運があれば、うまくいく

こんばんは。昨日、5連戦の講義を終え、浜松に戻りました。
「ヂイヂは、あといくつ寝たら帰ってくるの?」。
5歳の孫が、私の帰りを待ってくれていました。

◆今月は、あと2回の講義があります。お気軽にご参加下さいませ。
☆岐阜・セミナー日本人力を養うための「日本学講座」
第三講:「天照大御神」太陽を拝む国ニッポン、人は日止、太陽の子なり。
日時:9月25日(木)午後6時開場、開演6時30分~終了8時30分
参加費:全4回1万円(不参加時CD等送付)、ビジター3千円(要事前予約)
会場:JR岐阜駅隣接・じゅうろくプラザ
主宰:多和田美子さん090・1097・3080
申込:FAX058・382・9755
お名前・ご住所・連絡先・全4回(CDお渡し)かビジターかをお教え下さい。
※第四講11月27日(木)「人と地球の共生文明」

☆綜學義塾(東京)
日時:9月28日(日)午後2時~5時
『古事記』に秘められた日本の原点 其の一
1300年の時の流れを超えて、いま神代の人々との対話がはじまる。
古事記成立の経緯、大宇宙の造化発展、地球の成立 他
会場:日大桜門会館(市ヶ谷)
受講料:一律5000円 懇親会費別途(午後5時~7時)
綜學義塾事務局:03・3700・5511(新舘建設株式会社内)

●日記● 平成26年9月15日~21日

★☆運があれば、うまくいく

9月15日(月)、デスクワークの一日。

21世紀は人類存亡の危機となる。でも、それを救うカギが東洋にある。
おまえはこれから東洋の英知に学べ。

そういうインスピレーション(啓示)を受けたのは17歳、高校2年生のときだった。以来20歳頃まで、東洋医学、国学(大和言葉)、武道などを学んだ。

21世紀は東西文明の交代期で、やがて「東の文明」の時代になる。
そういう予測を立てていた市井の大学者、村山節先生と出会ったのは20歳のときだった。その学問は「文明法則史学」といい、人類史全てを同じ座標軸に乗せてしまうだけの巨大な内容を持っている。

松下政経塾を受験したのも、「21世紀はアジアの時代」になるという松下幸之助塾長の言葉(設立趣旨)に感じたからであった。アジアの時代の受け皿として、人材育成がしたいから塾を興すのだと聞いて、とても感激した。

時は流れ、21世紀に入ってから14年が経ったが、未だ「東」から新文明が生まれそうな気配は殆ど無い。中国・インド・西アジアなど、どこを見ても、ただ活力が旺盛なだけだ。むしろ、この転換期で人類は滅びてしまうのではないかと思うくらい、地球は物欲と闘争心に満ちている。

だが、現象が如何に厳しくとも、一切は人類進化への産みの苦しみだと思う。もしもここで人類が終わるのなら、見えない世界が私ごときに天命(天から与えられた我が使命)を与えるはずがないし、文明法則史学が用意されているわけがないし、松下政経塾が設立されることもなかっただろう。林塾に志士政治家たちが集まることもあり得まい。

松下幸之助翁は言われた。「日本に運があるなら、この塾はきっとうまくいく」と。

日本は、世界人類の危機が起こったときに、それを救うため、天が用意した国だ。運は人類にあり、日本にあり、そして今、このブログを読んで下さっている、あなた様にあるのである。

★☆世界は我が国の「日本らしさ」を求めている

9月17日(水)、今日は政経倶楽部連合会・千葉県支部例会へ。
講義の前に、若手政治家の取材を続けているフリーライター、常井健一さんから「新潮45」特集記事の取材を受ける。

本日の講義テーマは「世界の中で日本(日本人)の果たす役割」。
概ね下記の内容を話す(配付資料から)。

(ここから)
★答えは足下にある~世界は我が国の「日本らしさ」を求めている

★まず日本を知ろう
日本思想の根本
ミナカ(中心)、タテイト(連続性)、大きなワ(輪・和)

「日本の心」の原点は縄文時代にある
縄文神道~太陽(ヒ)を拝む、大地(ツチ)に感謝する、
命(イノチ)に感動する、先祖(チスヂ)を祭る、
あらゆる物に霊性(内的意味、ミタマ)を認める

