出よ!平成の二宮尊徳

こんにちは。今日の浜松は、一日雨が降っています。

国会では、野党が安保法案の議事進行を遅らせる戦術を取っているようです。昨日からの国会は、とても子供たちに見せられる状況ではありません。
私は、賛成・反対を超えた、もっと高度な見解を国民は求めているのではないかと思うようになりました。皆さんも、二元論に囚われずに考えてみて下さい。

◆来週は岐阜で講義します。
☆岐阜セミナー 9月23日(水・秋分の日)午後6時30分開演
日本人力を養うための「日本学講座」
分かり易い「和の哲学」講座の決定版!
第三講「太陽主義」前編~明るい心が穢れを祓う。
天照大御神と岩戸隠れ。
熱意だけは最高でなければならない(松下幸之助)。
光は繁栄の基本。 他
参加費:全4回1万円(不参加時CD等送付)、ビジター3千円(要事前予約)
会場:JR岐阜駅隣接・じゅうろくプラザ
主宰:多和田美子さん 090・1097・3080
申込:FAX058・382・9755
お名前・ご住所・連絡先をご記入下さい。

●日記●
平成27年9月15日
浜松の東林志塾(日内地孝夫塾頭)で講義。「士道と日本」の第三講。
学問は実学となるよう、身に付くまで繰り返し復習すべきことと、厳粛に師を選び、一度付いて行くと決めたら、師を君父と見なさねばならぬことを述べた。京都や愛知県からの参加者もあり賑わう。

●評論・随筆●

◆出よ!平成の二宮尊徳◆

二宮尊徳の教えは、単なる精神論とは全然違っていた。いかに実行し、成果を出すか。全てが実践に貫かれていた。道徳で貧乏になったら意味が無いと。

その改革4綱領
1「至誠」…嘘偽りのない至高(最高)の誠(マコト)。
2「勤労」…学んだことを実行し、よく働く。
3「分度」…収入(生産高)を調べ、それに応じた予算を立てる。
4「推譲」…倹約によって生じた余裕を、人々や未来へ推し譲る(残す)。

改革が成功するか不成功で終わるかは、人のここを見よ!
1 トップが本氣であるかどうか。中心がブレたら終わり。
2 リーダー層(改革メンバー)が「至誠」を守って正直であるかどうか。
3 人々が成功を信じ、迷わないで「勤労」に徹していけるかどうか。

尊徳は100年間さかのぼって地域の生産高を調べ、その平均値を出し、凶作の周期を明らかにし、再建計画を打ち出した。これを「分度」という。
分度によって生まれる余剰が「推譲」だ。

出よ!平成の二宮尊徳。地域から日本を救え!

では林は何をするか。私は人を育てます。弟子の一人、おぎ村ふみ規(林塾8期生)が広島県廿日市市の改革に間もなく立ち上がります。乞うご期待!

◆「ああ、この人は凄い!」と思わせてくれる人◆

議論をしていて「ああ、この人は凄い!」と思わせてくれる人がいる。
それは下記のような人だろう。

1 核心を掴んでおり、本筋からズレないで話を進めていく人。

核心も本筋も、原点につながっているのが普通であり、原点は「そもそも…」に続く言葉を考えてみれば見えてくる。そもそも誰のため、何のため、何が目的の議論なのかと。

2 全体を観ており、部分観に陥らないで話を誘導していける人。

部分に囚われ、自説に拘(こだわ)り、「小さな正義」に固執した議論がいかに多いことか。大局を見失わず、「全体にとってどうなのか」を意識している人の話には聞き応えがある。

3 未来を予測し、どの方向へ向かうべきかを決定出来る人。

あまりにも現実に埋没した、夢も希望も無い議論で終わるようでは淋しい。
宇宙も人類も生成発展している。理想に向かって、何をどう進めるのかを真剣に話し合おう。組織と活動を伸ばしていくため、皆が本氣になれる方向性を打ち出す姿は見事だ。

4 知恵があり、実際に成果を生み出していくための具体策を話せる人。

大きな成功の要諦は、目標に向かって工夫を怠らず、小さな事を成功するまで
続けるところにある。徹底の無いところには達成も繁栄も無い。地道に根気よく
続けていく人によって、開花結実が導かれるのである。

それぞれにキーワードを入れた。1は原点、2は大局、3は本氣、4は徹底だ。
議論の原点を認識し、大局を観察し、本氣になれる方向性を導き、成功へ向かって徹底する。そうすれば、必ず活動は発展する。

そんな人は滅多にいないと思うなかれ。学んで習い、習って生かせば身に付くものだ。私の回りには、この原大本徹の実践者が着実に増えている。

◆大阪市長の橋下氏を侮ってはいけない◆

少し前に、大阪市長の橋下徹氏を評価する個人的意見を書いた。10月の新党結成にあたって、大阪系だけで始めるという構想を聞き、それに賛意を述べたのだ。

最初に中心軸を確立し、焦らず成長させ、一丸となって活動出来る組織を育てていくのは、組織育成の王道である。

今朝(9月17日)の日経新聞朝刊には、次のような橋下氏の発言が紹介されていた。曰く、維新の党側に、分党と政党交付金の分配手続を求めない。お金は全部向こうに渡す。組織で一番重要なのは、逃げないメンバーで固めることだと。

この発言も、さっぱりしていていいと思う。

このところ安倍内閣の人気が急落している。野党は安保関連法案反対で気勢を上げているが、この嵐が過ぎ去ったら何でまとまるつもりなのか。

そういう中で、第3極期待論が、橋下人気によって復活するかも知れない。
これまで橋下氏には言い過ぎが多く、マスコミ出身の軽さも目立っていた。
政界引退表明もあった。が、氏には経験を素直に自己成長に生かせるところがある。彼は案外遠くを見ている。侮ってはいけないと思う。