日本再生に生かすべき原点

こんばんは。師走に入り寒くなってきましたね。
一年の疲れが出るときに、さらに忘年会などが重なる季節です。

皆さん体調には十分注意しましょう、と言いたいところですが、私自身が昨日から風邪に罹ってしまいました。

でも今日の午前中、心配してくれた“強力なヒーラー”が、時間を空けて来てくれました。その治療のお陰で、喉の痛みは殆ど引きました。

明日から講義が続きます。東京→會津、さらに週末は京都です。
一講、一講、念子を込めて顔晴ります。

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)12月4日(水)午後6時~9時
「経営の神様は、こう語った」第5回
普通に考えておったらダメやな。経済も完全に破綻している。
政治が時代に遅れている。日本はこのままではあかん。松下幸之助という人。他
会場:湯島天満宮 参集殿(文京区湯島)
参加費:5000円
事務局:株式会社 國立 関根國哲さん
fax 03-3802-8075 keisei-08@kunitachi.co.jp

☆会津立志セミナー「武士道」
山鹿兵法・葉隠武士道に学ぶ サムライの覚悟と本氣
12月5日(木)午後6時半~9時
第3回 葉隠武士道と根気
あらかじめ勝っておけ~先手準備は必勝の心得
武士の基本動作と日本刀~武士にとって刀とは何か
功を急ぐな~大器晩成でいい 他
会場:アピオスペース 参加費:4000円(単発)
詳細 → URL: http://www.lisshi.com
(事務局・野口さん) 

☆現代版 松下村塾 開校(綜學社主催の学生青年講座)
もし現代に松下村塾があったなら next japan dialogue 連続4回講座
第4回のテーマ:松下村塾から日本が変わる! 行動力~知恵を使い工夫せよ!
日時:12月7日(土)午後2時~6時 終了後交流会あり
会場:ちおん舎(京都市中京区衣棚三条上る突抜町126)
詳細チラシ→  http://www.sougakusha.jp/archi……/1108.html
お申込・お問い合せ:090・1151・0954(綜學社青年部・大久保)
next.japan.dialogue@gmail.com

●日記● 平成25年11月29日~12月2日

★☆日本再生に生かすべき原点

11月29日(金)。今頃の時期は、蒲神明宮の鎮守の森から朝日が昇る。
また、拙宅2階の窓から、富士山の上半分くらいが見える。
寒いが、朝が清々しい季節だ。

昨日と今日は、来年度のシリーズ講義となる「江戸日本学」の資料を作成。

日本再生に生かすべき原点として、いくつかのポイントを挙げたい。
(古事記に伝わる大和言葉の世界観は、日本を貫く大原点であるから除く)。

新しいものから言うと、戦前の昭和に入ってからの日本回帰運動。
江戸時代の庶民文化。鎌倉以降の武士道哲学。室町時代の簡素幽玄な侘び寂びの精神。平安時代の国風文化。そして縄文文明(原始神道)だ。

これから、これらが重層的に蘇ってくるだろうが、特に江戸時代に学ぶことが重要になってきた。

理由は、2020年の東京オリンピック開催にある。
東京の原点は、江戸時代の素晴らしさにあるのだ。
江戸時代は、我々が想像する以上に、豊かで幸せな時代であったことが、幕末にやって来た外国人の記録から分かっている。

来年私は、「江戸日本学」シリーズの講義をはじめる。こう言うと笑われるだろうが、見えない世界から「やれ」と導かれているのだ。

兎に角、10年以上前から唱えてきた、2020年日本再生開始論が現実味を帯びてきた。オリンピックを契機に、日本は大きく変わるだろう。内外の情勢は厳しくなるが、必ず日本の時代がやって来るのである。

★☆「くず屋さん」が引くリヤカーを助けたら、お駄賃に10円を頂く

11月30日(土)、幼い頃の思いで話を一つ。

この10円は、貰い過ぎだと思ったことがある。綜観(林)が小学校の頃まで、巡回の「くず屋さん」がいて、要らない物や屑鉄などを買い取ってくれた。リヤカーを引くおばあさんの「くず屋さん」が、実家に時々やって来たのだ。

小学校1年生のとき、友達の家に遊びに行く途中で、その「くず屋さん」を見かけた。リヤカーは荷物で山のようになっている。おばあさんは、坂道を一所懸命登ろうとしているところだった。

私は「助けなきゃ」と思って、リヤカーの後ろを押した。おばあさんは驚いた顔をして振り向いたが、笑顔になって「ありがとう」と言った。

小学1年生の力だから、大した助けにはならない。坂道を上りきるまで、随分長い時間がかかったように記憶している。

おばあさんは「ありがとう、もう上ったからいいわ。これはお駄賃よ」と言って、10円硬貨をくれようとした。私は、お金を貰いたくてしたことではなかったので「いいです」と言って断った。

