日(30日)の福岡講演の参加者から「自分は好きではない仕事で経営者になったが、このままやっていて大丈夫だろうか」というご質問を頂いた。
ずっと以前からの悩みとのことである。

結論から言えば、全く問題なしだ。好きな仕事を選べる人なんて、ごく一握りしかいない。それに好きな感情なんて、すぐに萎んでしまう。好き嫌いでやっていていいのは責任を伴わない趣味か余興であって、長く続けるべき仕事には、それを超えたところにある意識が必要となる。

孔子は「好んでしている人は、楽しんで行っている人にかなわない」と言った。だから、「好」の上の「楽」で取り組んだらいいのだ。

「楽」は、楽器の琴を表した漢字だ。楽器が奏でる音楽の心地良さ。
そのテンポに乗せられてする仕事は、気持ちと呼吸が楽(らく)になってテキパキ進む。没入と一体感、それが「楽しむ」という言葉の真意である。

また大和言葉では、楽し(たのし)の語源は「手伸し」であるという(『古語拾遺』)。天の岩屋戸に隠れていた天照大御神が復活したとき、神々が手を伸ばして喜び合ったのが由来だ。

大体、仕事であれ活動であれ、その意味(理念)を見出しながら、根気よく続けている内に楽しさが分かってくるものだ。気持ちというものは、徐々に深く入っていくのがいい。楽しさを見つけていく内に、段々離れらなくなっていくということだ。

人に対する感情も同じで、最初に好きになり過ぎるのは、舞い上がっていてあまり感心しない。少し経って粗(あら)が見えてきたら、後は嫌いになるばかりではないか。

そういうことだから、初めに好きでなかったとしても全然心配要らないと、その経営者に言っておいた。

◇高杉晋作の歌にあるではないか、楽しさは見つけたもん勝ち◇

では、どうやって楽しさを見つけるか。それには努力が肝腎だ。
こつこつ完成や解決へ向かうことの喜び。そこには感無量な達成感がある。岩屋戸隠れ解決のときがそうだった。

そして、勉強でも仕事でも、努力すれば結果が楽しみになる。
新しい商品やサービスを考案すれば、売る前からお客様の反応が楽しみになるだろう。汗をかき、知恵を使えば、楽しみ倍増という次第だ。

高杉晋作の歌(合作)にもあるではないか。「面白き事もなき世を面白く住みなすものは心なりけり」。放っておいたら面白きことは何も無い。そういう世に楽しさを見つけるのが、心の働きというものだと。楽しさは見つけたもん勝ち、というわけである。

◇「物的には知足」、「心的には無限」が新文明の基本理念となる◇

さて、今日は「自民党フォーラム伊那」で講演。綜観のテーマは、その晋作の歌である「面白き事もなき世を面白く住みなすものは心なりけり」。

滝壺に落ちる直前の船。西洋中心文明が行き詰まり、膨張資本主義が限界に達している今、それが世界と日本の現実だ。

物質文明の進歩で、生活は豊か、暮らしは便利になったように見える。しかし、現代人の実態は、“便利さ”に追いまくられる毎日ではないのか。「便利な技術」と、それを手に入れるためのお金の奴隷と化しているのだ。

これからは、「物的には知足」、「心的には無限」を基本理念に、共生文明の創造に向かわねばならない。物心が調和した満足度の高さが、良い国かどうかの重要なモノサシとなるだろう。そのときこそ「心の働きで無限の面白さ・楽しさを見つけよ」という、晋作の精神が生きてくるに違いない。

そういう話をベースに、日本再出発のため、伊那谷に共生文明のモデルを起こそう、皆さんにはその先駆けになって頂きたいと檄を飛ばした。

◇「自分の考えに間違いはなかった。今日はそれを確認出来た」◇

続いて、綜観の盟友である宮下一郎衆議院議員が講演。日本が抱える諸問題を、とても熱心に解説された。さらに宮下&林で対談(綜観は質問役に徹する)。

宮下さんのお話は、財政の現実、アベノミクスの実態、伊那谷の将来ビジョン、外交・安全保障問題、TPPと食糧問題、エネルギー・地球環境問題など、多方面に及んだ。当事者の立場から語られる内容ゆえ、聴衆を引き込む説得力と迫力があった。その全体観と詳細分析は、まさに「日本の知恵」であると思う。

講師紹介は伊那谷文明維新塾の佐々木祥二県議(駒ヶ根)が、司会進行は清水正康さん(林塾1期生・宮田村議)が務めて下さった。また、東京から文明法則学研究所の服部匡成所長がお越し下さった。

懇親会では、「自分の考えに間違いはなかった。今日はそれを確認出来た」という感想を述べてくれた青年が二人いた。次代を担う若者が、確実に育っていることが分かり誠に嬉しい。