側近とは「トップの志を片腕となって実現させる人物」のこと

おはやうございます。
アメリカは、力でイランを抑えられなくなりました。
中東に対するアメリカの影響力が低下してきているのでしょう。
東アジアでは、中国が防空識別圏を設定。
日本・韓国・台湾に圧力を掛け、アメリカの出方を窺っています。
文明交代期に入っていることを、ひしひしと感じる年末となりました。

◆明後日30日(土)は飯田市で講義します。
☆伊那谷文明維新塾 11月30日(土)午後7時~9時
「2014年から始まる日本の時代、地方の時代」
南信州・飯田産業センター(旧・地場産業センター)
聴講料:無料
お問い合せ:0265・85・2070(事務局・清水正康さん)

●日記● 平成25年11月23日~27日

★☆側近とは「トップの志を片腕となって実現させる人物」のこと

11月23日(土)~24日(日)、綜學社主催「側近学」合宿講座を京都で開催。7名の熱心な受講者と共に学び合う。

来年の大河ドラマは、軍師として知られる「黒田官兵衛」。軍師、参謀、あるいは側近と呼ばれる者の役割とは何か。それは「トップの志を片腕となって実現させる」ところにある。

軍師・参謀としての側近は、トップが何をやり、何処へ向かおうとしているのかを、誰よりも大局的に把握していなければならない。そして、トップの中心力が高まるよう「活動の意義や目的、理念」を明確に掲げ、長期・中期のビジョンと戦略を構築し、さらに短期の戦術を練っていくことなどが仕事となる。

だから、トップ以上に優秀な知恵を持っていなければならない。
それと共に求められるのが、重厚深沈にして無私清廉な人格だ。
トップよりも目立ったら、その威厳を損ねてしまうだろうし、自己一身の成功に右往左往するようであれば、組織を乱す元ともなる。

政治家であれ、経営者であれ、立志を大成させた者は、必ず本物の側近を得ていた。活動や組織の中心的位置に立つ者は、すべからく側近の発掘と養成を、意識(目標)の中に入れておくべきだろう。

但し、側近は簡単に見つかるものではない。すぐに育つものでもない。
全ては縁であることを忘れてはならない。

24日(日)午後は、綜學社の臨時理事会が開かれる(5名参加)。

★☆「身の丈に合わない商売はしない」

11月27日(水)午前中、林塾の新村和弘塾士(1期生・政治家天命講座担当部会長・浜松市議)が来所。製作が戦国時代に遡るかと思われる日本刀を見せて貰う。

急に成長したものは、一時の繁栄の後、一気に落ち込んでしまう。郵政選挙で大勝利した自民党は野党に転落し、政権交代した民主党は大敗北を喫し、新党のブームもあっけなく過ぎ去った。

陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず。盛衰や循環は、まさにこの世の原理である。

私利私欲を中心に、直線的成長をひたすら目指してきた対立膨張型の旧資本主義も、盛衰の原理から外れることなく、遠からず終焉のときを迎えようとしている。市場は戦場、同業者は敵、社員は道具、数字のためならお客様を騙しても平気。世界中から資源・エネルギーを収奪し、環境が破壊されて異常気象が常態化。そういう経済と経営に、根本的な疑問を感じる人たちが増えてきたのだ。

長野県伊那市に、大企業の幹部が続々と訪れている会社がある。寒天メーカーの伊那食品工業株式会社だ。同社は、これからの経済原理となるであろう「公益経済」と、それを担う「公益経営」のモデル企業である。

同社には、「身の丈に合わない商売はしない」という根本指針がある。人を育て、組織を成長させるには、どうしても時間がかかる。芽を無理矢理引っ張ったら、伸びるどころか抜けてしまう。大木を育てるように「年輪経営」を進めていくのが、公益経営の基本なのである。

旧文明や旧資本主義が滝壺に落ちるときが、刻一刻と近付いている。公益経済や公益経営へ移行する決断は早く下したほうがいい。でも身の丈を考えつつ、焦らないで着実にいくべきことも忘れてはならない。その匙加減というものが指導者に問われてきている。