おばあさんは、何時間も地域を回って働き、やっとお金を手にされている。そういうお金を、ちょっと助けたくらいで頂くのは正直申し訳ないと思ったのだ。

おばあさんは手拭いで汗を拭きながら、「あのね、坂道で後ろを押してくれる子供がいたら、必ず御礼で10円を渡すことに決めているの。だから受け取ってね」と言う。ポケットの中に押し込むように渡されたので、私はまだ申し訳ないと思いつつも、お駄賃を頂くことにした。

当時の10円は、子供の一日のお小遣いであり、菓子パン一個か、お好み焼き1枚が買えた。私は、今でも貰い過ぎだったと思っている。

◇膨張資本主義で成り立っていた都会は、人を集める力を急速に失っていく◇

さて、今日は伊那谷文明維新塾で話す(95分間)。
講義の中に下記の内容を入れた。

明治維新以来、東京(などの大都会)が、地方の人材と元気を吸い上げてきた。いわゆる東京一極集中だ。この流れが、これから大きく変わっていくと予想する。

地方には何も無いと思うのは錯覚である。地方には、綺麗な空気、清らかな水、豊かな自然、広々とした土地、美味しい食べ物、あたたかい人情などがある。

さらに、豊富な森林資源もある。材木を組み合わせることで、9階くらいまでの高さなら木造建築が可能なのだそうだ(『里山資本主義』角川書店)。しかも技術の進化によって、耐震性や耐火性にも優れているとのこと。
湿度の高い日本には、もともと鉄とコンクリートの建築物は合っていなかった。木と紙を主要資材とした建築に転換することは、健康にも大変いいはずだ。

また、地方はエネルギーの宝庫にもなれる。『里山資本主義』の中にもある「木質ペレット燃料」。近年注目されている「芋発電」。藻から“石油”をつくる「藻油田」など。これらは地方だからやれることだ。

略奪型膨張資本主義が崩壊すれば、従来型の経済活動は存続が難しくなる。膨張資本主義によって成り立っていた都会は、人を集める力を急速に失っていくだろう。

文明交代期に発生する現象に民族移動がある。まるで民族移動のように、10年くらいの間に集中して都会から地方へ人口が大移動する。そういうときが、やって来ると思われてならない。

リニア新幹線と共に、自然豊かな伊那谷には素晴らしい未来が眠っているのである。

本日は約100名の参加者が、とても熱心にお聞き下さった。
冒頭ご挨拶は、高橋岑俊(たかとし)県議(飯田市)、講師紹介は、佐々木祥二(しょうじ)県議(駒ヶ根市)、まとめご挨拶は、宮下一郎衆議院議員(長野5区)がお務め下さった。司会進行は、清水正康塾士(林塾1期生・宮田村議)が担当した。

また、伊那谷文明維新塾の世話人を長くお務め下さった小原茂幸さんや、三原一高さん(駒ヶ根市議会議員・副議長)、文明法則史学研究所の服部匡成所長をはじめ、多数の関係者がご参加下さった。

★☆こんなやり方では百年かかると笑われ、やっても意味が無いと無視される

12月2日(月)、風邪を引いたので今日は休養日。

幕末維新のとき、日本を変える志士は、主に下級武士の中から出た。
では平成の今は、どこにいるのか。それは地方議員の中から生まれる。

そういうインスピレーションを受けたのは、今から13年前。
松下村塾が建つ萩の松陰神社で講義した翌日のことだった。

国是を担う地方議員が立ち上がるということから、これを「国是担当地方議員構想」と名付けて政治塾をやってみた。

だが、うまくいかない。最初の頃、町会議員が一人いるだけの時期もあった。例会の参加者は、私を含めて3人だけのときもあった。
浜松はそんなであった。でも決して諦めなかった。

その一方で、全国各地の勉強会に市議が参加してくれるようになったり、村議が誕生したりして少しずつ仲間が増えてきた。

そこで8年前にまた閃(ひらめ)いて、その連中を誘って「政治家天命講座」というのをはじめた。長野や大阪、神戸からも集まってくれたが、1期目は10人足らずであった。

まわりから、こんなやり方では百年かかると笑われ、やっても国政にとって意味が無いと無視された。

世間の批判はどうでもいいことで、年輪のように段々大きくなればいい。
そう考えて、焦らないで続けてきたところ、ちょっとずつ広がってきた。
現在「政治家天命講座」は全国に5会場。これまで約百名の地方議員が志士に育った。

また、市長が3名誕生し、国会議員も5名生まれた。先々月に開始した国会勉強会は、その5名と「伊那谷文明維新塾」出身代議士の計6名が世話役になってくれている。これは国会松下村塾に成長することを願っている。

相変わらず私には何の力も無いが、弟子たちは本当にしっかりしている。
トンビから鷹が沢山生まれたらいいのである。