講義は、魂に響かせながら、よく聞こう!

こんにちは。関東は雪になったそうですね。浜松も冷たい雨が降りました。
今夜は神戸、明日は岡山で講義をします。

◆本号の「日記」の小見出しです。→内容は下記をご覧下さい。
☆国会版林塾「国会綜學勉強会」で講義(第22回)
☆浜松の古社・蒲神明宮に新嘗祭の参拝

◆来週は四国中央、大阪、会津で講義を致します。
四国中央立志会
☆社長・幹部対象 11月28日(月)午後2時~4時
『論語』に学ぶ経営者・経営幹部の心得 第10回

☆社員・中堅対象 11月28日(月)午後7時~9時
松下幸之助著『社員心得帖』に学ぶ 第8回 いよいよ幹部社員の心得

参加費:2000円(初回無料)
会場:両講座とも ホテル グランフォーレ(四国中央市三島朝日)
会場お問い合せ 電話0896・23・3355(ホテル グランフォーレ)

★政経倶楽部連合会・大阪支部11月例会
「新しい憲法と日本の国是」
そもそも憲法とは何か。制定の時期はいつ頃か。他
日時:11 月29 日(火)午後6時半~8時半(開場午後6時)
会 場:JSKビル((株)ジェイエスケー)3階 研修室
大阪市北区西天満3-5-20 TEL:06-6313-1369
会 費:会員2,000円 ビジター3,000円
連絡先:TEL 090-3050-6935(担当:阿部さん)
Mail: info@seikei-club.jp URL http://www.seikei-club.jp

☆会津立志セミナー 12月1日(木)午後6時半~9時
日本人力を養うための「日本学」講座
日本には、眠っている底力があります。日本人が持っていた本来の考え方、感じ方、行い方を取り戻せば、日本は必ず甦ります。「和の哲学」講座の決定版!
第四講「太陽主義」後編~太陽の子として生きる~本物の指導者ほど「勿体ない」の心を持っている。日や火の止まりたる存在がヒト。 他
会場:アピオスペース 参加費:4千円(単発)1万8千円(シリーズ)
詳細 → URL: http://www.lisshi.com
電話090-6226-0175(事務局・野口雄介さん)noguchi@aizuweb.com

●日記● 平成27年11月22日~23日

◆11月22日(火)、国会版林塾「国会綜學勉強会」で講義(第22回)。今日の演題は「メヲト(男女観)」。男と女がいるわけについて、直球をど真ん中に投げ込み、目からウロコがぼろぼろ落ちたという感想を頂く。

この会は超党派で運営され、自民・民進・維新の論客が集まっている。代理不可、原則として遅刻・早退ダメという、国会内で一番厳しい勉強会としても知られてきた。

懇親会が、また凄い!“表舞台”ではあり得ない本音のぶつけ合いとなって最後に意気投合する。綜學という「共通の学び」が基盤となるからだろう。

◆11月23日(水)、東京から浜松に帰り、約1200年前に創建された浜松の古社・蒲神明宮に新嘗祭の参拝。内宮・外宮、境内末社、隣接の西宮神社へ計十社参りをして日本改新を祈願。デスクワークの後、夜は孫と空手道の稽古に行く。

●評論・随筆●

◆講義は、魂に響かせながら、よく聞こう!◆
知識が少ない、能力が低いなどと悲観してはいけない。知識や能力は、後から高めたらいい。志が立てば、自ずと身に付いてくるものだ。また、誰かに助けて貰うことも出来る。

しかし、打てば響く反応の良さだけは人任せにしたらいかん。講義は、魂に響かせながら、よく聞こう。

そもそも聞くは効くや利くと同じで、しっかり受け取ることなり。キはキツイ、厳しいのキ、クは組む、括るのクで、強く受け入れることをキクというのである。

私は受講者の魂を叩く。よく聞き、益々いい音を響かせてくれ。

◆ある経営者の嘆き…◆
性格のいい奴は、ぼーっとしていて使えん。使える奴は、自分勝手で性格が悪い。役に立って、しかも人格円満な人材はいないものか。まあ、そんな人物がいても、うちに来るわけないけどね…。
あらまあ、残念…

