邪魔をしてくる人の中に、案外「恩人」がいたりする

こんばんは。明後日から林塾「政治家天命講座」第10期の西日本3連戦です。関西講座→九州講座→中四国講座を回ります。

◆「大阪都構想」の廃案により、維新の国政での影響力が低下すると言われています。憲法改正への道筋を開いていくためには、自民と維新の連係が欠かせません。しかし、維新は今後、民主とつながる可能性もあります。

いずれにせよ、中央の動きとは別に、真に国家と国民を救うための「地方連合」を起こさねばなりません。英邁な諸侯(首長)による“諸藩同盟”です。そうして国と地方が連動すれば、日本の生き筋は必ず描けるはずです。

◆来週は四国で講義をします。お気軽にお運び下さい。
四国中央立志会
☆社長・幹部対象 5月25日(月)午後2時~4時

経営者のための『論語』講話 第1回

☆社員・中堅対象 5月25日(月)午後7時~9時
公益経営のお手本!伊那食品工業株式会社に学ぶ「年輪経営」第13回
自分で努力して会社を変えてやるというくらいの気概を持て。
「モノづくり大国」から「観光大国」へ。観光大国への5つの要素。
判断に迷ったら原点に帰れ。 他

参加費:2000円(初回無料)
会場:両講座とも ホテル グランフォーレ(四国中央市三島朝日)
会場お問い合せ 電話0896・23・3355(ホテル グランフォーレ)

◆親友の宮下一郎氏(財務副大臣)が、日経新聞紙上で林を紹介してくれた。下記は、交遊抄「やる気の源」平成27年5月11日付朝刊より。

「最初にお会いしたのは約20年前。地元で開いた講演会で「地方こそが人材を生み出し日本の未来を切り開く原動力となる」と熱く語る姿が印象的だった。松下政経塾1期生で、全国各地で政治家を育てる講座を主催する林英臣先生だ。

2001年からは、先生を講師にお迎えし、地元で伊那谷文明維新塾が発足。幕末志士の姿や大和言葉、論語・孟子などの東洋思想、武士道哲学、文明論などを学んできた。

2013年からは、東京・永田町でも林先生を講師とし、超党派の国会議員を対象とする勉強会がスタートし、私も世話人の一人を務めさせて頂いている。勉強会の後には、参加した議員で先生を囲み、日本の将来や政治のあるべき姿などについて熱い議論を重ねる。

志を持ち実際に行動すること、大局観を失わないことなど先生から学んだことは多い。

1歳年上の熱意あふれる先生の姿に接することは、「私もがんばるぞ」というやる気を生み出す源でもある。

少子高齢化への対応、財政再建、地球環境問題等、日本が様々な問題に直面している現在、「文明は800年ごとに転換点を迎える。これからはアジアの時代。日本こそが新たな文明を起こし、世界発展のリーダーとならなければならない」との先生の言葉に身が引き締まる思いだ。(みやした・いちろう=財務副大臣)」

宮下一郎氏は、日本政治の良識であり、知恵であり、愛情だと思う。
宮下氏が地元で行う講演会の内容は、財務はもとより教育・雇用・地域再生・交通網・農業・環境・循環型社会・医療・社会保障・外交・防衛など多岐に渡る。懇切・詳細にして且つ情熱的な弁舌には、一国の命運を背負わんとする政治家の気迫が満ちている。

宮下氏は、いつお会いしても、温和な眼差しで丁寧に迎えて下さる。目下の者に威張るような姿を見たことは一度も無い。懇親会でも、人の話をしっかりお聞きになり、その上で持論をしっかり語られる。野党の若手議員の中にも、そういう宮下氏の人柄を慕う者が増えている。

●日記● 平成27年5月11日~16日

★☆邪魔をしてくる人の中に、案外「恩人」がいたりする

5月11日(月)、午前中は自宅事務所の草刈りを行う。午後は庶務。

◆あいつが邪魔したお陰で、俺は本当に迷惑した。頭に来た!悔しい!

