あらゆるものが限界を迎えている

こんばんは。今日の浜松は暖かな一日でした。
先週は浜松→仙台→東京→千葉県我孫子→長野県駒ヶ根で講義・演説しました。
明後日18日(水)からは、林塾西日本3連戦(関西→九州→中四国)です。

●日記● 平成27年11月10日~14日

◆11月10日(火)、浜松の東林志塾(日内地孝夫塾頭)で「士道と学問」の第五講を話す。儒教が戦国時代の法家、漢代の訓詁学、宋代の朱子学によって三変したこと。志士の胸の内に自然と湧き起こる言葉が詩となり文となることを述べた。同塾では、東洋人・日本人としての基盤を養おうとする参加者が増えてきており大変嬉しい。

◆11月11日(水)、林塾「政治家天命講座」第10期東北拡大講座で武士道を講義。江戸時代初期の大学者・山鹿素行の士道実学と、元禄を過ぎた頃にまとめられた『葉隠』を元に、日本思想の原点が武士道精神にあることを熱講。

◆11月12日(木)、林塾「政治家天命講座」第10期関東拡大講座で、昨日と同じく武士道を講義。昨日同様、気迫を込めて話した。

◆11月13日(金)、林塾3期生・久野晋作の選挙応援で、伊藤塾士など多数の林塾同志と共に千葉県我孫子市へ向かう。林は街頭演説を2時間超行う。
※久野塾士は上位当選。残念ながら福島の先崎塾士は惜敗であった。

◆11月14日(土)、伊那谷文明維新塾で日本学「民本主義」を講義。
今後の発展を期待して、冒頭に同塾の原点を述べる。
デモクラシーは民主主義ではなく民本主義であるということや、国民を慈しまれた歴代天皇の大御心を御製から学び合った。

政界関係者のご参加は下記の通り。
宮下一郎さん(衆議院議員、前財務副大臣、国会綜學勉強会筆頭世話人)
宮下 治さん(長野県元駒ケ根市議)
三原一?さん(長野県駒ケ根市議)
坂井昌平さん(長野県駒ケ根市議)
橋場みどりさん(長野県飯島町議)
柳生 仁さん(長野県中川村議)
春日 元さん(長野県宮田村議)
清水正康さん(長野県宮田村議、林塾1期生)

●評論・随筆●

◆「君、それ本氣か」◆

松下幸之助塾長は「君、それ本氣か」と尋ねて下さった。

本氣の志なら、やがて大成されるだろうが、ただ漠然と思っているだけでは全然ダメだと。

本氣の「本」は木の根もと、「氣」は米を炊くときの蒸気の力(=エネルギー)を表している。即ち本氣とは、根元(=種)から起こる氣力のことで、見せかけのやる気や一時(いっとき)の燃え上がりとは根本的に違う根元力のことである。

本氣は志と言い換えてもいい。本氣でこころざすことを志というのだ。

では林は、何を本氣で志しているのか。文明論と日本学・東洋学などを大系化した綜學によって志士人物を育て上げ、日本改新と文明維新を成し遂げること。
これぞ我が志なり。

◆大事な答は自分の中にある◆

志を立てる際、気を付けるべきことがある。

その一つが、浮き足立つなということだ。
世間の騒がしさに振り回され、人と比べて自分は出世が遅いなどと狼狽(うろた)えているようではいけない。

大事な答は、実は自分の中にある。それを原点といい、人生の種として全ての大本となっているものだ。

その種は「そもそも」に続く言葉で探してみよう。そもそも何がしたいのか。
そもそも何が喜びなのか。そもそも何のため誰のために生きていくのか。
今取り組んでいる事業は、そもそもなぜ始めたのか。などと自問自答してみたらいい。

また、日本人としての原点、生まれ故郷から受けた原点、御先祖や親兄弟から頂いた原点、生い立ちとこれまでの体験(感動や悔しさ)や出会いの中にある原点なども考えてみたい。

一頃「自分探し」という言葉が流行ったが、それは原点探しだったのではあるまいか。

◆あらゆるものが限界を迎えている◆

ヨーロッパの衰亡、アメリカの衰退、アジアの台頭、民族大移動の発生。
これらは35年前から訴えてきたことだ。

東西文明の転換期に突入した今、あらゆるものが限界を迎えている。

無限物欲資本主義の限界。
ワガママ民主主義の限界。
覇道膨張国家主義の限界。

これからは、物心両面の成長をもたらす公益志本主義、人間の徳性を高めていく高徳民本主義、互いに相手の国を尊敬し合う共生国家主義へと移行・進化しなければならない。

人類は、次の文明へ転換出来るかどうかの瀬戸際に立っている。
日本は、2020年から先が勝負のときとなる。
安倍首相ががんばっている間に、しっかり準備を整えておきたい。

◆組む相手で人の成長が決まる◆

今、いいパートナーに出会って成長している人。
反対に、新しいパートナーに振り回されて小さくなっている人。

二宮尊徳という人の最初の奥さんは、家を空けてばかりいる夫に失望して出て行った。次の奥さんは、二宮尊徳の生き方に惚れて終生寄り添った。

組む相手で人の成長が決まるから恐ろしい。