デトロイトが財政破綻、その原因は、そして日本は…

こんにちは。浜松は小雨が降っています。今日は自宅事務所でデスクワーク。明日から3日間、東京出張です。

◆参院選で自民党が大勝。概ね予想通りの結果でした。
3年後の衆参ダブル選挙まで、焦らないで自力を蓄えることが肝腎です。

◆連載は1回休みます。

◇林塾・7月21日投開票の選挙結果お知らせ
次次点・奈良市長選挙 池田のり久塾員(5期生・44歳・市議5期)
2位当選・奈良市議会選挙 太田晃司塾員(6期生・34歳・新人)

●日記● 平成25年7月18日~23日

★☆これからの乱世を、どう乗り越えたらいいのか?

7月18日(木)、昼間はデスクワーク。夜は孫を連れて、東京から来たバイオリン奏者、ピアノ奏者のお嬢さんを鰻屋へご案内。

【本日の一言】これからの乱世を、どう乗り越えたらいいのか?
まず信念となる思想哲学を養おう。次に、文明レベルの世界潮流を学んで、未来を知ろう。そして、一生を賭けられる志を立てよう。さらに、得意技を持てば鬼に金棒だ。成長し活躍出来る元を起こすのだ。

★☆凧合戦の、一番地味な役割

7月19日(金)、神戸の今啓林会で「日本学」2回目の講義。
講義の後半、用意していない言葉がどんどん出てきた。その例を下記に一つ。

浜松は5月の凧合戦が有名だ。最大8帖の大凧を揚げるのだから、沢山の人員が必要となる。目立つのは、揚げるときに凧に付いている人たちで、ギャラリーの視線が全部集まる。

でも、目立たない人たちのお陰で凧は揚げられる。一番地味なのは、凧の糸切り合戦に負けたときに、飛んでいった凧を拾う役割の人たちだ。誰もいない遠い風下で、祭りの期間、ずっと待機するだけの仕事だ。

いなければ困るが、誰も注目してくれない役割が、この世には沢山ある。
そういう人たちの苦労を知るところから、帝王学がはじまるのだと思う。

本日の講座に、林塾から下記の3名が参加。
福丸孝之塾士(1期生・内務総監・大阪府茨木市議)
布田拓也塾士(3期生・国是部会長・大阪府泉佐野市議)
上田光夫塾士(5期生・情報部会長・大阪府茨木市議)

★☆大きな集まりも、要になる最初のメンバーが肝腎

7月20日(土)、京都・綜學社研修所で、林塾出身の市長と懇談(下記3名)。
辻宏康塾士(2期生・大阪府和泉市長)※先月、2期目の当選を果たす松尾崇塾士(3期生・神奈川県鎌倉市長)※10月に2期目の選挙あり
藤井浩人塾士補(7期生・岐阜県美濃加茂市長)※先月当選し、現在全国最年少

辻市長と松尾市長の人相が、益々良くなっている。流石(さすが)だと思う。
イケメンで知られる藤井市長の人相は、4年後の変化が楽しみ。
お手伝いに、濱野夕希子塾員(5期生・綜學社メンバー)が来てくれた。

【本日の一言】高い建物ほど基礎に手間がかかる。人の集まりも、活動体として生命力の高いものにしたければ、要になる最初のメンバーが肝腎だ。
いきなり数を集めると、ろくなことがない。発会式がピークで終わってしまう。
焦らないで目的に向かう冷静さがあれば、きっと上手くいく。

★☆林塾・拳闘(ボクシング)同志會で練習

7月21日(日)、林塾・拳闘(ボクシング)同志會(仮称)に参加
(綜観は2回目)。林塾の南出賢一塾士(4期生・大阪府泉大津市議)が指導。
会場は西宮の甲子園ボクシングジム。前回よりも実戦的な練習が増えた。

参加者は、南出塾士、綜観、学生インターン1名、下記塾士3名(計6名)。
福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)
布田拓也塾士(3期生、大阪府泉佐野市議)
石川勝塾士(4期生、元吹田市議)

