国柄を否定する政治家に権力を握られてはならない

お早うございます。
参院選は、与党と維新と共産の勝利でした。
政経倶楽部が強力に支援し、林塾が(個々ながら)熱心に応援した山田宏候補が見事当選を果たしました!
国会綜學勉強会にも弾みがつくと思います。

◆12日は浜松、14日は神戸、15日は岡山で講義します。

☆東林志塾(浜松)7月12日(火)午後6時30分~9時00分
綜學講座「士道と学問」吉田松陰の師、山鹿素行が教える武士の素養
『聖教要録』下【第十二講】
「人物之生」…理と氣が反応して人間と万物が生まれる。
「易有太極」…太極には万物を創生する秩序が備わっている。
「道原」…天地自然の法則は簡明、これを難しく考えないこと。
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円
電話053・473・5715(事務局・野上孝さん)
→ hm813722@fsinet.or.jp

☆今啓林会(神戸)7月14日(木)午後6時半~9時
松下幸之助塾長から託されたこと、そのとっておきの話
政治がぼんやりしとる、日本はこのままではあかん。他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

☆岡山連続講座「江戸日本学」第5回
将軍や大名は、決してうらやましい存在ではなかった。
シンプルだが美しい家屋と家具。身分が上の者に物怖じせず。他
日時:7月15日(金)午後1時~2時半
会場:サン・クリニック アイナリーホール(岡山市中区中井248‐8)
参加費:2000円(初回無料)
申込:電話086・275・9501(月~金 10:00~17:00)

●日記● 平成27年7月8日

◆8日(金)、「東海こころざし勉強会」で講義。
演題は「すべては志から始まる!」~松下幸之助翁から継承したもの~。
熱心な参加者にお集まり頂き、下記内容を2時間話す。
幕末の志士たちも、長く続く会社の経営者たちも確固たる志を立てていた。
松下幸之助塾長、吉田松陰先生、聖徳太子の志とは。
そして、皆さんに持って頂きたい志と、立志大成の極意について。
我が国の使命が示されている古事記に学ぼう~日本は世界人類を救う国なり。他

司会 谷本佳亮(よしあき)塾士(林塾7期生、岐阜県美濃加茂市で活動中)
代表挨拶 水野岳男塾士(林塾7期生、元岐阜県各務原市議)
次回は9月9日(金)。ハートフルスクエアG大研修室で午後6時から受付。
演題:日本学「中心主義」~日本とはいかなる国か、強い組織をつくるヒント~

●評論・随筆●

◆「おまえ変わったなあ」

困ったことに、学んで成長するほど、話しの合う相手が少なくなる。昔の友達と会っても全然つまらない。「おまえ変わったなあ」などと言われて凹んでしまう。

登山のようなもので、上へ行くほど足元が狭くなっていくのだ。

しかし、心配はいらない。やがて広々とした下界が見えてくる。世界が、よく観えるようになるのである。

その新たに観えてきた世界の中から、真の仲間や同志を見つけたらいい。

時間のある今のうちに、立志大成の基礎を養っておこう。大丈夫、このまま孤独に終わるわけがない。そのうち仲間だらけで困るようになるぞ。

◆異端を恐れるな!

世界は文明大乱期に突入し、日本は歴史始まって以来の正念場を迎えた。まさに人類進化の大チャンスである。

さあ、君はこの時代をどう生きる?場当たり・横並び・先送りは、もう通用しないぞ。

既存の体制の中で、ちょっとくらい偉くなったからといって満足しているようでは、あまりにも情けない。

こせこせ小さくまとまるな。自分を呪縛している殻を破って、天と己を結べ。狂の一文字を胸に抱いて、もっともっと大きく生きよ。

異端を恐れるな! 新文明の前衛となれ! すべては志からはじまるのだ。

追って:異端は即ち先端なり。先端を生きる前衛が突破口を開く。なお、悪質な極端と真の異端を混同しないよう注意しよう。

◆あの一言で今の自分がある…

「塾長から頂いた、あの一言で今の自分があります」。多くの弟子たちが、そう言ってくれる。こんな自分の言葉を受け止めて貰えるとは、何と有り難いことかと思う。

私も師匠の言葉で人生が確定した一人だ。松下政経塾の塾長面接試験の折、松下幸之助翁は「ほな、国手としてがんばってくれなはれや」と励まして下さった。当時、松下翁は84歳、私は22歳。37年も前のことなのに鮮明に覚えている。(※国の病を治す者を「国手(こくしゅ)」と呼ぶ)。

