経営のモデルは足元にあった!「日本型経営」公益経営の7つのキーワード

こんばんは。最近の梅雨前線は、豪雨に要注意ですね。

◆明後日29日(水)から7月4日(月)まで台湾を訪問します。
現地の大学教授とも会談し、政権交代後の台湾事情を見聞してまいります。
また、曾祖父が住んだ台中市と終焉の地である屏東縣(へいとうけん)にも行って来ます。

◆林塾の塾士たちが主催者となって、岐阜に新講座が誕生!
日時:7月8日(金)午後6時受付 6時半~8時半
演題:「すべては志から始まる!」~松下幸之助翁から継承したもの~
幕末の志士、長く続く会社の経営者たちは確固たる志を持っていた。
松下翁、吉田松陰、聖徳太子の志とは? そして、あなたの志は?
立志大成の極意。日本は世界人類を救う国。他
参加費:一般:3,000円、学生:2,000円
会場:じゅうろくプラザ(岐阜市文化産業交流センター)
5階大会議室 岐阜市橋本町1-10-11 TEL:058-262-0150
申込先:「東海こころざし勉強会」080・9750・0055
メール yoshiaki.tanimoto55@gmail.com 担当者 谷本佳亮さん

●日記● 平成27年6月26日

◆6月26日(日)、平成28年度遠州公開講座で講演。
実行委員長は内田鉱二さん、主催は東林志塾(日内地孝夫塾頭)。

演題は「老子に学ぶ柔らかな生き方」~力を抜けば強くなる~。
前列に、ずらりと高校生が並ぶ。とても熱心に聞き入ってくれたため、すっかり10代向けの講話となった。そのお陰で、分かり易い話になったと好評を頂く。参加者は約130名。懇親会では、山本吉己さんによるアルトサックスの演奏が雰囲気を盛り上げてくれた。

☆下記は、静岡県外からご参加下さった方々(確認出来た方のみ、林塾以外)。
森岡千代子さん(広島文明維新塾参加者)
福山大輔君(東京大学法学部2年生)
山本道代さん(ヨガ療法士、中日本やまとことば研究会代表)

☆林塾から下記7名が参加
福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)
伊藤 央塾士(5期生、東京都小平市議)
山本貴史塾士(7期生、静岡県議・袋井市選出)
水野岳男塾士(7期生、元岐阜県各務原市議)
小澤 隆塾士(9期生、静岡県沼津市議)
源馬謙太郎塾士(9期生、静岡8区で活動中、※公開講座司会担当)
上田光夫塾士(5期生、大阪府茨木市議、※懇親会から参加)

●評論・随筆●

◆いい加減な気持ちのお兄さんは一人もいませんでした…◆

今から150年以上前のことです。日本の危機を感じたお兄さんたちが、協力し合って日本を救いました。

その頃は、電話もスマートフォンもパソコンもありません。しかも、幕府や藩に分かれて暮らしていました。藩というのは日本の地方のことで、それぞれ独立した小国でした。

そういう不自由な中で、どうやって仲間になれたのかというと、手紙のやり取りと、自分の足で直(じか)に出掛けるという方法を使ったからです。「○○藩に立派な先生がいる」、「○○の国に素晴らしい青年がいる」と聞くと、歩いてそこまで行き、直接会って学んだのです。

だから、気持ちがこもっていました。出会うことに、とても真剣でした。

「今でなくても、来月や来年がある」と考え、せっかく会えるチャンスなのに尻込みしてしまう。そういう、いい加減な気持ちのお兄さんは一人もいませんでした。

では、活躍したお兄さんたちを紹介しましょう・・・。

と、ここまで話したら、孫は寝てしまいました。「危機って何?」「藩はどこ?」と質問を返してきていたのに、一瞬で爆睡突入です。明日は、まず吉田松陰先生と松下村塾からですね。

