京都の勉強会から綜學社が誕生

こんにちは。
早いもので今年も師走に入りました。

◆今日は東京、明後日・明々後日は会津で講義します。

経世志塾(東京)12月1日(水)午後6時~9時
この教えから、佐久間象山や西郷隆盛らが育った! 日本経営道を起こそう
幕末の志士たち共通の師「佐藤一斎」其の三「部分に囚われないで全体を観よ」
会場:湯島天満宮 参集殿(文京区湯島) 
参加費:5000円
事務局:株式会社 國立 関根 國哲さん
fax 03-3802-8075  keisei-08@kunitachi.co.jp

会津立志セミナー「今だからこそ学びたい活学講座」日本人の人生観
12月3日(金)18時45分~21時45分、4日(土)9時~12時
ナカイマ(現実観)イマが中心、現世が第一、過去の意味を変える
ヒトツ(一体観)あらゆるモノがつながっている、会社なら全社一丸の経営
会場:会津アピオ/アピオスペース
参加費など詳細は→ URL: http://www.lisshi.com
(事務局・野口さん)

◆「善悪の基準とは何ですか」という質問を、ある受講者から受けました。
一つの答えとして、バランスが取れていれば善、アンバランスなら悪という考え方があると思います。塩梅のようなもので、丁度いい塩加減が善ということです。

アクセルとブレーキのどちらか片方が善で、もう一方が悪ということはありません。進むときはアクセル、止まるときはブレーキ。そのバランスに善い運転があります。

すなわち、全体にとってどうなのか、全体の中でのバランスはどうなのかを見ないことには、善悪は論じられませんし、論じたところで部分観や抽象論に終わってしまいかねません。部分にとっては正しくとも、全体にとっては問題だらけということも、よくあることですね。

●日記● 平成22年11月25日~29日

★☆京都の勉強会から綜學社が誕生

11月25日(木)、今年最後の「京都綜學講座」で武士道を講義。
張田靖典さんから三浦有貴さんに世話役が交代して1年が経った。
この間、多少の人の入れ替わりがあったが、休まずご参加下さる熱心な皆さんに支えられ、今年も続けることが出来た。心から感謝したい。

前身の京都心学塾の講座で始まったのが6年前。参加者は当初から10名前後で、こじんまりした会だった。この日も参加者は11名。でも、知識と蘊蓄(うんちく)に終わらない参加者が増えてきたのが嬉しい。

正直なところ、継続しようかどうか悩んだこともあったが、意欲の高い方々に支えられてきたことと“京都の灯火”を消したくない思いから踏ん張ってきた。
お陰様で、京都に綜學の“総本山”となる「綜學社」を発足させられることになった。

11月26日(金)午前中。綜學社の法人代表者となる安並潤さん、
総務担当の三浦有貴さん、それに綜観の3人で、設立準備のための2回目の打ち合わせを行った。

立ち上げメンバーにもう一人、研修主任として綜學の大系化を担当することになる小倉久延くんがいるが、今回は仕事の都合で不参加。

打ち合わせと共に、事務局として借りることになる上人町(東山区)の町屋を見学。現在、大工さんが入ってリフォーム工事中で、12月半ばには入居出来る予定だ。午後、岡山経由で高松に移動。

★☆日本商工会議所青年部「全国会長研修会」全体研修で基調講演

11月27日(土)、日本商工会議所青年部「全国会長研修会」全体研修の基調講演を務める。各地青年部の今年度並びに来年度の会長、総勢1300人が高松に結集。四国を「志國」と呼び換えた「志國高松道場」というタイトルが、大きく会場に掲げられていた。

講演テーマは「今こそ経営「志」源の開発を!時代を拓く立志の経営」。
約50分という短い講演時間だったが、青年経営者へしっかりとメッセージを伝えられたものと自負している。(後日、大反響であったという感想を主催者から頂いた。聴講者のレベルが高かったからだろう)。

今回、綜観を講師に招いてくれたのは、本年度全国研修委員長の平松賢介さん。
愛知県豊橋市で食品製造会社を営む平松さんとは、もう10数年のお付き合いになる。

今大会のコンセプトは、日本国の進路と青年経営者を結ぶところにあるという。
その理念をまとめたのが平松さんだ。彼は、パネルディスカションの進行役を見事にこなしていた。

パネラーは青年部現会長、来年度会長の他、民主党衆議院議員で政務官(経済産業省)の田嶋要さんが呼ばれていた。田嶋さんは千葉市選出の議員であり、政経倶楽部にも関わって下さっている。

田嶋さんのお話は、気負いやリップサービスが無くて良かった。
その場の「受け狙い」しか考えていない、どこにでもいる浅薄な議員とは違う。
政策通の政治家らしい誠実さが滲み出ていて好感が持てた。

★☆攻めようとする相手に、特使を送って国情を探らせる

11月29日(月)、今啓林会(神戸)で「晏子」其の三の講義。
晏子は中国春秋時代の斉国の名政治家で、およそ2500年前の人である。

中国では、その頃から外交に知恵が絞られていた。
これから攻めようとする相手に、特使を送って国情を探らせるのだ。
見なければいけないのは、君主の器量と識見、側近の力量、君主と側近の結束力、政権と国民との一体感などである。

特使は、あるときはにこやかに対応し、またあるときは、わざと相手をからかうなどして試しながら反応を見、人物を量っていく。そうして、攻撃可能かどうかを判断するのである。

そういう外交戦は、今も変わらない。外交交渉こそ、戦の前線であるという自覚が、日本の政治家に求められていると思われる。