そのときはそうとしか思えなかったのに、後になってみて、その邪魔してきた人が「恩人」であったことに気付いたりするから人生は面白い。

妨害してくれたことで、小さな場所に固定されないで済み、身軽になってもっと広い世界で発展出来た、などということが起こるのである。

小生は来年、数え年の60歳を迎える。相変わらず成長は遅いほうだが、それでも還暦が近付いてきて、段々世の中や人間が見えてきた。

★☆幕末志士が愛読した『日本外史』という歴史書

5月12日(火)、浜松の東林志塾(日内地孝夫塾頭)で講義。
「江戸日本学」の現代への置き換えとして、「里山資本主義」前編を話す。

5月13日(水)、政経倶楽部・広島支部(佐藤克則支部長)で講義。
最初に、転換期である幕末維新期と現代(2008~2025)を比較しつつ今後の予想を話す。その後、本題である「西郷隆盛」の解説へ。
指定された予定時間(60分間)を“掟破り”し、3時間熱講!
参加者の半数近くが、広島文明維新塾からの“応援団”であった。
林塾からは、荻村塾士と西川塾士補が参加。

5月14日(木)、午前中は「頼山陽資料館」を訪ねる。頼山陽の著書『日本外史』は、幕末のベストセラーとなって多くの志士に愛読された。松陰先生も、これを教本に用いており、この歴史書によって武士の魂に
火が付けられたのである。

愛読された理由は、『日本外史』が読み易かったところにある。
司馬遷の『史記』をお手本に、臨場感あふれる筆法で書かれていたのだ。

神戸に移動し、夜は神戸の今啓林会(今井啓介会長)で講義。
「江戸日本学」の最終回として「里山資本主義」後編を話す。その中で、公益経済における成長のあり方(物心両面の成長・年輪成長・循環成長)や、転換期を生き抜くための対応策(企業&個人)について解説した。
林塾から、布田塾士が参加。また、布田塾士の盟友である射手矢議員も参加。

◇みんな自分の言いたいことを言うだけ…◇

懇親会に出たときは、参加者の言うことをよく聞く。黙っている人には声を掛け、こちらから質問する。そうして、みんなの話し合いになるよう促す。

私はそう心掛けているのだが、なかなか上手くいかないことが多い。

聞く耳が無くて一方的に喋りまくる人や、自慢話ばかりする人、上からものを言いたがる人が多くて、対話にも会話にもならないのだ。相手の話は殆ど聞かず、次に自分が喋るチャンスを狙っているだけである。

私以外に誰かリード役がいて、連携プレーで盛り上げていけたら、きっと満足度の高いディスカッションや懇親会になるのにとよく思う。

懇親会には、講演や講義とは、また違う苦労があるということを身に染みて感じるところである。

人の話が聞ける、その上で自分の意見を言える。それは見事な見識であり、しかも謙虚さがある。そういう人物は滅多にいないものだ。

★☆あと5年で、幕末の百倍以上の転換期になる!

5月15日(金)、岡山アイナリーホールで講義。大和言葉の世界観「ムスヒ」後編として、古事記に示された、陽陰ムスヒの神の働きによる、宇宙の創生と地球の成立について解説。帰りに京都・綜學社研修所に寄って、神棚のお清めと坪庭の手入れをする。

◆あと5年、あと5年で本格的な変動期に入り、旧体制は保たなくなる。

幕末の百倍以上の転換期になるのだから、もはや志士ファンクラブや、維新ごっこをやっていられるときではない。

これから講義が益々先鋭化することをお許し頂きたい。顔面・金的攻撃有りのフルコンタクト講座をやる。

★☆対立して止まない組織を、どうまとめるか

5月16日(土)、出張中に事務作業が溜まる。今日は半分休養、半分庶務。

◆派閥の対立、主導権争い。あらゆる組織が人間関係で揉めている。

もともと人間には、食い気や色気の他に、仲間を組む「群れ気」、さらに組織を思い通りに操ろうとする「仕切り気」がある。徒党を組んで対立するのは、人と組織の常態なのだ。

トップの役割は、この対立して止まない人間関係の摩擦を和らげ、全体を一つにまとめるところにある。

そのために必要なことが、何のため誰のためにこの活動や仕事をやるのかという理念・目的の明確化と、何をいつまでにどう進めるのかという戦略や目標の提示だ。理念が共通言語となり、目標が共有化されれば、組織がまとまる下地が出来上がったことになる。

その上で、部下の苦労を思い遣り、声を掛け、ときに愚痴や悩みを聞いてやる余裕が、トップには欲しい。ただ頭が良くて優秀というだけでは、部下は付いて行けない。

それから、いくらトップの人柄が良くても、やたらに人を切ってばかりいる幹部をナンバー2に付けていると、大切な部下が次々辞めさせられていくことになるから、この点も要注意だ。

なお、トップであれナンバー2であれ、困るのは次のタイプなり。聞く耳が無くて一方的に喋りまくる、気分屋にして我儘、自分が一番偉いと思っており常に上からものを言う、非を認めず決して謝らない、などなど。結局そういう人たちは、自分にとって居心地のいい組織にしたいだけなのだ。