大事を成す人物は、小事にもうるさい

こんにちは。本降りの雨になりました。
長野駒ヶ根→四国中央→大阪→横浜を回り、計5件の講義を務め、本日昼過ぎに浜松に戻ったところです。

◆3日(土)は第15期「若手印刷人経営塾」で講義(東京)。
4日(日)は林塾・塾士の応援で仙台へまいります。
それから7日(水)は東京、8日(木)は會津で講義します。

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)10月7日(水)午後6時~9時
「士道と学問」吉田松陰の師、山鹿素行が教えたサムライの素養
綜學講座「士道と学問」第二講
「聖人」…部分に囚われることなく全体を観、皆を生かしていくのが聖人。
「知至」…知を究め、物の理を掴み、信念に義を据えよ。
君子は義を利と心得るが、小人は義を知らず利のみに生きている。
会場:湯島天満宮参集殿 参加費:5000円
お申込先:事務局 案内役 渡辺学さん Watanabe Manabu
TEL 045-580-3181   e-mail: keisei@ni-gata.co.jp

☆会津立志セミナー:「吉田松陰に学ぶ人を育てる極意」
現代に吉田松陰先生が生まれ変わったら、何を語り、どう動くか!
第3回:10月8日(木)午後6時半~9時
「人は初一念が大切」野山獄と実家幽囚の間で行われた孟子の講義とは
最初の志の高さが全てを決めていく。志士の心構えとは何か。 他
詳細 → URL: http://www.lisshi.com
(事務局・野口さん) 

◆新著、東洋的達人の研究『念子が養う超人的能力』
「何度も読み返しています」というご感想を多数頂いております。
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●日記● 平成27年9月26日~30日

◆9月26日(土)、伊那谷文明維新塾(佐々木祥二塾頭、長野県駒ヶ根市)
で、『大國民讀本』を教本とする日本学第五講「中心主義」を話す。
国家も会社も家庭も、混迷の原因は、中心が不明瞭なところにあると。

本塾設立メンバーの一人である宮下一郎財務副大臣は、講師の林より早く会場にご到着。懇親会も最後までご参加になり、そのまま東京に戻られた。
また、文明法則史学研究所の服部匡成所長が、遠路横浜からご参加。
新しい参加者も多く、途中でテーブルと椅子を増やすほど賑わう。

下記は、本日参加された議員の皆さん。
宮下一郎さん(衆議院議員・財務副大臣、国会版林塾筆頭世話人)
佐々木祥二さん(長野県議、伊那谷文明維新塾塾頭)
酒井 茂さん(長野県議)
三原一高さん(長野県駒ケ根市議)
小原茂幸さん(長野県駒ケ根市議)
池上善文さん(長野県駒ケ根市議)
村田 豊さん(長野県中川村議)
柳生 仁さん(長野県中川村議)
百瀬輝和さん(長野県南箕輪村議)
清水正康さん(長野県宮田村村議、林塾1期生、伊那谷文明維新塾事務局)

◆9月28日(月)、昼間は四国中央立志会「社長セミナー」で『論語』に学ぶ経営者・経営幹部の心得(3回目)を話す。
夜は「社員セミナー」。松下幸之助著『社員心得帖』を教本に1回目の講義。
素直な肯定観の大切さや、会社を人生の道場と心得るべきことを述べる。
会社は社員の成長を希望し、常に応援しているのである。

林塾から下記2名が参加。
五味塾士(7期生、香川県観音寺市議)
川崎塾士(7期生、香川県綾歌郡綾川町議)

★9月29日・林英臣「大阪講演会」で話す。
テーマは松下幸之助に学ぶ「日本の未来像と公益経営」
~日本型経営の繁栄と成功のコツはここにあり~。
会場は昭和6年に創建された綿業会館。

東京の人は世界を見ている。回りが世界を相手にしているから、自然と世界が視野に入るのだろう。

一方、大阪の人はどうだろうか。まず東京を見てしまう人が、減ったとはいえまだまだいるらしい。東京もんには負けたらアカンと。

大阪の皆さんには、日本を変え世界を救う先頭に立って頂きたい。
そういう願いで、今日は関西の若手経営者や政治家を相手に講義した。
単なる勉強会ではなく、活動体に成長させていって欲しい。

林塾から下記9名が参加。
福丸考之塾士(1期生、大阪府茨木市議会議員)
岡本忠蔵塾士(2期生、元京都府議)
渡部 裕塾士(4期生、大阪府四條畷市議会議員、本日の主催者)
石川 勝塾士(4期生、大阪府吹田市議会議員)
南出賢一塾士(4期生、大阪府泉大津市議)
上田光夫塾士(5期生、大阪府茨木市議会議員)
占部走馬塾士(5期生、大阪府議会議員)
谷本佳亮塾士(7期生、岐阜県美濃加茂市で活動中)
藤田文武塾士(8期生、株スポーツカンパニージャパン、本日の主催者)

