どこに重要ポイントがあり、全体から観たらどうなのか

こんにちは。将に将たる器を持った政治家が、益々必要になりました。

◆明日は九州で講義します。初参加大歓迎です!
☆政経倶楽部連合会・九州政経倶楽部2月例会
日時:2月25日(木)開場午後6時、開始6時半~終了8時
演題:「世界は文明動乱期に突入!転換期を生き抜くための、経営者の覚悟と知恵」
場所:ホテルクリオコート博多(博多駅筑紫口(新幹線出口)徒歩0分)
会費:会員・ビジター共3000円
担当:九州支部長・毛利克彦さん TEL:090-5084-2966
http://www.seikei-club.jp  info@seikei-club.jp

◆林塾・選挙結果のお知らせ
◎トップ当選 2月14日投開票 山口克浩塾士(5期生)京都府八幡市議補選

●日記● 平成27年2月15日~24日

◆2月15日(月)、林塾4期生の南出賢一塾士(大阪府泉大津市議)が浜松の林英臣事務所に来所。活動報告と今後の抱負を語ってくれた。
拳闘(ボクシング)と同じく前進あるのみだ!

◆2月17日(水)、政経倶楽部連合会・千葉県支部(山本克己支部長)2月例会で、「古事記の世界観から紐解く経営者の使命とは」を演題に講演。
50名を超える参加者で賑わう。林塾から下記4名が参加。

田沼隆志塾士(3期生、前衆議院議員・千葉県千葉市)
長谷川雄祐塾祐(5期生、千葉県習志野市で活動中)
小川義人塾士(6期生、千葉県印西市議会議長)
山口孝弘塾士(7期生、千葉県八街市議)

◆2月18日(木)朝、田沼隆志塾士を支援する経済人の会で35分間講話。
「世界を動かす3つの原理」と「転換期における経営者のあり方」について話す。

◆2月19日(金)、神戸の今啓林会(今井啓介会長)2月例会で講義。
山鹿素行『聖教要録』第八講。要点は次の通り。
「忠恕」…忠は心を(中心に)中(あ)てること。恕は相手の心情を酌むこと。
「敬恭」…敬のみでは言動を慎むだけで終わり易い。礼によって仁愛を表そう。
「鬼神」…子孫が先祖霊(鬼)を祭れば、先祖の御霊(念子)が活性化する。
会場は神戸一宮神社。林塾から下記4名が参加。インターン大学生も4名参加。

福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)
布田拓也塾士(3期生、大阪府泉佐野市議)
石川 勝塾士(4期生、大阪府吹田市議)
射手矢真之塾生(11期生、大阪府泉佐野市議)

◆2月20日(土)、岡山セミナーで山鹿素行『聖教要録』の第六講。
会場はサン・クリニック アイナリーホール。
要点は下記の通り。※なお第五講は次回話します。
「中」…中庸(調和)を尊び、中心を捉え、何事にも動じてはならない。
「道」…道は「より所」であり、積み重ねによる進化発展の基本線なり。
「理」…物事には道理がある。道理に基づく全体の分析をコトワリという。

◆2月21日(日)、綜學社研修所で京都綜學研究会。
言霊学における「信(まこと)」の重要性について話す。
午後、学生たちは「ものごころ研修」に励む。
林塾から藤田文武塾士(8期生、綜學社事務局長)が参加。

◆2月23日(火)、国会綜學勉強会(宮下一郎筆頭世話人)で講義。
足かけ4年、通算17回目の今回は「綜學」の概要を話す。
綜學と全体観、綜學と知情意、綜學と原大本徹、綜學と国是三綱領など。
国会議員の一番の役割は、国家の安定を築くことで国民を守り、誇りある歴史を将来へつなげていくところにある。大きな器に対して大きな話を述べた次第。

●評論・随筆●

◆どこに重要ポイントがあり、全体から観たらどうなのか◆

指導者には、物事の「核心」と「全体像」を捉える能力が欲しい。

どこに重要ポイントがあり、全体から観たらどうなのか。
これらを把握する洞察力が、指導者にはどうしても必要だ。

そもそも誰が、何のために起こしたのか。その起点(原因)と流れ(経過)は。
それらを掴み、問題の核心と全体像をしっかりあぶり出そう。
筋道と優先順位が見えてくれば、的確な決断を下し易くなる。