◆タイプ別の磨き方・学び方◆
能力の高い「智」と低い「愚」。性格の良い「公」と自分勝手な「私」。これらを組み合わせると4タイプになる。

1は「智」で「公」。能力が高く性格が公明正大。最も理想的なタイプ。
2は「愚」で「公」。能力は低いが性格が穏和。皆に好かれるタイプ。
3は「愚」で「私」。能力が低くて自分のことしか考えない。間違った個人主義によって多くなっているタイプ。
4は「智」で「私」。能力は高いが独断専行をやってしまう。一番危険なタイプ。

1のタイプは、こじんまりした君子で終わらないよう、さらなる脱皮を忘れないで欲しい。
2のタイプは、いい人で終わらないよう、威力が備わった知恵を磨いて欲しい。
3のタイプは、ダメな人で終わらないよう、人に喜ばれる喜びによって性格を上げていき、小さな約束や時間を守って信頼されるよう努力して欲しい。
4のタイプは、トラブルメーカーで終わらないよう、親分肌の器量を養い、身に備わった才能を滅私奉公に生かして欲しい。

それぞれの学習については、一つの目安として下記をお勧めする。
1のタイプには、孟子や佐藤一斎(言志四録)、吉田松陰(講孟剳記)や安岡正篤の教えなど。
2のタイプには、韓非子の法家思想や、孫子の兵法など。
3のタイプには、一般向けの倫理道徳や、二宮尊徳の報徳の教えなど。
4のタイプには、「山の思想」の儒家(論語)と「谷の思想」の道家(老子)の両方。

なお私見ながら、武士道(山鹿素行や葉隠)は1・2・4に、松下幸之助の教えは1・2・3・4全てに向いていると考えている。

以上は、上記の「ある経営者の嘆き…」への答でもある。

◆「男と女があるわけ」◆
50数年前に出版された小学生向けの本に、この世に男と女がいることの意味がハッキリ書かれていた。

「もしも、男と女というくべつがなくて、ひとりの親から子どもが生まれるものだとしたら、どんなことがおこるでしょうか。まず、その子どもは、親とまったくおなじ形や性質をもっていることでしょう。
(中略)
とにかく、親がふたりいるということは、親とちがった子どもが生まれるというありがたみがあるのです。
(中略)
さまざまな生物の子どもたちは、ふた親のあるおかげで、りょうほうからよいところをもらって、親よりもすぐれたものになることができるのです。突然変異のうえに、こういうことをつみかさねて、生物はだんだんに進んできたのですし、これからもまた、進んでいくのです。」
少年少女ものがたり百科(19)『理科のふしぎ』偕成社・三石厳著22~25頁

細胞分裂による増殖では、同じもののコピーが続くだけ。オス・メスによる有性生殖で進化が早まる。男と女がいるのは生物の進化のため…。こういうことが、小学校低学年でも読める本に、ちゃんと書かれていることに驚いた。

男と女に分かれている以上、その違いに価値がある。同質になってしまったら生殖能力は消え、進化の力を失うことになる。

男とは何か、女とは何か。(行き過ぎた)男女平等という観念に振り回されたままでいいのだろうか。生命の原理から外れることのない正しい男女観を、教育に取り戻さねばならないと思う。

◆相手のいない、あぶれ猫が子猫を襲う!◆

NHK番組「ダーウィンが来た!」で、猫の生態を特集していた。これがすこぶる厳しい内容で興味深い。

ペアリング相手が見つからなかったオス猫は、あぶれ猫と呼ばれるらしい。あぶれ猫は、残酷なことに容赦なく子猫に襲いかかる。子育て中のメス猫が子から離れた隙を狙い、子猫の首を噛み切って殺してしまうのだ。

目的は、子育てを無理矢理止めさせることで、もう一度メス猫に発情させ、自分の子を孕ませることにある。

オスは自分の遺伝子を残すことに全力を尽くす。他のオス猫の子を殺してでも、自分の種を残そうとする。それが自然界の仕組みなのだ。

人間社会も、その原理から全く外れることは難しい。むしろ動物界以上に、対立闘争が激しいとも言える。

王位を狙う。自分の種で位を継がせ、新たな王家を立てようとする。それらも同じことだ。

大変不敬ながら、その男世界の醜い闘いを防ぐためのシステムが、男系による継承なのではあるまいか。他系統の種を入れさせないことで、対立を和らげ闘争に歯止めをかけるという仕組みである。

猫社会は本当に凄い。オス猫同士で咆哮威嚇して貫目を競い合い、メス猫を抱く順序まで決めてあるという。もう脱帽するしかない。