こういう相手なら、戦う前に勝てる

こんにちは。初春の陽気ですね。
今日は本暦元旦。あけましておめでたうございます。

初代神武天皇御即位の年を「すめらみことのはじめの年」として以来、今年で皇紀二千六百七十五年となりました。

声高らかに「すめらみこと弥栄」を言挙げし、皆様と共に迎春をお祝ひ申し上げます。

◆明日は大阪で会議、明後日は広島で講義があります。
☆広島文明維新塾
「日本再生への道 ~日本人が持つ底力・和の哲学~」
第七講「愛国主義」素晴らしい国、日本に生まれた喜び。
「日本」「日の丸」~素晴らしい国名と国旗。
積極進取の素晴らしい国民性。
素晴らしい日本の風土と歴史、そして国体(国柄)。 他
日時:2月21日(土)午後6時~8時30分
場所:岡重ビル地下1階「プレアホール」広島市中区大手町1-1-23
電話090・4650・1011(代表世話人 脇晃司さん)
http://bunmei-ishin.com/

●日記● 平成27年2月12日~18日

★☆こういう相手なら、戦う前に勝てる

2月12日(木)、明日からの出講準備に務める。

◆今まさに攻めるべき相手とは…

トップが凡庸で能天気。
側近や幹部が、保身しか考えていない。
組織を構成する一人ひとりに、道義心や信念、誇りが見られない。

従って、一体感が無く個々バラバラ。
そういう相手なら、戦う前に勝つことも可能なり。

国家も同じだ。外交において一番観察しなければならないのが、相手国の結束力と国民意識である。

常に他国から見られているということを忘れてはならない。

★☆相手の力を減らし、自分の力を最大限に生かす

2月13日(金)、午前中は、林塾拳闘同志會。
初めてバンテージを拳に巻き、頭にヘッドギアを着けて練習した。
指導は南出賢一塾士(4期生)。

相手の攻撃の中心線を外す。自分の中心線を確保して攻める。
相手の力を減らし、自分の力を最大限に生かすという、合氣道に共通する心得を教わった。

夜は、神戸の今啓林会で「江戸日本学」第七話。

かつての日本人は、犬や猫はもとより、鶏や牛・馬に至るまで動物への親和性が強く、家族同様に接していたこと。江戸はしばしば大火に遭ったが、焼け跡からの立ち直りが、気持ちの上でも町の復興においても大変早かったことなどを話した。林塾から福丸孝之塾士(1期生)が参加。

◇松下幸之助翁が怖かった理由◇

怖がられることと、親しまれることの、両方が必要である。

松下幸之助は大変怖い人で、その理由の一つは、細部を見逃さないところにあった。松下が細部を見逃さなかったのは、常に大局を観ようとしていたからだ。

大局的な問題というものは、実は細部に現れている。手相で人生全体が分かるようなもので、組織に起こる小さい問題こそ、大局を捉えるためのカギなのだ。

通常、小さな事に囚われていてはいけないと教えるが、それは細部を細部としてしか見ない人が多いからだ。本当は小さな事が重要であり、細部を通して全体を観られるよう観察力を鍛えなければならない。

社長が得意先、取引先、市場を回るときなどは、細部を通して全体を観るための眼力を養うチャンスだ。

ぼんやり見学しているようでは、全く意味が無い。支社や支店を訪ねたなら、経営理念の浸透度は勿論のこと、人の和などの問題点を見抜き、解決策をアドバイスして来なければならぬ。そのために、事前の情報収集も欠かせない。

そこまでやってから、労い、感謝し、感動や感激の共有に至るのである。
「いいね、いいね」と言って親しんでいるだけでは、たちまちなめられることになるだろう。

もう一度言う。怖がられることと、親しまれることの、両方が必要である。

★☆日本の原点は、人皇初代・神武天皇の創業の精神にある

2月14日(土)、岡山アイナリーホールで「日本学」第七講「愛国主義」の講義。国家の優秀性の尺度は、タテイトの長さにある。原点から伸びて現代に繋(つな)がる連続性があるかどうかだ。

日本の原点は、人皇初代・神武天皇の創業の精神に遡ることになる。
平和と幸福のため、「天地四方の中心となる都を開き、世界を一つの家とする」というのが神武天皇による日本国の原点だ(六合開都、八紘一宇)。

日本書紀では、神武天皇のご即位を紀元(年数を数えるはじめ)としている。これを皇紀といい、今年で2675年となる(※西暦では紀元前660年がご即位の年)。

そんなに昔では縄文晩期になってしまう。弥生時代に入っていなければ、神武天皇の登場はあり得ないという批判もある。

しかし、近年の考古学研究(炭素14年代測定法)によれば、弥生時代の始まりは西暦紀元前900年-800年に遡るという計測結果が出ている。そうであれば、神武天皇の時代は十分弥生時代に入っており、水田稲作による食糧増産と人口増が、ご東征の底力になったと考えられてくる。

