成功する人には「私」がない

こんばんは。明日は本暦四月朔日(ついたち)。「ついたち」は「月立ち」が
語源です。月の第一日目であり、新しい事を始めるのに相応しい日です。

◆林塾出身者・選挙結果ご報告
(4月20日投開票)
●惜しくも10票差で落選:古川裕紀塾士(5期生)佐賀県神埼市議選
(4月27日投開票)
○圧勝第2位当選:勝井太郎塾士(6期生)奈良県宇陀市議選
○堂々上位当選:渡部克彦塾員(7期生)愛媛県松山市議選

◆林塾出身者・選挙のお知らせ。原大本徹を練り上げた志士政治家たちです!
5月18日投開票:布田拓也塾士(3期生)大阪府泉佐野市議選
5月25日投開票:阿部利基塾士(7期生)宮城県石巻市議選

◆平成26年5月度:各地志塾・勉強会のご案内を入れました。
各地のお世話役の皆様には、いつも本当に有り難うございます。
念のため、必ず日時・曜日・場所・テーマ・連絡先などをご確認下さい。

●日記● 平成26年4月21日~27日

★☆成功する人には「私」がない

4月21日(月)、師匠の言葉は、後になってから効いてくる。

松下幸之助翁の言葉をご紹介(「松下幸之助研究」PHP総研2002春季号から抜粋し要約)

賢い人は、会社を興し、国を興す。同時に会社をつぶし、国をつぶす。
平凡な人は、興しもしない代わりにつぶしもしない。

賢い人は非常に危険。賢い人は独断専行をやる。それでうまくいかない。
失敗する人には「私」がある。成功する人には「私」がない。

一国の首相となる人は、まったく私心のない人でないとうまくいかない。
(昭和51年5月10日の名古屋青年会議所例会の講演より)

林は明日、国会で講義する。この松下翁の言葉と、則天武后の撰による『臣規』の解説、並びに「側近に就けてはならない7つのタイプ」について述べる予定である。

★☆今までの常識を一から見直すときが来ている

4月22日(火)、午後2時半までデスクワーク。

経済は成長を止めてはいけないというが、本当にそうなのか。
資源略奪・環境破壊型の膨張資本主義は限界を迎えており、いっそ早く終わったほうが地球人類体の再生が進むからいいのではないか。

人口が減ると日本は滅亡するというが、本当にそうなのか。
むしろ減ったほうが、地球規模の激変に対して自給力が高まっていいのではないのか。

今までの常識を一から見直すときが来ていると思う。
文明交代期の荒波を乗り越えていくための政治が必要だ。

政治家は、大人物であり、大思想家でなければならない。
大文明論者、大戦略家でもあって欲しい。

今日は、これから国会で講義。一喝を入れて来ようと思う。

★☆国会講義で、一喝ならぬ百喝を入れる!

4月23日(水)、東京の定宿ホテルにて。

昨日の国会講義、魂を込めて話した。一喝ならぬ、百喝を入れたと自負している。今のところ、必ず参加して下さる国会議員は10数名。やがて30名を超えたら、きっと日本改新の基盤になるだろう。