また、下記の同志面々がご参加。
服部匡成さん(文明法則史学研究所所長)
藤岡俊雄さん(公益資本主義推進協議会副会長)
山本道代さん(中日本やまとことば研究会代表、綜學社研究員)
田中涼子さん(広島まほろば学習会副代表、神戸今啓林会会員)
小笹嘉洋さん(笹塾塾長、神戸今啓林会会員)
小笠原健さん(神戸今啓林会会員)
かとうきよこさん(神戸今啓林会会員)

◆9月30日(水)、神奈川県中小企業家同友会主催・第19回共育講演会で「人間らしく生きる、働く」をテーマに90分間話す。経営者と幹部社員ら約250人が参加。会場は、大正時代に建てられた横浜市開港記念館ホール。

いかにしてトップと社員の気持ちをつなぐか。仕事に生き甲斐を感じて頂くか。
原点から根幹を養えるよう、懇切に熱意を込めて講義した。

今日は以下の皆さんをはじめ、多くの方々から応援を頂いた。
司会進行~中筋宣貴さん(湘南天命講座1期生・事務局長、経世志塾世話人)
まとめご挨拶~渡部学さん(湘南天命講座4期生、経世志塾事務局長)
アテンド~佐々木純子さん(湘南天命講座7期生、経世志塾塾生)
サポーター~石田綾子さん(湘南天命講座7期生、経世志塾塾生)
応援団長~田中肇さん(湘南天命講座代表世話人、経世志塾創始事務局長)
応援団~中村暢宏さん(湘南天命講座5期生)
応援団~山田進弘さん(湘南天命講座6期生)

また、林塾から下記2名が参加してくれた。
小澤 隆(9期生、静岡県沼津市議)
高橋浩司(9期生、神奈川県鎌倉市議)

●評論・随筆●

◆大事を成す人物は、小事にもうるさい◆

松下幸之助塾長は、「成功の要諦(ようてい)は成功するまで続けるところにある」と言われた。継続しなければ成功はあり得ないという意味だが、説明の際に、私は少し言葉を加えている。

「大きな成功の要諦は、小さな事を成功するまで続けるところにある」と。
則ち、千日行の満願は一日一日の積み重ねから、目的地への到達も一歩ずつの歩みからなのだ。

ところが、小事をいい加減にし、手を抜いたまま平気でいられる人が随分(ずいぶん)いる。面白いもので、そういう人ほど「小さな事に拘(こだわ)るな」と言う。大言壮語し調子よくべらべら喋るのだが、小事が疎(おろそ)かであるがゆえ龍頭蛇尾(りゅうとうだび)に終わることになる。

大事を成す人物は、実は小事にもうるさい。大きな成功は、細かい事の積み重ねによって達成されるということを体験的に知っているのだ。しかも、大局をしっかり観ている。全体をよく観、どこから手を付けたらいいのかを考え、その上で小局・細事に対応しているのである。

結局、本当に大きな事が出来る人間は、全体を観、大局を掴(つか)みながら、小事や細事に一心に取り組んでいるというわけである。

◆日本的経営とは? その基本精神5カ条◆

第一に信用。信用なくして永続も繁栄もなし。
地道な努力、小さなことを疎かにしない真面目さ、勤勉さが大切。
理念や信念に外れた仕事は受けない、やらない。

第二に互恵。自社だけ、自分だけ儲けるのではなく、同業者や取引先と共に栄えていく。
仲間と息を合わせて仕事をする。連係プレーは日本人のお得意。

第三に年輪。急激な成長を求めず、ブームに注意し、着実な年輪成長を目指す。
倹約に努め、好調なときに蓄積し、低調なときにうろたえない。
常に遠くを慮り、長く続けて老舗となる。

第四に公益。企業は公器なり。
世のため人のために会社を経営し、社会貢献を忘れない。

第五に上下一体。上は下のために、下は上のために努力する。
社長は社員の幸せを、社員は社長の志実現を心がける。

物欲膨張資本主義が行き詰まり、世界が日本的経営を必要とする日がきっと来るだろう。

◆経営は国防の最前線◆

ここまで国難になると、会社経営なんて、やっていられない。
なんか、違う事をやらなきゃ。

そういう気持ちは、とてもよく分かる。だが、焦りは禁物だ。

経済がしっかりすれば、相手国にとって日本は必要欠くべからざる国になる。
当然、攻めてはいけない国ということになる。そこに、経営者だからこそ関与出来る、国防への努力があるのだ。

これまでの膨張資本主義経済が、公益志本主義経済に移行する。
その転換を担う人物が、若い経営者の中から、どんどん出てくるだろう。

これから経営者や経済人への講義が、もっと増える予感がする。