「得意自立人」によって組まれる「自立共生関係」

こんにちは。今朝、4歳2カ月の孫から言われました。
「ヂイヂ、恐いことがあったら僕が助けるからね。すぐ来るから言ってね」。

そう言ってくれる直前、昨日の予防接種の際に貼られた絆創膏を剥がしてやりました。すると、注射のときは泣かなかったのに、剥がすときのピッとくる痛みで泣き出す始末。でも、たちまち元気になってヂイヂを助けるとのこと。

子供は立ち直りが早い。その「気持ちの切り替え力」を見習いたいものだと思います。

今、小倉へ向かう新幹線の中です。今夜は大分で、数名の首長と懇談(大分以外の市長です)。明日は阿蘇の賢人塾を訪問します。

◆平成25年度「遠州公開講座」10月27日(日)のお知らせ
開場:午後1時30分(開会2時)、懇親会:5時15分から
日本人力を養うための「日本学」講座
~日本を知りたい、自分の原点を掴みたい~
明治以降に失われた「日本の心」を、戦前にどう取り戻そうとしたのか
日本回帰が進んだのに、なぜ戦争に向かったのか。そして2020年日本再生へ
会場:浜松プレスタワー7階
参加費:3000円(学生無料)懇親会費:5000円
実行委員長:大倉雅之さん 090・1565・3780
申込→ enshu21@hayashi-hideomi.com

◆林塾の年内の選挙予定です。何卒宜しくお願い申し上げます。
10月27日投開票・松尾 崇塾士(3期生・神奈川県鎌倉市長選挙)
10月27日投開票・出田裕重塾士(5期生・兵庫県南あわじ市議会議員選挙)
10月27日投開票・冨安正直塾士(5期生・福岡県苅田町長選挙)
11月17日投開票・下田 寛塾士(6期生・佐賀県鳥栖市議会議員選挙)
11月10日投開票・五味伸亮塾士(7期生・香川県観音寺市長or市議選挙)

●日記● 平成25年10月5日~8日

★☆「得意自立人」によって組まれる「自立共生関係」

10月5日(土)、京都の学生・青年講座「もし松」で講義。
座長は大久保信克君。今日も沢山の若者が集まった。

今回のテーマは「人生ビジョン(本氣=立志)」。
用意していない言葉がどんどん出てきて、約90分を話しきった。
その一部を下記にご紹介。

仏教に「大乗」と「小乗」という言葉がある。大乗は皆と一緒に救われる「大きな乗り物」、小乗は自分だけの救いで終わる「小さな乗り物」のことだ。
綜観(林)の講座に参加する学生・青年は、一人残らず大乗に目覚めて、益々大きく生きて欲しい。

世界は今、文明転換期を迎え、年々混迷の度を深めている。
日本は、新しい社会秩序を誕生させる前の、生みの苦しみの中にある。

激しい変化の中を生き抜くには、既存の組織や団体をあてにしていてはいけない。たとえ大きな組織に属していても、そこに寄り掛かって日を過ごすのではなく、「一人になっても堂々と生きていく」という覚悟を持つべきだ。

まず、一個の人間として精神の自立を図ろう。志を立てて、納得のいく事に一歩を踏み出すのだ。でないと、一回限りの人生が勿体ないぞ。

一つコツを言えば、その志に「得意技」をつなげると良い。天性や特性を生かして、「これは自分にしか出来ない」という得意技(特異貢献応力)を養おう。得意技があれば自立力が高まり、君のことを世間が放っておかなくなるはず。それを通して大乗に進めばいいのであり、そういう域に達した人を「得意自立人」という。

そして、得意自立人は同様の仲間と同志になっていく。
その関係を「自立共生関係」と言う(その反対は依存寄生関係)。
志と得意技によって自立した者が集まって、はじめて同志団結の共生関係が創られるというわけである。日本を救う志士たちは、これからどんどん肩を組んでいくことになるだろう。

