初代総理大臣・伊藤博文。その「人生の原点」とは?

こんにちは。台風の影響からか、浜松では強い風が吹いています。
綜観は明日から西日本を回ります(神戸→広島→岡山)。

◆下記は林塾の今月の選挙です。伊藤塾士は識見に優れ、腹の据わった人物です!ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます(東京・小平市)。
東京都議選 伊藤 央(ひさし)塾士(6期生)06/14告示・06/23 投開票

◆明日13日(木)は神戸、明後日14日(金)は林塾「政治家天命講座」
第8期・西日本合同講座(広島)、明々後日15日(土)は岡山で講義します。

☆今啓林会(神戸)6月13日(木)午後6時30分~9時 ※曜日にご注意!
日本人力を養うための「日本学」講座 第1回
日本には、眠っている底力があります。日本人が持っていた本来の考え方、感じ方、行い方を取り戻せば、日本は必ず甦ります。「和の哲学」講座の決定版!
第1回「日本主義」~我が国創業の原点とは。国民共通の大目標を立てよう!
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

☆岡山セミナー
あの西郷隆盛が心酔! 幕末維新志士たちの共通の師「佐藤一斎」とその著『言志録』に学ぶ修養と処世の基本 其の四
古今第一等の人物となれ。単に読書好きというだけではダメ。
創業にこそ文治、守成にこそ武備が必要。小人もいないと困る。 他
日時:6月15日(土)午後6時~8時
会場:サン・クリニック アイナリーホール(岡山市中区中井248‐8)
申込:電話086・275・9501(月~金 10:00~17:00)

●日記● 平成25年6月8日~11日

★☆初代総理大臣・伊藤博文。その「人生の原点」とは?

6月8日(土)、「もし現代に松下村塾があったなら」本講座の第1回目を、京都の町屋「ちおん舎」で開く。前半はファシリテーターの嘉村賢州さんのリードによる対話。後半が綜観の講義。

今日は「原点」が主題なので、幕末の志士が何を原点に成長したかについて話した。例は初代総理大臣の伊藤博文。伊藤の原点は、師である吉田松陰先生から学んだ仁や義の教えと、英国に渡って気付いた危機感にあった。

伊藤は23歳のとき、5名の若者と共に英国へ留学。ロンドンに着いて半年後、外国艦隊が長州に対する報復攻撃を準備しているという新聞記事を見る(ロンドンタイムス)。

伊藤と後に初代外務大臣になる井上馨は、長州と日本を守るために急遽帰国。あとの3名は残って学習を続け、それぞれ鉄道・造幣・工業の分野で日本の近代化のために貢献することになる。

伊藤が祖国の危機を知って帰国したのは、師の教えがあったからだ。

師の教えも、海外で感じた危機感も、どちらも伊藤の人生にとって、大事な原点になった。若いときの学問や体験は、本当に重要だ。

この日は30数名が参加。参加者の平均年齢は25歳くらい。
意識レベルが、頗る(すこぶる)高かった。

◇江戸時代前期の大学者、伊藤仁斎の書が見つかる◇

会場の「ちおん舎」のご主人は、第13代・西村吉右衛門さん。
遠祖は奈良の工匠神人で、平安遷都の際に京都に移住されたというから、これ以上ない生粋の京都人だ。

講座が始まる前、ご主人から「林先生、いい掛け軸が見つかりましたよ」と話しかけられた。「徳必有隣」。江戸時代前期の大学者、伊藤仁斎の見事な書だ。この言葉は『論語』が出典であり、「徳を積んでさえいれば、必ず近くに同志が現れるもの」という意味である。歴史的に価値の高い掛け軸が、家の中で発見されるという事にも驚いた。

★☆一日で仲良くなり、一生忘れられなくなる独自の研修

翌9日(日)の午前中は、綜學社の加地理事と綜医学の研究会(京都)。
テーマは触覚と心覚(直感)について。オブザーバーは6名。

午後は、松林塾ゼミの1回目。数名の若者と共に、お互いを良く知って一日で仲良くなり、一生忘れられなくなる「独自の研修」を行う。この手法を、全国の学生に伝えていきたい。

10日(月)、林塾の新村和弘部会長(1期生・浜松市議)と会議(浜松)。
いくつかの報告を受け、今後の打ち合わせをする。

★☆吉田松陰先生が今の日本を見たなら、何と言われるか

6月11日(火)、今日は午後から雨になる。

9日の米中首脳会談を、皆さんはどう受け止めただろうか。細身のオバマ大統領と肥満体の習主席。対照的な両巨頭が、延べ8時間会談したという。

写真を見て感じたのだが、二人とも表情に苦悩が出ている。かつてのような世界指導力を失ったアメリカ、台頭はしたものの国内に諸問題を抱える中国。国内世論を気にしながら話し合いに臨まねばならないのだから、苦しいのも当然だろう。

オバマ氏と習氏。二人は黒人(ハーフ)と黄色人だ。白人以外の人種が、世界を指導しているということなのだから、時代が大きく変わったことに気付かされる。文明の転換を、よく示しているツーショットではあるまいか。

日本は安閑としてはいられない。習氏は会談で「広大な太平洋には両大国を受け入れる十分な空間がある」と語ったという(11日付・読売新聞)。要するに太平洋を二分しようという提案であり、日本は中国に呑み込まれることになる。

これから先、日本の頭越しに米中で取引が行われることが増えていくだろう。余程の覚悟と性根を据えて外交に立ち向かわなければ、日本の自立は保てなくなる。

吉田松陰先生が今の日本を見たなら、何と言われるか。「怒髪天を突く」の形相で日本人の不甲斐なさに怒ると共に、祖国の防衛に対して情熱的で且つ戦略的な発言をされるだろう。松陰先生や松下村塾を標榜するなら、命を賭けて政治を変え、日本を救うために動く人物となるべきだ。個人の自己啓発レベルに過ぎない松陰ごっこや村塾あそびを、厳に戒めねばならない。

夜は浜松の東林志塾で講義。「日本学」の第2回。
「平和」と「事なかれ」の違い。日本が神国である理由。三種の神器の意味などについて分かり易く話す。