暑い中、エアコン無しの練習は汗が大量に出る。
終了後、綜観は京都研修所に戻る。一人でビールを飲んでいたら、「もし松」メンバーの岩井直也君(京大4回生・法学部)が来所。徒然なるままに話す。

★☆鈴鹿の国一宮・椿大神社にある、松下幸之助社に参詣

7月22日(月)、鈴鹿市の石薬師寺、椿大神社、勝速日神社に参詣。

石薬師寺は頼朝の弟、源範頼(のりより)が平家追討の折り、途中で寄ったという伝説のある寺だ。綜観が住む浜松市蒲地区は、範頼が育った土地であり、範頼は蒲冠者と呼ばれていた。いつか行きたいと思っていたお寺に、やっと参拝出来た。

椿大神社は鈴鹿の国一宮。松下幸之助が何度も参詣しており、茶室も寄付している。茶室の隣に松下幸之助社があり、心を込めてお祈りした。

主座を保ち、衆知を集め、和を貴ぶ。松下幸之助塾長が説く、日本の伝統精神3カ条だ。一人ひとりが日本人であることに立ち位置を定め、お互いの知恵を出し合い、大きな絆を養いなさいという教えである。

★☆侍に必要な能力に殺気を出すということがある

7月23日(火)、今日の浜松の最高気温は38度。

【本日の一言】侍に必要な能力に殺気を出すということがある。
殺気は、威嚇や脅しとは違う。負けまいとする気負いとも異なる。
正義を通すため、相手を一飲みし、一刀のもとに斬り落とす気迫が殺気だ。
殺気を出せなくなったら引退のときとなる。命がけの相手ほど怖いものはない。

◆◆◆デトロイトが財政破綻、その原因は、そして日本は…◆◆◆

◇繁盛していた頃のツケが回ってきた◇

デトロイト市が財政破綻した。負債額180億ドルは、アメリカの自治体で過去最高額。参院選の報道が賑わう中、19日(夕刊)・20日・23日付読売新聞に、同市破綻のニュースが出ていた。

デトロイトは、言わずと知れた自動車の町。フォード、GM、クライスラーの、いわゆるビッグ3が市を繁栄させた。しかし、次第に自動車産業は成長力を失い、GMとクライスラーが2009年に経営破綻。生産拠点は海外に移っていった。

市は、自動車産業の行き詰まりと共に衰退。市内の街灯の4割は点灯せず、パトカーは老朽化、救急車も半分以上が故障中。行政サービスは低下し、失業者が増え、治安が悪化して(暴力犯罪が最悪レベル)、とうとう人口は約3分の1に減った。

財政破綻の原因は、元職員の年金や医療保険を支払うための借金にあるという。
税収が減るのが分かっていながら、社会保障費などの歳出削減に取り組めなかったのだ。生活を変えられないまま、繁盛していた頃のツケが回ってきたというわけだ。

アメリカの繁栄を支えたのが自動車産業であった。その中心であるデトロイト市の破綻は、アメリカ資本主義SS(社会秩序)の衰退を象徴的に表している。
膨張資本主義の限界をも示していると思う。

◇日本全体がデトロイト化しようとしている◇

デトロイト市の破綻は他人事ではない。国家の収入が減り、ツケは溜まる一方。
日本は先進国中で最悪レベルの借金大国だ。自治体も苦しんでいる。これから先、ますます少子高齢化と人口減が進み、社会保障費は自動的に膨らんでいく(毎年約1兆円)。

本当に、日本全体がデトロイト化しようとしているのが実態だ。確かに政治が悪かったが、膨張資本主義と欲望民主主義に挟まれて、目の前の場当たりな政策を掲げないと選挙に勝てないのだからどうしようもなかった。

「このままだと、日本中がデトロイトになります」、「もうお金はありません、我慢するしかないのです」、「生活の質から幸せの意味に至るまで、根本から切り替えざるを得ない世の中になったのです」などと、有権者に現実を訴えられる度胸が政治家にあるかどうかだ。