ある男性が、妻から別れたいと切り出された…

こんばんは。浜松は連日風が強いです。
毎年この連休は、講演・講義の仕事がありませんから、普段なかなか出来ない中長期のデスクワークを、まとめてこなすチャンスでもあります。

「志を変えず、志を持ってやれば、その志は必ず達成できる」。
「志を変えたら駄目や」。
松下幸之助塾主「遺言集」57頁/松下政経塾編

●評論・随筆●

◆ある男性が、妻から別れたいと切り出された…◆

男は言った。「俺の何処(どこ)がいけないんだ。家族のため、40年近く真面目に働いてきたじゃないか。酒やタバコは控え目だし、会社が終われば、いつも真っ直ぐ家に帰ってきた。おまえに何一つ不自由をさせた覚えはない。俺くらい安心な男はいないはずだ」。

女は答えた。「私は、あなたのそういう安心なところが嫌なの。本当は、危ない男に付いて行きたかったんだと、この頃やっと分かったわ。だって、あなたは真面目過ぎて全然つまんない…」。

こんな遣り取りを、小説か何かで読んだ記憶がある。真面目さと危うさを一つの人格に同居させるなんて、一体どうすればいいのだろう。女心は、本当に難しいなあと思った。

自分はさておき、林塾の弟子たちを見ると、危ない男(一部は女子)が多いと思う。基本的に真面目だが、天下国家のために突っ込んでいく危なさがある。今まで沢山の人たちに、ひやひやする思いを抱かせてきたに違いない。

だから、真面目過ぎてつまらないということはない。面白くないから別れてくれと言われる心配は無いのだ。

だが、危ない男は、奥さんに多大な心労を掛けている。でなければ、志士なんてやっていられるものではない。ワクワクさせる一方で、安心感も与えよう。それらのバランスを取って、ますます仲良くやって頂きたい。

補足その1:要するに私は、天下国家に人生を賭ける「危ない男たち」が大好きなのだと気付いた。

補足その2:真面目なだけではダメで、「私が付いていてあげたい」と思わせてくれる男であるかどうかが重要らしい。

補足その3:忙しい女性は楽な男を選びがち。楽な男は優しい。でも、次第につまらなくなる。ある大物女性演歌歌手が、そのように語っていた。デキル女性も大変だ。