松下村塾から人財が育った理由

皆さん、こんばんは。
4連戦の講義に全力投入しましたので、いささか虚脱状態に襲われております。

一般社団法人・政経倶楽部連合会という、中小企業経営者が主体になっている団体があります。東京・千葉・名古屋・大阪・広島・九州で展開している全国組織で、林は主席顧問を務めています。

下記の映像(3分間)は、名古屋支部3周年記念例会のオープニングで流されたものです。手作りですが、なかなかの出来映えであり、何らかの会を開いている皆さんのご参考になると存じます。お暇なときにご覧下されば幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=aEtu1Ma9_qk

◆林塾出身者・統一地方選挙のお知らせ「連載」の下をご覧下さい。

◆林英臣政経塾のホームページが新しくなりました。
イケメン塾士たちの顔写真が出てきます。
是非とも一度ご覧下さいませ。
http://www.hayashi-hideomi.com/seikeijuku/

◆新著が出版されました。

東洋的達人の研究『念子が養う超人的能力』博進堂1800円(税込み)です。下記は「まえがき」です。

「人には念エネルギーを出す力があり、私はそれを「念子」と呼びました。念子は発展や幸福、調和を左右する元として、大変重要な働きをしています。

念子をどう発し、如何に受けるか。達人が自分を超えた「目には見えない力」を発揮するのも、念子の働きであると言えます。

世界は東西文明が交代する転換期にあり、日本は明治以来の旧体制を一新すべき創生期に入りました。これから益々、各分野に達人が求められることになります。

本書の構成は『老子』がベース(老子第四十五章~六十五章)ですが、文明論や大和言葉(日本思想)、老子以外の東洋思想を縦横無尽に駆使しております。日本人であること、東洋人として生きていくことの意味を明らかにし、志の高い人生に目覚めて頂くためのヒントを満載出来たという自負があります。

これから自分は、どこへ到達したらいいのか、何を信念として生きていけばいいのか。本書が、その答を見つける上で役に立てたなら、著者として本望とするところです。綜観 拝 」

ご注文はこちらからどうぞ→ http://www.hayashi-hideomi.com/books

●日記● 平成27年3月9日~13日

★☆松下村塾から人財が育った理由

3月9日(月)、明日から4連戦となる講義の準備に勤しむ。

◆21世紀の英傑は出るか…

長州には、藩校の明倫館と私塾の松下村塾があった。規模、歴史、教科内容、教授陣、生徒の質、どれを取っても断然藩校が優れていた。ところが面白いことに、維新の志士は、みすぼらしい私塾のほうから育った。

その理由は、吉田松陰先生の指導によって、塾生たちの視野が未来に広がっていたところにある。藩校は体制維持のための学問所だから、常に過去を向いている。一方私塾は、過去に囚われることなく未来を志向している。未来に視点を広げる松下村塾から、幕藩体制下の価値観や権威を超えた、次の時代が必要とする人財が育ったのは理の当然であろう。

あまりにも形が整い過ぎたところからは、志士人物が生まれ難い。まだ何も無いが、日本を変え世界を救おうという志だけは、どこにも負けないものがある。そういうところから、必ず21世紀の英傑が生まれるはずだ。

★☆高杉晋作や久坂玄瑞が求めていたもの

3月10日(火)、浜松の東林志塾(日内地孝夫塾頭)で「江戸日本学」第八話。

◆こせこせ小さくまとまるな!

