障害者施設の子供たちに教えられたこと

こんにちは。今日も暑いですね。昨日午後、仙台から東京に移動。
お昼を食べてから神田明神にお参りし、明神下を通って定宿に戻りました。

◆本日は東京・経世志塾、明日は會津立志セミナーで講義します。

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)8月3日(水)午後6時~9時
綜學講座「士道と学問」吉田松陰の師、山鹿素行が教える武士の素養
『聖教要録』中【第七講】
「徳」…世の為・人の為、行動によって磨かれた人間力が徳。先天・後天あり。
「仁」…仁は相手を思い、尽くすところの真心。仁なくして勇氣起こらず。
「禮(礼)」…敬う心を形に表すことを礼という。礼は人間社会の潤滑油。
「誠」…そうせざるを得ない思いから来る知行合一を誠という。
会場:湯島天満宮参集殿
参加費:5000円
お申込先:事務局 案内役 渡辺学さん Watanabe Manabu
TEL 045-580-3181   e-mail: keisei@ni-gata.co.jp

☆会津立志セミナー 8月4日(木)午後6時半~9時
日本人力を養うための「日本学」講座
日本には、眠っている底力があります。日本人が持っていた本来の考え方、感じ方、行い方を取り戻せば、日本は必ず甦ります。「和の哲学」講座の決定版!
第二講「平和主義」~世界で一番闘争や戦争の少ない歴史を持つ国~
日本が「神国」と呼ばれるのはなぜか。「三種の神器」は日本人力の基本。
国家を否定した世界主義が間違いであることの理由。 他
会場:アピオスペース 参加費:4千円(単発)1万8千円(シリーズ)
詳細 → URL: http://www.lisshi.com
電話090-6226-0175(事務局・野口雄介さん)

●日記● 平成27年7月30日~8日2日

◆7月30日(土)、孫を連れて浜松博物館へ。孫は博物館隣の公園で虫取りに夢中。成果はアブラゼミ3匹、バッタ2匹、コガネムシ2匹。クマゼミ、オニヤンマ、黒アゲハは取り逃がした。残念!

◆7月31日(日)、東京都知事に小池百合子さんが当確!
先にも述べた通り、小池さんには華と器がある。これで東京オリンピックは上手くいくだろう。日本には、2020年まで運氣があることが明らかになった。問題は、その先だ。日本改新の準備を着実に進めよう。

◆8月1日(月)~2日(火)、林塾「東日本合同天命講座」で講義。
初日は『古事記』編纂の経緯と、その冒頭に記された「宇宙の生成」「地球の成立」「人類の使命」について話す。

二日目は、安岡正篤先生の言霊を学び合った。曰く、遠大なる理想を掲げよと。
「人物たることの第一の条件は理想を持つということである」安岡正篤
あまりにも現実が見え過ぎると、せいぜい利害調整に長けた俗物的秀才で終わりかねない。せっかくのこの人生、小粒にまとまることなく、もっと大きく生きようではないか。

さあ、遠大なる理想を掲げて、皆の目を輝かせよ! 掲げた理想をぐいぐい引き寄せて現実を変革せよ! バカにしてくる奴は放っておけばいい。

二日間で計6時間の講義。年齢と共に、ロック風の話し方ばかりでなく、バラード調の語りが増えてきた。

●評論・随筆●

◆障害者施設の子供たちに教えられたこと◆

「お~い、お~い」。バスを降り、田園の中を200メートルほど歩いて行く私たちに、遠くから手を振りながら呼び掛けてくれるのは、障害者施設に入所している子供たちだ。

「私たち」というのは当時高校生の私と友人らで、ボランティアのための訪問である。浜名湖の村櫛半島にあったその施設には、幼稚園児くらいから中学生くらいまでの子供たちが住み込んでいた。

ボランティアは、クリスマスの訪問だったり、年末の大掃除だったり、子供たちとのふれあいだったりで、そのときによっていろいろだった。

ある日のこと、子供たちと私たちが混じってソフトボールをやった。子供たちの中には、リーダー格とサブリーダー格の子がいた。その二人がキャプテンとなって2チームに分かれ、いざプレーボール。

子供たちは、年齢が離れているだけではない。障害の程度も差がある。普通に話せる子もいれば、会話が出来ず体も不自由という子もいた。

さて、ヒットが続いて満塁となる場面があった。ツーアウトだが、得点のチャンスだ。打順が回ってきたのは、その一番不自由な子だった。バットを持つのがやっとで、ボールを打つことは出来そうにない。

もしかしたら、「代打を出せ!」とか「こんなチャンスに、なんでこいつの番なんだ」と、文句が出るかと思った。ところが、嫌な顔をする者は一人もいない。その不自由な子も、一所懸命バットを振った。でもダメだった。

子供たちにとって、勝ち負けよりも、皆にチャンスが与えられているということのほうが大切であった。リーダーとサブリーダーは、そのために存在しているということが分かった。

施設の中は、外とは違う劣った別世界。そう考えていた自分が恥ずかしくなった。

外の世界は、怒りや嫉妬、野心や足の引っ張り合いが渦巻いている。人を蹴落とし、倒れた人間に悪口を浴びせる心の汚い世界だ。それに比べて、この施設の子供たちは、本当に心が美しいと。

ある男の子は漫画を書くのが得意だった。ノートに一所懸命書いた漫画を見せてくれた。SF系で、ちゃんとストーリーになっている。男の子は、「ちょっと書けない内容でしょう」と得意顔で私を見つめた。

高校を卒業して2年くらい経ってから、またその施設に行ってみた。子供たちは成長していた。一人の子が「林くんでしょ?」と声を掛けてきた。「そうだよ、林くんだよ」と答えたらニコッと笑ってくれた。

施設から帰るときは、いつも子供たちは見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。その日も、ちぎれんばかりに手を振ってくれた。本当に可愛かった。