台湾は台湾、大陸とは異なる歴史がある

おはやうございます。
6月29日から7月4日まで台湾を訪問し、政権交代後の台湾事情を見聞。
曾祖父が住んだ台中市と、終焉の地である屏東縣(へいとうけん)にも行って来ました。台湾ご報告は下記をご覧下さい。

訪台中の6日間、目の前の庶務から離れて、亜細亜と世界の将来を思うことが出来ました。ネット断食や庶務断食が、時々必要ですね。

◆8日は岐阜、12日は浜松で講義します。お気軽にご参加下さいませ。
☆林塾の塾士たちが主催者となって、岐阜に新講座が誕生!
日時:7月8日(金)午後6時受付 6時半~8時半
演題:「すべては志から始まる!」~松下幸之助翁から継承したもの~
幕末の志士、長く続く会社の経営者たちは確固たる志を持っていた。
松下翁、吉田松陰、聖徳太子の志とは? そして、あなたの志は?
立志大成の極意。日本は世界人類を救う国。他
参加費:一般:3,000円、学生:2,000円
会場:じゅうろくプラザ(岐阜市文化産業交流センター)
5階大会議室 岐阜市橋本町1-10-11 TEL:058-262-0150
申込先:「東海こころざし勉強会」080・9750・0055
メール yoshiaki.tanimoto55@gmail.com 担当者 谷本佳亮さん

☆東林志塾(浜松)7月12日(火)午後6時30分~9時00分
綜學講座「士道と学問」吉田松陰の師、山鹿素行が教える武士の素養
『聖教要録』下【第十二講】
「人物之生」…理と氣が反応して人間と万物が生まれる。
「易有太極」…太極には万物を創生する秩序が備わっている。
「道原」…天地自然の法則は簡明、これを難しく考えないこと。
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円
電話053・473・5715(事務局・野上孝さん)
→ hm813722@fsinet.or.jp

◆7月度・塾士による綜學勉強会のご案内

【大阪講座】第八回「綜學社福丸塾」
講師:福丸孝之(林塾1期生、大阪府茨木市議)
日時:平成28年7月17日(日)14:00~17:00
場所:茨木市立春日丘公民館和室(大阪府茨木市下穂積3・5・5)
参加費:1,000円(学生半額)
内容:坐禅、古事記「伊邪那岐命、伊邪那美命国生み」、
原大本徹発表とアドバイス、素読
問い合わせ先:福丸(090・8883・4945)
※【東京講座】の次回は8月です。

【京大綜學サークル】第二回
7月16日(土)14:00から17:00
講師:福丸孝之(林塾1期生、大阪府茨木市議)
※「東大綜學サークル」も企画中です。

●評論・随筆●

◆本当に察しがいい人…◆

相手の気持ちをくめないようでは嫌われる。
でも、欠点や本心を掴(つか)み過ぎて、痛いところを一々指摘していたら、今度は疎(うと)んぜられることになる。

分からなくても、分かり過ぎてもいけないのだ。

本当に察しが良ければ、知っていても知らぬふり、気付いていても気付かぬふりが出来るはず。無関心や無責任ではなく、あくまで思いやりとして。

そういう人に近付くには、家庭が一番の修行場なのだと思う。

追って:落語家の人気も、理由が似ているだろう。察しが良く、気配りが上手。
その上で、バカなふりが出来る。共感を招く力が半端ではないのである。

昔は、世の中全体に察しの良さと思いやりがあった。
今は、ただズケズケしているだけの、自己中心な人が増えたように感じる。

◆学ぶほど人間が小さくなるようでは情け無い◆

知識が増えたら、それに合わせて器も大きくしよう。そうしないと、ただのうんちく屋か、挙げ足取りの皮肉屋で終わりかねない。

倫理道徳を学んだら、同時に人を許せる宗教心も養おう。そうでないと、人の悪い点をほじくり出しては非難している批判屋に陥りかねない。

学ぶほど人間が小さくなるようでは本当に情け無い。
もっと人間力を高める学びをしよう。

◆台湾は台湾、大陸とは異なる歴史がある◆

台湾には通算10回くらい訪問しているが、今回の旅によって、改めて考えさせられたことがいくつかあった。

第一に、台湾は台湾であり、大陸とは異なる歴史を持つということを再確認した。

台湾には台湾固有の歴史があり、大陸との関係が全てではない。
台湾島で、一つの国柄を成していると見なすことが出来るのである。
それを前提に、台湾との交流を深化させていくのが自然であろう。

第二に、台湾にこそ、正統な中国文化が伝承されているということを再認識した。

大陸には、共産革命や文化大革命によって、伝統文化を徹底的に破壊してしまった失敗がある。文化人が迫害され、漢字は簡体字となり、伝統の儒教思想は否定され、老子の教えは政治に生かされなくなった。

台湾には、それら伝統の文化や思想が随分残されている。この先、このことの価値が高まってきて、大陸が台湾に感謝する日が、きっとやって来るものと予想する。

第三に、外交における日台連係の重要性について、日本人の鈍感さを改めて感じた。

日本と台湾の連係は、21世紀の平和の基盤なり。台湾が大陸に取り込まれるようなことになれば、次は尖閣諸島と沖縄が危なくなる。さらに、朝鮮半島から日本本土にかけて、一気に不安定な情勢に陥るだろう。

民主的な国としてここまで発展したのだから、今さら大陸と一つになりたくはない。それが台湾民衆の多数派意見という。この思いが、台湾民進党の勝利を生んだのだ。

我々は、親日国台湾との絆を忘れることなく、東アジアの平和を図っていかねばならない。

◆この参院選、誰に投票したらいいのか◆

「この参院選、誰に投票したらいいのか教えて欲しい」というご質問を頂いた。

一つの意見だが、アジテーターに注意したい。段階を追って進めるべき理想を、直ちに出来るかのように声高に叫ぶ候補者は如何なものかと。

財源や工程を示せないまま、「そうなればいいな」と感じさせる政策をバーゲンセールのように並べ立て、受け狙いに走る扇動家に注意が要るのだ。

あるいは「日本は悪い国です」という自虐的発言ばかりで、良いところを認めようとしない候補者も避けたい。自国の悪口を叫ぶことで世間を騒然とさせ、喧噪(けんそう)の中に身を置けば、もっと政治が面白くなるだろうと勘違いしている輩ではあるまいか。

それから、「どの政党の候補者が良いのか」というご質問に対しては、取り敢えず下記のようにお答えしておく。

自民党の候補者なら、人間が出来ていて器量の大きい人。
民進党の候補者なら、国家観や歴史観がしっかりしている人。
それ以外の政党の候補者なら、日本の国益を守ることに命を賭けられる人。
そして、今この時代だからこそ、近隣諸国との宣伝戦に負けない人。

なお、一つの団体や組織に頼らず、徒手空拳で戦っている候補者の中から、意中の人を見つけるのも方法だ。そのほうが応援のしがいがあると言える。
以上、ご参考まで。