日本人の覚悟と武士道
忠と義、迷ったときは死ぬ方(命懸けになれる方)を選べ

積極進取の民族性
外来文化に磨きを掛けて日本化する

★世界が求める日本の技術と精神
精密部品や精密機械は勿論のこと、公害対策技術も世界が必要としている
おもてなしの心で世界を癒す

★世界の行き詰まりを救うモデル国家となれ
世界は、互いに必要とし合いながらも生き残りをかけて争っている
しかし、競争の果てにガラリと変わるときが来る
略奪膨張型資本主義から公益経済・公益経営への転換が進む
お陰様、お互い様、どうぞお先に、お役立ち、勿体ない、などの心が大切

★人財輸出
「日本は世界の行司役になれ」文明法則史学の村山節先生
世界中に、政治を補佐し共生文明を導く「軍師」を派遣しよう

★学術維新をおこす~部分観から全体観へのシフトの先頭に立つ
これから学んで頂きたいこと
1.文明法則史学~村山節先生が大系化、800年東西文明周期交代
2.大和言葉~自然と融和する感性を育み、人類の意識レベルを進化させる

日本人の生き方の極意は「イキを合わせる」ことにある。
(ここまで)

約50名の参加者で開場が賑わい、全力投球で講義した。
林塾からは下記の弟子たちが参加してくれた。

久野晋作塾士(3期生、元千葉県我孫子市議)
田沼隆志塾士(3期生、衆議院議員・千葉1区、次世代の党)
伊藤 央塾士(5期生、東京都小平市で活動中、武士道・大和言葉講師)
長谷川雄祐塾員(5期生、千葉県習志野市で活動中)
小川義人塾士(6期生、千葉県印西市議)
岩堀研嗣塾士(6期生、千葉県松戸市議)
山口孝弘塾士(7期生、千葉県八街市議)

それから、松下政経塾の樋口博康塾員( 4期生)が、政経倶楽部会員として参加してくれた。つもる話もあり、懇親食事会終了後、開場ホテルのメインバーへ。彼は民主党の党職員を10年以上に渡って務めている。松下政経塾の真使命とこれから目指すべきこと、自民党に対抗可能な野党勢力を結集させるためには何を基本軸に据えたらいいのか、などについて本音で語り合った。

★☆江戸時代は住み易かった

9月18日(木)、千葉から神戸に移動し、今啓林会(今井啓介会長)で「江戸日本学」第4回の講義。江戸時代の日本は、礼儀正しく、笑顔に溢れ、口論が少なく、物を盗られたりしないから鍵の必要の無い、実に住み易い国であったということを述べる。

林塾からは下記3名が参加。
福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)
上田光夫塾士(5期生、大阪府茨木市議)
佐藤基裕塾員(5期生、兵庫県宝塚市議)

◇優秀な人物が衆知を集めれば日本は甦る◇

優秀な人物が衆知を集めたときに、物事は上手く回り出す。

無私にして公平、識見豊か。暖かい暖と厳しい断を兼ね備えている。

そういう優秀な人物が政治家になり、聞く耳を持って衆知を集めれば、日本は必ず甦る。

★☆「照千里」は指導者たる者の気概、「照一隅」は広く日本国民の心得

9月19日(金)、岡山「大和言葉の世界観」講座で「クミ(組織)」前編を講義。本講座では、全体観の大切さを話してきた。

部分しか見ていない人は、実のところ、その部分すら分かっていないことが多い。自分は全体の中でどこに位置しているのか。これが見えてこない限り、役割や使命は分からないままとなる。

一隅を照らしたらいいとも言うが、一体どこを照らすつもりなのか。
全体を観てこそ、部分も一隅も明らかになるのではあるまいか。

なお「一隅を照らす」は「千里を照らし一隅を守る」という言葉が元で、一隅なら堅固に守り、照らすなら遠く千里までというのが本来の意味である。

「照千里、守一隅」の出所は、『史記』などの中国古典だ。
最澄はこれを、比叡山における修行者の覚悟を示した文書に入れた。

「照千里」は指導者たる者の気概、「照一隅」は広く日本国民の心得というふうに分けて受け止めればいいだろう。一隅を照らすもよし、千里を照らすもよし、である。最初は一隅から始まって、十里、百里、千里と伸ばしていくのも素晴らしいではないか。

★☆「三種の神器」の意味

9月20日(土)、広島文明維新塾(荻村文規塾頭、脇貢司事務局長)で「日本人力を養うための日本学講座」第2回「平和主義」の講義。なお、荻村塾頭は林塾の塾士である(8期生、広島県廿日市市議)。