特に政治家の議論は、相手の些細な誤りを採り上げて攻撃するばかりではダメだ。人間の小ささが見えてくるばかりで、聞いていて全然面白くない。

政局に終わることなく、もっと日本と世界が抱える諸問題の、核心と全体像を捉えた提言に努めて頂きたい。与野党を超えてなるほどと肯かせてしまう、歴史の評価に耐え得る大人物を何としても選びたい。

◆ロングセラーの秘訣◆

ロングセラーには秘訣がある。

中が空洞。亀田の柿の種は、中が空洞になっていて、あのパリパリ感を作っている。

中がカキ氷。ガリガリ君は、中が実際に砕いた氷、外が氷の壁になっていて、カキ氷の食感を上手く出している。

また、ふりかけの「のりたま」は卵が命。二種類の卵顆粒で、卵ふりかけの味わいを作り出してきた。

「のりたま」の発売以来の味のポイントは、こしあんにあるとのこと。
どう使っているかは企業秘密らしいが、味の要となる卵顆粒に練りこまれていそうな気がする。

こうして、ヒットしてロングセラーになるものには、必ず何らかの秘訣が存在していた。

これを、11年目を迎えた林塾の政治家育成に置き換えたら、どんな秘訣があるのだろうかと考えてみた。あれこれ挙げたいポイントが浮かんだが、やはり企業秘密にしておくべきかも知れない…。

◆天狗のご加護◆

久し振りに不思議な話をします。

若い頃、お世話になった人の中に、ある宗教団体の幹部がいた。
その人は、90歳を超える長命だった。その兄もまた長寿で、95歳くらいまで自動車を運転し、取れた野菜を知人に配っていた。

長寿の兄は天竜川の近くに住んでいて、真冬の早朝に、川で禊(みそぎ)をやっていた。禊を終えると、天狗たちがやってきて、河原で焚き火をして暖を起こしてくれたという。

その天狗は、きっとカラス天狗だったのだろう。カラス天狗の他には、頭領の大天狗もいる。天狗たちは、一団となって空を舞った。遠州の秋葉山や油山寺を根城に、遠く各地の霊峰や、世界の聖地にも飛んで行った。

日本が守られているのは、実はこの天狗たちの加護があるからだ。我が国には大きな使命があるので、天狗たちも真剣なのだ。

しかし、天狗の任務は、あくまで人間を助けることまで。人間自身が志を立てて、しっかり生きてくれないと、天狗たちとしてもがんばれないのだ。

今、日本の子供たちの中に、日本のため世界のために、立派な志を立てる子が増えてきている。そのことを天狗たちは、ことのほか喜んでいるらしい・・・。

昨晩、孫にここまで話しました。眠らせるためにしたはずが、却って目を冴えさせてしまったようです。

天竜川で天狗が焚き火をするところまでは、40年以上前に本当に聞いた話です。そこから後は、即興の作り話です。天狗というのは、特殊な任務を帯びて聖人を守っている人たちだったのかも知れません。

◆人間らしい孔子が好きだ!◆

孔子に子夏(しか)という弟子がいた。44歳年下で、孔子からは控え目な人物と評されていた。師の死後、子夏は「礼」を後世に伝える役目を果たすことになる。そもそも孔子は礼の大家であり、礼とは心を形に示すための作法に他(ほか)ならない。

子夏が、ある町の長官に任命された。子夏は孔子に挨拶をし、政治の要諦を尋ねた。師は「焦ってはいけない。目先の利益に惑ってもいけない。焦れば目的に到達せず、目先の利益に惑えば、大きな成功は得られない」と教えた(『論語』子路第十三)。

控え目な子夏に対してさえ、浮つかないよう諭していた点が面白い。
地位に就くと、誰でも多少は浮つく。浮つけば失敗の恐れが起こるから、餞(はなむけ)として注意を与えたのだ。

子夏をはじめ、孔子の弟子たちは続々と世に出ていった。孔子は弟子の挨拶を受けながら、心から嬉しく思うと共に、ちょっぴり淋しかったのではないかという気がする。「この俺には、どこからもお呼びがかからないな」と。