後半は嘉村賢州さん指導による「未来デザイン」のワーク。
人生ビジョンを集約させる素晴らしい研修となった。

★☆京都で学ぶ「眼力養成フィールドワーク」大局編

10月6日(日)、朝9時、綜學社・京都研修所に大学生ら5名の青年が集まり清掃。末利君、松島君、岩井君(兄)、岩井君(弟)、大平落君が参加。

午前中は綜観と加地到先生(内科医)による「綜医学」研修。
テーマは朝日を拝むことの効用と、国学(日本学)の真髄について。

愛知県でヨガ指導をしており、神道の行である禊を続けている山本道代さんも紅一点で参画。日本神話を学ぶ際、なぜ禊を根本とすべきかについてコメントしてくれた。

曰く、禊ぎは素直になって自分をリセットするためにあり、覚悟を決めて水に入り、頭で考えないで体得を重んじ、行として継続しなければならないと。そういう精神で神話を読めば、きっと霊性が開発されるのだと思う。

午後は、京都で学ぶ「眼力養成フィールドワーク」。
前回実施した「眼力養成フィールドワーク」原点編の結果発表がまだだったので、まずそれを聞く。その後、大局編の研修に入る。

ここから全国に京都が広がっている、
ここに世界に伝わった京都が凝縮・集約されている、
というポイント(物・人・場所など)を見つけ出し、写真5枚に収めよ、
というのが今日の課題。

2グループに分かれて出掛け、1時間と少しかかって研修所に帰還。
発表を聞いたところ、甲乙付け難い熱のこもったものであった。

綜學の「ものの見方」は、原点を捉え、全体を観ることによって成り立っている。それを体得して貰うための基礎研修が、このフィールドワークである。

★☆誰にでも一つや二つ、人に言えない不安というものがある

10月7日(月)、いろいろな人がいるなと思う。

金属の輝きが、身が震えるくらい嫌いだという人がいる。
人を傷付ける鋭利な刃物を連想するからだろう。

屋上の丸い貯水槽が、目を背けたくなるほど怖いという人がいる。
丸い物は転び易く、転落が心配になるからだろう。

快速電車に乗って駅を通過するのが不安だという人もいた。
駅は停まるためにあるはずなのに、とばしてしまうのは胸が締め付けられるほど悲しいということらしい。

誰にでも一つや二つ、人に言えない不安というものがある。
それを開示すると、気持ちがスッキリして救われるかも知れない。

★☆「覇道」「王道」「皇道」の違いとは?

10月8日(火)、浜松の東林志塾で「日本学」第六講を話す。
参加者に「覇道」「王道」「皇道(こうどう)」の違いについて考えて貰った。

「覇道」は武力や権力などで相手をねじ伏せ、国民を服従させる政治であり、「王道」は指導者の人間性や品格で国家・国民をまとめる政治だ。

中国では王道政治を理想とするが、王道には革命が付きまとっている。
指導者に相応しくない者が地位にあるときは、これを天命によって革める(あらためる)ことを容認しているのだ(革命思想)。

では「皇道」は何かと言うと、天皇の「国民を本とする思い」に対して、国民がその期待に応えようとすることで、君民一体となる政治のことである。

天皇の国民への思い。それは歴代天皇の詔勅や御製に、よく示されている。

そもそも、まつりごとを司るのが、天皇のお役目だ。まつりごとは、祭事(まつりごと)であり、政事(まつりごと)でもある。祭と政によって、祖神と国民をつなぐ。そのお役目を果たされることで、畏れながら「国民への思い」が研ぎ澄まされていくのだろう。

さて、覇道のキーワードは「力」、王道のキーワードは「徳」、では皇道は?
と質問したら、山本吉己さんが「忠」と答えてくれた。
「忠」は中心に向かう心のことであり、綜観もそれが正解だと思う。

日本が神代以来、連綿として続く国柄であるのは、本当に皇道政治の賜物だ。
神話と、神話に登場する神々への信仰と、神代以来続いている言語(大和言葉)と、国民の血筋(チスヂ)。これらが全て一体という国は、我が日本国のみなり。

神代以来続く「連続性の国」。だから「神国」と言うのである。