2月15日(日)、岡山からの帰りに京都の綜學社に寄る。
八坂神社に参詣してから研修所の掃除をした。

★☆気付きと置き換えで、知行合一

2月16日(月)、自宅事務所でデスクワーク。

◆学んだことを生かす基本は、気付きと置き換えにある。

ピンと来れば気付き、自分に当てはめてみれば置き換えとなる。
「あっ、これ大事!」と気付いたら、それを(実践を前提に)自分に置き換えてみよう。

そうすれば、学べば学ぶほど成長する人生となる。知行合一の人生だ。

★☆会議は、仕事や活動の準備体操

2月17日(火)、昼間は本日夜開催の「国会綜學勉強会」の準備など。

◆会議進行役の心得。

会議の目的を把握し、最初にそれを告げる。
可能な限り全員に意見を求め、衆知を集める。
先送りしないで決めるべきは決め、結論を出す。
一人ひとりに役割を与え、責任を明確にする。

会議は、いうならば仕事や活動の準備体操だ。
会議で息が上がってしまうようでは、あまりにも情けない。

◇本物や一流を知らないほうが幸せということもある…◇

会津の友人に、蕎麦うちの名人がいる。彼のつくる蕎麦は、あまりにも美味しい。困ったことに、それを食べてから、どこの蕎麦屋に行っても満足しなくなってしまった。

坂本龍馬と出逢った女性が、隣近所の男では物足りなくなるのと似た出来事だと思う。超一流に触れてしまうと、そういうことが起こり得る。

昔の中国に、嫌いな弟子には、滅多にいない名馬を見分ける方法を教えたという話がある。千里を駆ける名馬は数少ない。それを乗りこなせる人も稀なり。だから「商売上がったり」となるのだ。

超本物に出会うと、そういう苦労が続く。私も、800年周期の文明論(文明法則史学)と、大和言葉の日本学(国学)という超本物に出会ったから大変だった。

理解出来る人が少なく、しかも分かって貰うのに時間が掛かる。分かったからといって、身に付けて生かして頂くのに、また知恵と工夫が要る。

本物や一流を知らないほうが幸せということもあるから、世の中面白いのである。但し、私は好きな弟子に超名馬の見分け方を教えていきたい。
「知ったからにはやるしかない。如何なる困難に出会うとも、使命を知って生きることでこそ幸せになる」。そう断言してくれる弟子たちがいるから、前に向かって顔晴れる。

★☆まず人物の錬磨からはじめよ

2月18日(水)、昨日の「国会綜學勉強会」に自民党8名、維新の党4名、次世代の党1名(前職)の計13名が参加。また、林塾の伊藤央塾士が運営補佐役として参画。

◆「問題が起こって危機になったとき、個人の損得を超えて解決を図る。
そういう捨て身の人に人望が集まり、やがて実力者となっていく」。

これは、私と約16年のお付き合いになる、自民党の宮下一郎財務副大臣のお言葉なり。宮下さんは綜學勉強会の世話役代表だ。

無私公欲の人物が中心にいる組織は、攻める側からすれば、すこぶる難敵となる。結束力が高くて手強いからだ。

結局自民党が強いのは、そういう人物が党の歴史をつくってきたからだろう。再起を目指す野党は、まず人物の練磨からはじめねばならない。

昨日の国会勉強会の意味は、まさにそこにある。大変見込みのある若手議員が集まってきた。

付:世の中には有能公欲、有能私欲、無能公欲、無能私欲の4タイプがいる。その中で、有能公欲が一番いいのは勿論だが、組織にとって危ないのは有能私欲となる。無能公欲はもっと実力を養うべきで、無能私欲にはまず倫理道徳を学ばせることからはじめるといいだろう。

◇これから米国が中東で戦争を起こす…◇

夜は政経倶楽部連合会・千葉支部第50回例会で講義。
演題は偶然にも昨日と同じ「長(おさ)や頭(かしら)となる者の心得」。
テーマは同じでも、昨日は政治家向き、今日は経営者向きに講義した。
林塾から山口孝弘塾士(7期生)、長谷川雄祐塾員(5期生)が参加。

例会にスタンフォード大学フーヴァー研究所教授の西鋭夫先生がお越しになり、特別スピーチ。これから米国が中東で戦争を起こし、その影響で日本と日本人がテロの標的にされる可能性が高まる。そして自衛隊の派兵もあり得るとのこと。
懇親会は迫力ある西先生の独壇場となる。