京都に託した吉田松陰先生の遺言

こんにちは。
武士道における究極の恋愛は、「主君に恋する」というところにありました。
日本人を考える上で、とても重要な視点と思います。

◆明日13日(金)は神戸、明後日14日(土)は岡山で講義します。
☆今啓林会(神戸)12月13日(金)午後6時半~9時
日本人力を養うための「日本学」講座
日本には、眠っている底力があります。日本人が持っていた本来の考え方、感じ方、行い方を取り戻せば、日本は必ず甦ります。「和の哲学」講座の決定版!
第7回「愛国主義」素晴らしい国、日本に生まれた喜び
「日本」「日の丸」~素晴らしい国名と国旗
積極進取の素晴らしい国民性
素晴らしい日本の風土と歴史、そして国体 他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

☆岡山セミナー~幕末維新に、いざ入門!(後編ですが初参加OK!)
幕末志士が学んだこと。志士たちは何故、日本の危機に立ち上がれたのか。平成のこの時代に、吉田松陰先生が生まれ変わったら、弟子に何を語り、自らどう動くか。師の吉田松陰、弟子の高杉晋作、その弟分・伊藤博文へと伝わるもの。他
日時:12月14日(土)午後6時~8時
会場:サン・クリニック アイナリーホール(岡山市中区中井248‐8)
参加費:2000円(初回無料)
申込:電話086・275・9501(月~金 10:00~17:00)

●日記● 平成25年12月6日~11日

★☆京都に託した吉田松陰先生の遺言

12月6日(金)、京都で開催の「もし松」講座で講義。
最終回の今日も、頗(すこぶ)る熱心な学生・青年が沢山集まってくれた。

最初に綜観(林)が、人間力養成4綱領である原大本徹(原点・大局・本氣・徹底)の、「林の例」を話す。さらに「徹底」の内容として、「略奪型膨張資本主義から公益共生資本主義にどう転換するか」について述べた。

それを受けて、ファシリテーターの嘉村賢州さんが参加者同士の「対話」を誘導。その気持ちの引き出し方が本当に素晴らしい。熱くて冷静に決意を言わせてしまうのだ。

頭はクール、でも心は大変ホット。
そういう「頭冷心狂」の志士たちが、京都から続々育ってきた。

吉田松陰先生は「京都に身分の隔てない大学校を興し、朝廷(日本)の学風を天下に示せ」という遺言を残されている。講座名の「もし松」は、「もし現代に松下村塾があったなら」の略である。

少しでも松陰先生の志を受け継ぎたい一心で、4回の講義を務めたつもりだ。
まとめ役の大久保信克君をはじめ、スタッフの皆さん本当に有り難う。
そして、会場の京町屋「ちおん舎」ご主人、西村吉右衛門さんに心から感謝御礼申し上げます。

★☆「京都の本氣」を写真5枚に収めよ

12月8日(日)、綜學社・京都研修所の一日。
午前中は「綜医学」の研究会を、加地到理事(内科医)と一緒に行う。
神話や大和言葉を学ぶことは、日本人にとって健康回復の基本であるという観点で研究。学生らがオブザーバーとして参加。

午後は綜學ゼミである「松林塾」。
今日のフィールドワークは、「京都の本氣」を写真5枚に収めよというもの。

学生・青年たちは、3グループに分かれて四条通り界隈を取材し、研修所に戻ってから発表と採点。今回も大いに盛り上がる。松林塾生の綜學的眼力は、かなり高まってきている。

綜學社は道場である。研修所を清掃し、「建学の精神」を唱和してから取り組むという作法が定着してきた。

★☆中東・北アフリカから欧州への難民が増えている

12月9日(月)、文明交代期に入っているのだなとつくづく思う。

中東・北アフリカから欧州への難民が増えている。長引く内戦、独裁政権の崩壊。経済は混乱し、大量の失業者が発生。生活に困窮した人々が職を求め、欧州へ“大移動”を始めたのだ。

中東・北アフリカは、かつてイギリスやフランスが支配した地域だ。そこから移民や難民が押し寄せ、欧州全体を不安に陥れることになったのだから、しみじみと文明の転換を感じてしまう。

800年周期による文明交代期に、必ず起こる現象がある。その一つが「民族移動」だ。800年前のモンゴル族の世界征服、1600年前のフン族・ゲルマン族の大移動、2400年前のアレクサンドロス大王の大遠征などがそれであり、これによって栄華を誇った大帝国(旧文明)があっけなく崩れ去っていった。

今回の文明交代期は21世紀の今である。欧州が心配するのは中東・北アフリカからの難民だが、日本にとって憂慮すべきは中国人民の大移動である。中国は海洋国家への野望を強く抱いている。尖閣諸島への圧力、防空識別圏の設定などは、文明交代期に起こる民族大移動の前兆として捉えておくべきだろう。