孔子はしばしば、焦ったり、嘆いたり、言い訳したりした。私は、聖人として祭り上げられた孔子よりも、人間らしい孔子のほうが好きである。

◆アメリカは、一体何を考えているのか◆

北朝鮮の核実験とミサイル発射。これに対して、なぜアメリカは”傍観”したままなのか。

そういう疑問を、テレビ番組のキャスターが語っていた。
確かに、これが中東なら、とっくに爆撃しているように思う。

アメリカは北朝鮮を泳がせている。そして、東アジアへの影響力保持を図っている。そういう意見が出てきても仕方ないだろう。

アメリカは、一体何を考えているのか。やがて東アジアから手を引く(米軍撤退)とも聞くが、その後は日本や韓国に任せるつもりなのか。

そうなると韓国は、対北朝鮮や対チャイナの最前線となる。日本も同じだ。

当然のことながら、日本は決してチャイナと戦ってはならない。東アジアに戦争が起これば、世界は大混乱となり、新文明の創造が著しく遅れてしまう。

人生を賭けて日本を守り、さらに東アジアの和平に取り組む。
今くらい志士政治家が出て欲しい時代はあるまい。

◆イマが全て、全てはイマ◆

過去も未来も無い。有るのは現在のみ。

大宇宙生成以来の一切の過去と、あらゆる未来が同時に存在する時点。
それがイマ(今、息するマ)だ。

このイマの中に、全ての存在と活動が一体となって凝縮している。
これから起こる未来も含めて。

まさにイマが全て、全てはイマなり。この世界観をナカイマ(中今)という。

大宇宙から見たら一瞬の命も、ナカイマに生きることによって、全宇宙を生き切ることになる。そこに人間という霊的生命体の尊さがあるのだ。

追って:そして、日本という国は、神代以来の全歴史を生き切ることの出来るナカイマの国だ。だから神国と呼ばれるのである。

◆自分を安売りするな!◆

三国志の劉備玄徳は、敗北を重ねる厳しい状況の中にあっても、国家の秩序を再生し、人民を救うという素志を失わなかった。

その劉備に、天下三分の計を授けた軍師の諸葛亮孔明は、自分が補佐するに足る人物との出会いを久しく待っていた。

劉備も孔明も、天下を統一し、人民を救済するという大志を、生涯抱き続けたのだ。

今、我が身を振り返り、自分を分かってくれる人物がいない、俺は不遇だ、などと嘆くことなかれ。5年や10年の雌伏が何だ。

孤独と苦しさに負けて、魂を売り渡すようなことがあってはならぬ。
今は、ひたすら天の試練に耐えるときだ。

天は観ている、地は識っている。そして人は待っている。君は、劉備や孔明を目指したのではなかったのか。どうか自分を安売りしないで欲しい。

◆勘(かん)を良くするには◆

「勘(かん)を良くするには、どうしたらいいですか?」。京都綜學社に参加の大学院生から質問を頂いた。

二宮尊徳の例を出して、次のように答えてみた。ある夏の初め、尊徳が茄子(なす)を食べたところ、なんと晩秋頃の味がした。「これはいかん、きっと冷夏になって飢饉がやってくるぞ」。そういう予感がして、冷害に強い稗(ひえ)を蒔かせるなど適切な指示を出した。そうしたら本当に冷夏となって、対策が功を奏し、農民を救うことが出来たという。

この二宮尊徳の勘は、三つの要素が支えていた。第一に、情報やデータ。
長ければ百年間の記録を元に、農作物の収穫高の変化を知っていた。
大飢饉は周期的にやって来るが、もうそろそろ飢饉となってもおかしくない時期だという予想を立てていたのだ。

第二は、尊徳の味覚。鋭敏な舌が異変を掴(つか)んだのである。
勘は直観や第六感がベースになるとはいえ、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚による五感の働きが基礎となっている。これらを磨くには、淡い色を視、自然の音を聴き、きつい香りを避け、薄い味を頂き、手を細やかに使うのがいい。

そして第三は、農民を救いたいという尊徳の祈りだ。国民を助けようという願いがあれば、それが敏感なセンサーを生んで勘が働くことになる。

情報(データ)・五感・祈り。これらによってきっと勘が働くようになるはずだから、素直に修練してみて欲しい。