青年期の学問と出会いが、その後の人生を決める

こんばんは。東京へ向かう「はやぶさ」の中から配信します。
今日は仙台で、「幕末志士に学ぶ」をテーマに講演しました。
参加者は約100名、その多くが経営者です。

幕末維新から何が学べるか、そもそも志士とは何だったのか。
取り上げる志士は、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛、吉田松陰、伊藤博文の5人。

彼らに共通しているのは、日本の危機を救うことに人生の原点を定めていたことと、人生の舞台を、幕府や藩を超えた大きなところに置いていた点にあります。要するに、識見が深くて広いのです。そのへんが、志士になるかどうかの違いでした。

平成の志士に求められる資質も、結局同じことです。

懇親会冒頭のご挨拶を担当された方から、「久しぶりに講演会らしい話を聞けた」というご感想を頂きました。この22日間、東北で4回講義しました。
喜多方(福島)、郡山(福島)、そして仙台が2回。さらに来月1日は、会津若松(福島)で武士道の講義があります。

◆皆様にご参加頂ける、今月下旬の講座です。お気軽にお越し下さい。
☆今啓林会(神戸)7月19日(金)午後6時30分~9時 ※曜日にご注意!
日本人力を養うための「日本学」講座
日本には、眠っている底力があります。日本人が持っていた本来の考え方、感じ方、行い方を取り戻せば、日本は必ず甦ります。「和の哲学」講座の決定版!
第2回「平和主義」~世界で一番闘争や戦争の少ない歴史を持つ国
日本が「神国」と呼ばれるのはなぜか。「三種の神器」は日本人力の基本。
国家を否定した世界主義が間違いであることの理由。他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

☆綜學義塾(東京)7月27日(日)午後2時~5時
老子と『道徳経』 経営者に必要な器量の養い方
研修の狙い→柔、弱、愚、拙~人間の奥行きと、惹き付ける魅力とは
会場:日本大学桜門会館(千代田区五番町2-6)JR市ヶ谷駅徒歩2分
受講料:一律5000円 懇親会費別途(午後5時~7時)
綜學義塾事務局:03・3700・5511(新舘建設株式会社内)

◆林塾7月の選挙のお知らせ
7月21日投開票・奈良市長選挙 池田のり久塾員(5期生・44歳・市議5期)
7月21日投開票・奈良市議会選挙 太田晃司塾員(6期生・34歳・新人)

◆林英臣親友の選挙お知らせ
9月8日投開票・佐賀県多久市長選挙 横尾俊彦(松下政経塾1期生・市長4期)

●日記● 平成25年7月15日~16日

★☆青年期の学問と出会いが、その後の人生を決める

7月15日(月)、昨日と今日、三カ所のお寺に墓参り。そして、実家の仏壇で般若心経を上げる。林の住む遠州は新盆が普通で、お参りする人をちらほら見かけた。

浜松の隣の磐田はイワタと読む。ジュビロ磐田のイワタだ。
磐田市見付にある玄妙寺参詣の後で、磐田原を開拓した赤松則良の旧邸を訪ねた。

旧幕臣の赤松は、蘭学塾に通い、長崎海軍伝習所で3期生として学ぶ。
伝習所には、1期生の勝海舟がいた。勝と赤松は、共に咸臨丸でアメリカへ。さらにオランダにも留学する。青年期の学問と出会いが、その後の人生を決めたのだ。

赤松は幕府瓦解で一旦身を引くが、能力を見こまれて働き、主に造船分野で活躍。その後、海軍中将、貴族院議員にもなる。

また、娘は森鷗外の先妻。孫は初代磐田市長なり。

勝海舟とからめながら、赤松男爵の話を3時間の講演にまとめられたらと思う。来年の遠州公開講座のテーマにするのもいいだろう。

磐田市と言えば、磐田市は信州の駒ヶ根市と友好都市縁組みをしている。
伝説に由れば、磐田の見付を荒らしていた怪物を犬が退治。犬を借りたのは磐田、貸したのは駒ヶ根。犬の名は、磐田では悉平太郎、駒ヶ根では早太郎と呼ばれているが、双方に同じ言い伝えが残っているのが面白い。

◇気が付かない人は、先が読めないでいる◇

なんて気が付かないんだろうと思う人がいる。そういう人は、先が読めないでいる。いきなりガミガミ怒っても、萎縮させるだけでダメ。「次はどうなるの?今度は何したらいいの?」と落ち着いて聞いてみよう。少しは動きが良くなるだろう。

◇今まで不遇だった人の活躍がはじまる◇

単に品行方正な人を育てるだけでは日本の危機は救えない。
旧体制を一新する大人物が、本当に必要となった。
日本を舞台に、ど迫力で世界を救え!
悉平太郎ではないが、真に強い犬は、うなり声で力を溜めている。
思いきり力を蓄えておけ! 歴史が君を引き上げる日が、必ずやって来る。

平成に入って、人物の小粒化が加速しが、やっと反転し、大人物の時代に移った。今まで不遇だった人の活躍がはじまるだろう。

人であれば、天分と時代が合わないことが不遇の意味だ。
明治以来、日陰者扱いされてきた日本の伝統文化も、不遇の代表であった。

★☆あらゆるものが行き詰まっている

7月16日(火)、浜松事務所の環境整備などを担当してくれる非常勤職員が見つかった。人手が欲しかったので、本当に助かる。

今、あらゆる分野で行き詰まりが起きている。膨張資本主義の限界、欲望民主主義の限界、部分科学の限界、西欧中心主義の限界・・・。
文明全体が限界を迎えた今、こうすれば人類は生き残れる、さらに進化出来るというモデルを、日本に起こさねばならない。

日本には、次に来る共生文明創造の担い手が沢山育っている。我々の足元に、いろいろなヒントや発明、手法が眠っているのだ。世界中がもっと日本に注目する日が、きっと来るに違いない。

さらに、東アジアの国々と組んで、新アジア文明を興すというのが、綜観(林)の若い頃の夢だった。中国には、拝金膨張資本主義とは違う、天人融合の新文明を築いて欲しかった。この夢は、百年の未来に委(ゆだ)ねていくべきか。