高杉晋作も久坂玄瑞も、藩校の形式化された教育に飽き足りぬものを感じていた。これではない、ここには無いと。

自分を奮い立たせてくれる学問、このためなら人生を賭けられるという目的、この仲間となら一緒に死ねるという同志。

それらを欲していた久坂や晋作ら有為の若者が、続々と松下村塾に入塾した。

村塾では、塾生が生き生き学んでいた。激動期において何を為すべきかを、とことん議論出来た。

そして、日本の将来を我が事として、経世の志を立てることが出来た。

今の日本にも志士はいる。打てば響く青年たちよ、こせこせ小さくまとまるな!一回限りの人生を歴史の大舞台に上げよ。共に日本の大使命を証明しようではないか。

★☆ダメなときはダメなほうが、後々のためになる…

3月11日(水)、政経倶楽部連合会・広島支部(佐藤克則支部長)で「高杉晋作」をテーマに幕末志士論を講義。

◆行けないときは行かなくていい。でも、行けなくなった意味がある。
それを考えて、次は行けるよう強く願おう。

会えないときは会わなくていい。でも、今は会えない理由がある。
それを考えて、次は会えるようしっかり祈ろう。

出来ないときは出来なくていい。でも、出来なかった原因が必ずある。
それを考えて、次は出来るよう工夫してみよう。

分からないときは分からなくていい。でも、何かが足りなくて分からないはず。それを考えて、やがて分かるよう努力しよう。

そうして問題を乗り越えれば、そのときはそれで良かったということに気付いてくる。ダメなときはダメなほうが、後々のためになるというわけである。たまたまの運で上手くいくことほど怖いものはない。

◇人は大抵、長所でダメになる◇

優れた点があれば、それだけ苦労も多い。腕力が強ければ、それを抑える自制心が求められる。頭が良ければ、その分、悪知恵を起こさないよう利他心を持たねばならぬ。

美男・美女であれば、いつも回りがちやほやしてくれるし、たとえふられても、替わりはいくらでも待ってくれている。

美しい人はそのままでモテるから、内面を磨くことを忘れてワガママになり易いのだ。イケメンほど、自己修養を忘れてはならない理由がそこにあるだろう。

人は大抵、長所でダメになる。何かに優れていれば、それを生かすのに、謙虚さと努力が他人の何倍も必要になると思う。

頭が良く、腕力が強くて、しかもイケメン。そういう人がワンマンになると、国家も会社も危うくなるから要注意なり。支那の歴史を見ると、王朝の最後にそういう人物が何度も登場している。

★☆政経倶楽部連合会・名古屋支部が盛り上がる

3月12日(木)、広島から名古屋に移動。午後1時から、政経倶楽部連合会の「3つの基本理念」を自分の経営や人生に置き換えるための研修を行う。

その後、名古屋支部(牧山育美支部長)3周年記念例会で熱講!
演題は「あなたの人生は地球のバイオリズムに乗っている」。

80名近い参加者で賑わい、懇親会も50名以上が参加して大いに盛り上がる。林塾から水野岳男塾士が参加。

★☆トップである自分が去った後の対策は大丈夫か

3月13日(金)、4連戦の講義を終えて浜松に戻る。

◆現在よくまとまっている組織にも、まだ足りないことがある…

組織には中心が必要だ。中心に立つ人物がいないと、有機的な活動体にはならない。

その昔「誰が中心でもない。みんな平等。そういう組織が理想」と語る知人がいた。私は違うと反論した。

趣味で集まるサロン的同好会ならそれでいいが、目的を持ったパーティ(党)になるとそうはいかない。

ある勉強会を代表不在のまま発会させたところ、全然ダメだったことがある。中心がいないと、決定を下し、人を集め、会を続ける根源力が生まれないのだ。

そして、中心は一つでなければ全体がまとまらない。もしも代表者が二人いたら、それは別個の組織の寄り合い所帯ということになる。

では、現在がよくまとまっていればそれでいいかというと、まだ足りないことがある。それは、トップである自分が去った後の対策だ。

次世代を考えて打つべき手を打っておかないと、自分の引退と共に組織崩壊ということもあり得る。人気が高く、個人の魅力で指導力を発揮し、回りは何となくそれに付いてきただけ。そういう組織の後を継ぐことくらい、難しい役目は無いだろう。

事業承継の際、後継者を支える側近や幹部の力量が問われるのは言うまでもないことである。