不器用者は出世が遅いが…

こんばんは。今宵は満月です。

◆今日は両親を連れて、母方の祖父母の墓参りをしました。その足で、シルクロード・ミュージアムを見学。人間国宝による数多くの大作と、イランやパキスタンから出土した考古学上貴重な美術品の数々を、手に触れさせて貰いながら拝見しました(手に触れられるのは一部です)。その後、遠州一宮の小國神社に参詣。親孝行の一日でした。

◆明日17日(月)~明後日18日(火)は、林塾「政治家天命講座」第11期・西日本合同神無月例会で講義します。中国思想概論、陽明学と佐藤一斎について、京都・妙心寺(花園会館)を会場に計6時間話します。

◆CGS「縄文のコトダマ」最終回(第10回)です。
https://www.youtube.com/watch?……e=youtu.be

●日記● 平成27年10月9日~15日

◆10月9日(日)~10日(月)、「忠臣蔵」講義準備が最終段階へ進む。配付資料が概ね調う。12月10日(土)に広島文明維新塾で講義予定。

◆10月11日(火)、浜松・東林志塾(日内地孝夫塾頭)で「そもそも日本の保守とは何か~その要件と覚悟~」を演題に、我が国の原点と正統性の根拠や、志士の覚悟について述べる。「しびれました!」という感想を頂いた。

本日参加の政治家は下記2名。
花井和夫塾生(東林志塾建塾時から参加、浜松市議会議長)
草地博昭塾生(磐田市議会議員)

◆10月12日(水)、政経倶楽部連合会・広島支部2周年記念例会で講義。演題は「原大本徹~立志大成の最高メソッドで人生軸を養う~」。50名近いご参加を頂き、志氣高まる記念例会になったと思う。

本日参加の政治家(政治家予定者)は下記4名。
国会綜學勉強会(国会版林塾)参加者から1名。
中丸啓(ひろむ)(前衆議院議員)
松下政経塾から下記2名。
恵飛須圭二塾員(34期生)
岡田吉弘塾生(35期生)
林塾から下記1名。
荻村文規塾士(8期生、前広島県廿日市市議)

◆10月13日(木)~14日(金)、林塾「政治家天命講座」第11期・東日本合同神無月例会で講義。初日は中国思想概論。儒家・道家・法家・兵家について要所を伝授。二日目は陽明学と佐藤一斎の『言志四録』。2日間で計6時間の大熱講。

◆10月15日(土)、東の空に綺麗な月が望める。満月は明日だが、今宵の月はまことに美しい。

今週は浜松で講義の後、広島で熱弁を振るい、そのまま大移動して会津へ。林塾で2日間6時間の大熱講を務めてから、昨晩浜松に帰る。

さすがに超クタクタ。今日は午前中、家内の中国語コンテスト県大会の応援に出掛けた後、午後は予定していた空手稽古に行くのを止めて自宅で休む。なおコンテストは準優勝。

●評論・随筆●

◆不器用者は出世が遅いが…◆

立派ですよ。ただ一つの事を、ずっと貫くなんて。武者小路実篤の「この道より、われを生かす道なし。この道を歩く」という言葉そのままだね、君の人生は。

正義派ですよ。正義を貫くために、所属する組織をコロコロ変えるなんて。世間は変わり身の早い奴と思っているかもしれないけど、もうそれしかなかったんだよね、気にすることはないよ。

両者は、現象的には真逆に見えるが、実はどちらも不器用だと思う。

前者だが、もっと条件のいい所を探したりしないで、一つの仕事や活動を続けるのは不器用者の証だ。

後者だが、正義を捨ててそのまま残っていれば偉くなれたかも知れないのに、自分の信念を通すために団体から飛び出すなんて、どこから見ても不器用者に決まっている。

不器用者は出世が遅い。いわゆる取り引きも苦手だから、使えない奴と思われてしまう。でも、基礎づくりの期間が長い分、じっくり成長していく。

もしも小物で構わないならば、私利のために条件で場所を変え、あるいは偉くなるために、あっさり正義を捨てればいい。

でも、君には是非とも大物になってもらいたい。不器用一心に一つの使命を貫き、正義のために衆を頼らないで自立自尊に生きて欲しいのだ。

世の中は動いている。文明は転換し、大物が活躍する時代に入った。自分を信じ、日本を信じ、時代を信じて邁進しよう。

◆一党一派を気取るな!◆

「天下を救う程の人物は、理論闘争に耽(ふけ)ったり、思いつきの政策を振り回したり、威張ったり、猜(ねた)んだり、疑ったりしている輩ではない。純真で、能く善に感じ、士に下り、何の拘泥もない、ごく自然な人間でなければならぬ。」安岡正篤著『経世瑣言』知致出版社22頁

本当に天下を救う人物は、理屈をこね回したり、受け狙いの政策を掲げたり、偉そうな態度を取ったかと思えば、たちまち前を行く者に嫉妬し、疑ってかかるようなケチな輩ではない。

そうではなく、素直さと真心を持ち、良いものは良いと感じ、志士として謙虚であり、囚われや拘りがないという、自然体で生きている人間でなければならないと。

要するに、一党一派を気取るなという意味なり。元気そうに見えるが、徒党を組んで威張り散らすような連中が一番役に立たない。敵からも尊敬されるくらいの大人物が中心にいる組織でないと、なかなか天下の大業は成し得ぬものだ。