☆英国のEU離脱、この程度で驚いていてはいけない!
欧米はどうなる、アジアは、日本は、そして参院選は…

英国の社会秩序は、資本制を基盤としていた。18世紀の後半に産業革命を起こし、世界を植民地化した。今日に続く、膨張する資本主義やグローバリズムの、主導役を担ってきたのである。

英国の最盛期は、19世紀のヴィクトリア女王時代だった。その頃に、産業資本家や金融資本家が台頭した。

20世紀になると、先頭ランナーの地位をアメリカに譲り、次第に国威は低下。植民地は次々独立していき、香港は1997年に返還された。

これまでの約300年間(18~20世紀)の世界経済を支えた原理、それが資本主義であり、この原理には「成長の加速」が義務付けられていた。ひたすら伸びようとした結果、環境・地域・人間など、あらゆる面に歪みがもたらされた。ヨーロッパでは、移民に仕事を奪われ、貧富の差も広がった。

即ち、膨張資本主義の限界に、英国のEU離脱決定の真因が潜んでいるのではないかと。

今回、英国はヨーロッパ北西の一島国(いちしまぐに)に戻る選択をしたことになる。今後、北アイルランドやスコットランドの、英連合王国からの独立もあり得るだろう。また、オランダなどにEU離脱の動きが波及することも考えられる。

21世紀は東西文明の交代期だ。ヨーロッパは、かつての世界指導力を益々失っていく。その“自然の流れ”として英国の離脱が起こったのであり、この程度の段階で驚いていてはいけないのである。

次に注目すべきは、アメリカ大統領に共和党のトランプ氏が選ばれるかどうかだ。移民排斥という目的において、英国のEU離脱派とトランプ氏支持層は同じ基盤に立っている。トランプ氏の発言は、言葉こそ激しいが、実際はアメリカの衰退を表現しているだけと見られている。

欧米が世界指導力を低下させてきたのに、アジアには世界をリード出来るだけの力が、まだ育っていない。

日本国の使命は大きくなっている。でも政治家は、殆ど気付いていない。参院選は、目の前のことしか言えない候補者にだけは投票しないでおこう。

◆経営のモデルは足元にあった!◆

今朝の日経新聞に、興味深い記事が出ていた。タイトルは、社会派「B企業」の逆襲 渋沢栄一に学ぶ新興国(編集委員 梶原 誠 氏)

記事内容によれば、社会の役に立つ会社、理想を掲げて開発を進める会社を「B企業」というのだそうだ。Bはベネフィット(恩恵)のBで、株主の顔色ばかり窺う短期的な経営から、世の為人の為、長期の視点で経営する会社への転換を意味しているらしい。

アメリカで、この「B企業」が増えているという。30以上の州でB企業の法的な枠組みが調えられ、2000社以上が地位を得ているとのこと。堂々と社会のために経営していくことが、法的に認められたのだ。

そして、そのモデルが、日本資本主義の父と言われた渋沢栄一にあるという指摘が面白い。渋沢は論語(道徳)とソロバン(利益)の一致を説いており、明治における日本型経営=公益経営の先導者であった。

要するに、今後の経営指針は足元にあるというわけである。

林は長年、経営者に公益経営の大切さを話してきた。その要点が、下記の「日本型経営=公益経営の7つのキーワード」だ。ご参考になれば嬉しい。
なお、本日付の日経朝刊を是非ともご覧下さい。

1「理念」何のため・誰のための経営なのか。
2「本物」独自性を磨き、品質を最高水準に高め、安売り競争から脱出せよ。
3「信用」理念や信念に外れた仕事はしない。
4「互恵」自社だけ・自分だけ良かれはダメ。同業者・取引先も大切に。
5「年輪」ブームに注意し着実な成長を心がけよ。
6「上下一体」上は下のため、下は上のために努力。対立観ではなく一体観。
7「感謝」お陰様の心を持とう。神仏やご先祖への感謝報恩を忘れずに。