東京の定宿ホテルの、目と鼻の先に神田明神がある。その境内に、銭形平次の石碑がある。銭形平次は架空の人物だが、神田明神下に住んでいたという。

参拝後、昼飯は神田明神下の老舗鰻屋「喜川」へ。昨日の講義で、かなりの氣力を使ったので鰻でエネルギーを補給した次第。

今日は麹町で大和言葉の講義。氣合いを入れて一講入魂なり。
林塾から伊藤央塾士(5期)と山本光宏塾士(7期)が参加。

★☆激しい言い争いなのだが、実は同じことを言っている

4月24日(木)朝、湯島聖堂(昌平坂學問所)孔子廟に拝礼。

こういう現場に時々遭遇する。二人の人間が論争している。
激しい言い争いなのだが、実は同じことを言っている。

一人が言う。「俺は地位を捨てる覚悟で生きている。名利への執着心は既に無い。いつ辞めることになっても構わない」。

もう一人が反論する。「それは、あなた個人の美学であり無責任だ。目的があるなら、恥を忍んででも立場を守らなければならない」。

前者は、人生の賭け所における覚悟を述べている。いざというときに安全地帯にいたら何も起こせない。失うことが恐くて改革なんて出来るかと。

後者は、その大事な場面ではないところで倒れたりしないよう戒めている。
倒れ行く者の美意識に酔うようではいけない。それでは個人の満足で終わってしまうと。

二人の話を合わせれば、こういうことになる。ここが命の賭け所だと見極めたら、迷うことなく突き進む。しかし、その日はまだまだ先だと思ったら、何が何でも生き抜く。

志が確立していれば、今どうすればいいかという判断くらいつくはずだ。私は、二人とも頼もしいと思う。

兎に角、前者はヒロイズムに浸って早死にしないよう注意。後者は自己防衛に縮こまって、何もしないで終わらぬよう注意。

★☆日本の国柄は、言語、神話、神々、祖霊、国民が一体

4月25日(金)、今日は終日デスクワーク。
明日・明後日の綜學義塾・特別合宿講座の準備なども進める。

固有の言語は、民族のDNAなり。言語によって、民族の文化と精神が伝承されていく。我が国では、大和言葉が固有の言語にあたる。

そして、祖霊信仰は、その民族のタテイトを守る基本なり。

祖霊は子孫の近くで、念子として生き続けていく。いま生きている自分たちだけで、全ての生活が成り立つと思ったら大間違いだ。先祖と子孫が一つに結ばれていてこそ、民族は生成発展するのである。

我が国では、言葉も祖霊信仰も神代から連続している。その連続性の要が「統べるミコト」、すなわちスメラミコト(天皇)である。

言語、神話、神々、祖霊、国民。これらが一体となっているのが、日本の国柄である。世界中が日本の高き霊性に救いを求める日が、遠からずやって来るだろう。

◇ブームが去ると人は焦る◇

ブームは必ず去る。かつて格闘技ブームがあった。大晦日に、確か民放3局がテレビ放送していた。今はすっかり寂れてしまい、当時の賑わいは全然無い。

ブームは必ず質を下げる。最初は技術を競い合っていたものの、次第に単なる大男のぶつかり合いになる。柔道出身の二人が、ただ殴り合うだけという試合に至り、観客は飽き飽きしてしまった。

ブームは誰にでも起こりうる。実力以上に知られた、売れた、稼いだ。いずれもブームだ。

もしかしたら過去の栄光や実績は、人生の中のブームだったのかも知れない。いや、そうだったんだと割り切ろう。そうでないと、ここから前に向かえないぞ。

ブームが去ると人は焦る。気持ちは分かるが、安易な方法を使うとか、有名人に取り入るとか、姑息な手段を選んではならない。

ブームから決別し、原点に戻って、不器用一心でいこう。これからが楽しみだ。

★☆綜學義塾で初の合宿講座、後継経営者の心得学ぶ

4月26日(土)~27日(日)、綜學義塾・合宿講座で講義と指導。
合宿の目的は、若手で塾運営体制をつくるところにあり、役員候補の後継経営者・後継候補者ら8名が参加。

それぞれの志を表明して貰った後、「側近に就けてはならない7つのタイプ」と、「志塾・勉強会運営の心得10カ条」について話す。その他、下記の内容も講義の中に入れた。

◇4つのタイプの適材適所で組織はまとまる◇

4タイプの中で、誰を選ぶべきか。特に組織のまとまりにおいて。

第一は賢公。賢くて公の精神を持つ者。これの数は本当に少ない。

第二は愚公。愚かで公の精神を持つ者。温和な者のかなりが、ここに安住している。(愚かとは、才能や能力が不足している様子のこと)。

第三は愚私。愚かで私心の強い者。教育が悪いと、ここが膨らんでいく。

第四は賢私。賢くて私心の強い者。有能な者の多くがこれだ。

一番が第一のタイプであることは論を待たない。指導者も側近も、賢くて私心の無い者でなければ、十分にその使命を果たすことは出来ない。

では、二番目に選ぶのは、第二の愚公か、第四の賢私か。人使いで苦労した人は、異口同音に第二がいいと答える。

第四の賢私を幹部に就けると、必ずと言っていいくらい独断専行に走る。本人は一所懸命なのだが、組織をかき乱していく一方となる。その苦い経験から、トップは第四を警戒するのだ。

さらに、第三の愚私と第四の賢私とではどうか。組織のまとまりのためには、第三が優先されよう。性格は悪いが悪知恵が働かない分、組織が壊されるというほどのことは起こらないからだ。

第四は有能だから、どこに行ってもすぐに成果を上げていく。トップは期待を込めて、これを上級の地位に就けてしまう。ところが自分勝手をやり、組織内に子分を増やし、トップを思うままに操り、しまいには追い出そうともするのだ。

この賢私に、経理と人事の権限を絶対に渡してはならない。これらを手放すのは自殺行為に等しい。成果に応えるのは、誉め言葉と金品にとどめておくべきである。

こうして順番は、第一の賢公、第二の愚公、第三の愚私、第四の賢私となる。
これでは第四が浮かばれないが自立力がある。私から公に目覚めるときが来れば、きっと大活躍するだろう。

まとめを述べる。組織の中心軸は第一の賢公タイプのみとする。見当たらないときは辛抱強く待つ。

中心軸が育ったら、その回りに第二の愚公タイプを付けていく。年輪のようにじっくりと。

ここまで出来たら、組織は第四の賢私をも使えるようになる。勝手をさせないだけの統治能力が養われたということだ。しかし注意は怠ってはならない。

以上が適材適所である。