その中で「三種の神器」の意味について話す。

物と心を分けない、物質と精神を二元化しないというのも、日本思想の特徴だ。

「もの」と言いながら、心を表す大和言葉が沢山ある。物心(ものごころ)、物悲しい、物寂しい、物憂いなどで、物と心を峻別(しゅんべつ)していない様子がよく分かる。

その結果、物に何らかの意味を見出すことが多くなる。天照大御神から天孫ニニギノミコトに授けられた「三種の神器(鏡・玉・剣)」を見よ。物をありのままに映す鏡はマコトを、円満な玉は慈悲や愛情を、鋭い剣は正義を象徴している。

金属器である鏡や剣が大陸伝来であることもあって、三種の神器の精神は外来だとする見解があるようだが、私はそうは思わない。鏡・玉・剣の三種一体で意味付けしたのは、神話にある通りやはり日本人だ。物に明確な精神(哲学)を与えるのが日本人の「ものの見方」であり、「勿体ない」という心が起こる所以(ゆえん)であろう。

また、三種の神器は「組織の和」を図る基本ともなる。マコトの鏡が信頼を、愛情の玉が感謝と労(ねぎら)い、寛容さ(許し)と包容力を、正義の剣が細かいことや小さいことを疎かにしない厳しさや注意深さを生むのである。

★☆政経倶楽部連合会「広島支部」、設立へ向けて大いに盛り上がる

9月21日(日)、政経倶楽部連合会「広島支部」第2回設立準備例会で講義。設立準備委員長の佐藤克則さんは、識見と器量に優れた人物である。

今日は「3つの基本理念」である「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」について話す。

下記は、政経倶楽部10周年記念ニュースレターに寄稿した文だが、本日の講義内容と重なるので載せておく。

(ここから)
「政経倶楽部10周年を言祝ぎ、基本精神の実現を言挙げする」

政経倶楽部は100年先を遠慮するという。それは、「地球維新」であり「文明維新」だ。その達成には、150年続いている4つの歪みを正さねばならない。

第一は、西洋文明偏重という歪み。明治以降の日本人は、自国を東洋の後進的野蛮国であると卑下し、我が国の崇高な精神や、東洋の価値ある文化を捨て去ってしまった。

第二は、欲望民主主義という歪み。西欧から入ってきた民主主義が欲望民主主義と化し、無責任な個人主義、勝手主義の自由、悪平等などが蔓延した。

第三は、膨張資本主義という歪み。西洋から導入した資本主義が略奪型膨張資本主義に行き着き、自然環境は破壊され、バクチ・マネーゲームが猛威を振った。

第四は、東京一極集中という歪み。人・物・金・情報が過度に東京に集まり、地方はすっかり疲弊・衰退した。

これらを約150年間やってきたのであり、これを担ったのが、いわゆる保守政治であった。当然のこと、歪みを正す政治を起こさねばならず、そのための理念が必要となる。

第一の歪みに対する理念は「共生文明の創造」。西洋中心の物質文明から、東洋の英知を生かした東西共生文明へ向かうのだ。

第二に対する理念は「高徳国家の建設」だ。一人ひとりの人徳・徳性を高め、国家全体としても徳を高めていく。

第三に対する理念は「公益経済の確立」である。崇高な目的に欠け、私利私欲を中心に儲けるためなら何でもありという20世紀までの経済から、公利公欲を基本に世のため人のために役立ち合う、進化型資本(=志本)主義経済へと転換するのである。

以上、三つの理念が、政経倶楽部の基本精神だ。

第四に対してだが、分都を提案したい。分都とは都を「政都」と「分都」に分けることだ。東京は政務を行う「政都」、京都(もしくは関西圏のどこか)が「おもてなし」を行う奥座敷としての「皇都」となる。この分都や道州制によって、地方の再生・自立を促すのである。

問題は維新を誰がやるかだ。大人物の出現はいつの日になるのか。そこに政経倶楽部が掲げる「平成の龍馬1000人構想」の意味があるのである。
(ここまで)

今日は前回を上回る30名のご参加を頂き、来月の設立記念式典へ向かって大いに盛り上がってきた。衆議院議員の中丸啓さん(広島3区、国会綜學勉強会常連メンバー)が、開会から懇親会のお開きまで熱心にご参加下さった。中丸さんの日本を憂い、己の覚悟を披瀝するスピーチは、参加者の涙を誘った。