これは後から分かったことだが、松下翁は、はじめから林を採る気でいてくれたらしい。「アホでもかまへんから採っておくように」という鶴の一声で、私は松下政経塾1期生に拾われたのだ。

どうやら一次試験の論文の内容が目に止まったらしい。論文には、日本人の心に全体観(全体を観ること)があり、それが失われることが日本の危機であるということを書いていた。それが松下翁に気に入られて、鶴の一声となったのだ。

その松下翁は丁稚奉公の頃、サントリーの創業者である鳥井信治?氏から、「坊(ぼん)、気張るんやで」と声を掛けられている。五代自転車店の店員として修理の済んだ自転車を届けたときのことで、鳥井氏は笑顔で頭を撫でてくれたとのこと。その「坊(ぼん)、気張るんやで」の一言を、松下翁は終生忘れなかった。(平成28年7月8日付日経新聞朝刊・伊集院静著「琥珀の夢」より)。

こうして、青少年期に師匠や大先輩から影響を受けることは、将来に大きな意味を持つことになる。若い皆さんには、遠慮しないで年配の人たちから薫陶を受けて欲しいと思う。

これは私の経験でもあるが、若いときに年上の人たちに混じって勉強した人のほうが、中年期以降になってから、自分よりもかなり年若い皆さんに囲まれるようになる。

心に響く言葉を受け取り、それを後進に渡していく。人生を決める一言をつないでいけることほど楽しいことはあるまい。

◆仕事や活動に、ブルース・リーの速さが欲しい!

ブルース・リー主演のカンフー映画「燃えよドラゴン」を見たのは、確か高校2年生のときだった。「これは凄い」と感じたが、何が凄いのかは、すぐには分からなかった。

「燃えよドラゴン」は世界的大ヒットとなった。その人気にあやかって、カンフー映画が続々と製作された。タイトルは、安直に「○○ドラゴン」と名付けられたものが多かった。それらも見たが、粗製乱造な偽物だらけで全然面白くなかった。

そのうち、日本でもカンフーアクションスターが出てきた。でも、やはりがっかりさせられた。

やがて気付いたことは、ブルース・リーの技の速さだった。後ろに振りかぶるモーションが無く、瞬時に拳が突き出されている。腰に中心が定まっていて体軸がぶれない。前に出る力が後ろ足から起こされていて、それが一気に(同時に)拳に伝わっているのである。

ブルース・リー以外の人はどうかというと、たいていモーションが大きくて技が遅い。ドスン、ドスンという感じだ。下手な人だと、「次は右のパンチ」、「今度は蹴りが来る」などと分かってしまう。

実は、ブルース・リーに負けない生き物たちがいる。捕食する昆虫や魚類だ。獲物をじっと待ち、チャンスを逃さず、一瞬で捕らえてしまう素早さには感動するしかない。

我々の仕事や活動にも、ブルース・リーの速さが欲しい。モーションばかり大げさで、実際のパンチは“へなちょこ”というのでは全然役に立たない。政治の世界にも、ブルース・リーのような素早いパンチで日本を救ってくれる人物が、どこかにきっと潜んでいるはずだ。

◆国柄を否定する政治家に権力を握られてはならない

どの国にも、その国らしさというものがある。
その国の基盤となる国柄(くにがら)だ。

我が国は、神代(かみよ)の昔から一体観に満たされてきた「連続性の国」である。国民は心を一つに、感激も苦労も共にしてきた。その要がスメラミコトだ。スメラミコトは統べる命(すべるみこと)で、天皇陛下のことなり。

人皇(じんのう)初代の神武天皇は、世界が一つの家のように一体となることを国是(こくぜ)に据えられた(六合開都八紘為宇)。世界人類の進化と和合を、先頭に立って担うのが、日本と日本人の天命であるということを示されたのだ。

この国柄と日本国の使命を否定するような政治家に権力を握られないよう、よくよく注意せねばならない。

政治が悪くなって日本らしさが失われれば、自由(自らに由るという自立性)も民主(民本によるところの自主性)も、平和も福祉も成り立たなくなる。そのところを冷静に考えて、素晴らしい政治家を選び出したい。