では、一人ひとりの国民としてどうするか。兎に角もっともっと祖国を愛そう。
そのために、誇り高き歴史を学び、素晴らしい日本文化を体得しよう。
大和言葉や日本神話によって、日本精神を身に付けよう。

亡国は、常に内から起こる。溢れんばかりの愛国心を持っている国ならば、外から侵されるわけがないのである。

◇雨降って地固まるのか、それとも雨降って崖崩れるのか◇

さて、本日9日(月)の夕刊に、ナンバー2について考えさせられる記事が1面に出ていた(読売新聞)。

北朝鮮ではナンバー2の張成沢氏が失脚し、国内ではみんなの党のナンバー2であった江田憲司前幹事長が離党したと。

ナンバー2が離れた後、国や党はどうなるか。雨降って地固まるのか、それとも雨降って崖崩れるのか。

ナンバー2が独断専行をやっていて、どうしても除く必要があったなら、雨降って地固まるとなるだろう。今まで我慢していたり、抑えられていたりした人たちも蘇ってくるはずだ。

そうではなく、ナンバー2がいなくなることで組織の求心力が一気に弱り、火が消えたように元気が無くなる場合は、雨降って崖崩れるとなるに違いない。

実際は、その間に揺れながら、組織運営というものが進んでいく。
いずれにせよ、トップの本気と器量にかかっている。

★☆「みんなの党や北朝鮮はどうなりますか」というご質問を頂く

12月10日(火)、(上記の)ナンバー2の話は昨日の「FB」に投稿している。それに対して、「みんなの党や北朝鮮はどうなりますか」という率直なご質問を頂いた。そこで昨夜、以下のように「コメント」を入れた。

みんなの党は、代表個人の党としての求心力を取り戻すものの、もう自民党に対抗する新勢力の中心軸にはなれない。逆に、自民党に擦り寄る形でしか存在感を示せなくなる。

北朝鮮は“うるさい親族”を外した分、トップの指導力が高まる。問題は、新しくナンバー2に就く人物を、ちゃんとコントロール出来るかどうか。今回の粛清が直接原因となって、体制が崩れるということは無いと見る。(昨日の「コメント」ここまで)

みんなの党の渡辺代表は、党を守っていきながら(自民党も含めて)他党と連係したいと考えていた。せっかく作った党に愛着があるのだ。一方江田氏は、党よりも野党再編を優先していた。党にも代表にも“忠誠心”を抱いていなかったのである。

これでは上手く噛み合うわけがなく、どちらにとっても別れたほうがいいに決まっていた。早速、江田新党と維新、民主の同志による連携の模索が始まったようだ。

北朝鮮だが、粛正された張成沢氏は、金正恩第一書記の叔父(叔母の夫)だ。後継者にとって叔父や叔母は、親以上にうるさい存在であることがある。「おまえのことは赤子のときから知っているんだ」と上からものを言い、いつまでも子供扱いしてくるのだ。

会社の継承でも、甥と叔父の関係がこじれる例をよく見かける。後継者が越えねばならないハードルを、金氏が今越えているところなのかも知れない。それにしても、粛正が用意周到であることに驚いた。

張氏という実力者の失脚によって、まずは雨降って地固まるのか、それとも雨降って崖崩れるのか。中国も容認しているようだから、すぐには崩れまいが、暴発もあり得る。今後の情勢に注目していかねばならない。

◇個人的に成功しても、祖国がダメになるようでは幸福を感じない◇

本日10日(火)は、浜松の東林志塾(日内地孝夫塾頭)で講義。
昭和2年に発行された『大國民讀本』による「日本学」の最終回。

日本が良くなることが自分の幸せであり、個人的に成功しても、祖国がダメになるようでは幸福を感じないというのが、日本人の精神であるということを述べた。今年の中で、一番魂に響いた講義であったというご感想も頂く。

愛知県から、政経倶楽部名古屋支部会員の山本道代さんが参加。
懇親会も大いに盛り上がった。

★☆我々が普段使っている言葉が大和言葉

12月11日(水)、東京で「大和言葉と言霊」をテーマに講義。
主催して下さったのは、江戸仕草の指導者でもある小林猛さん。
とても感性豊かな皆さんがお聞き下さった。

大和言葉は、漢字が入ってくるずっと前から我が国で話されていた言葉で、漢和辞典の訓読みにあたるもの。和歌は大和言葉で詠むのが基本とされ、我々が普段使っている言葉が大和言葉である。

講義を通して日本の素晴らしさ、日本に生まれたことの喜びを感じ取って頂けたものと自負する。司会者はむせび泣き、最後の進行が不能状態になってしまわれるほどであった。

来年、大和言葉に学ぶ講座をシリーズで開催することになった。乞うご期待。