知行合一となるための学び方3カ条

こんにちは。今年も一年を締め括る師走に入りました。

◆本号の「日記」の小見出しです。内容は下記をご覧下さい。
☆会津立志セミナー~「一致協力する活動体となるための3カ条」
☆政経倶楽部連合会・東京・千葉合同例会でスピーチ
☆空手道の師範と意気投合す!

●日記● 平成27年12月1日~4日

◆12月1日(木)、会津立志セミナー(野口雄介代表)で「日本学」太陽主義・後編を講義。
その中で「一致協力する活動体となるための3カ条」について述べる。
其の一は「舞台が同じであること」
其の二は「多様な個性が集まっていること」
其の三は「意識や力量や近いこと」

野球に例えるなら、甲子園を目指すという「舞台が同じ」で、それぞれのポジションに向いた「多様な個性」が集まっており、選手の「意識と力量が近い」ということが一致団結の条件となるのである。

舞台が同じだから一緒にチームを組める、個性が違うから役割を分担出来る、力量が近いから連係プレーが可能となる、というわけである。また、それによって、バッドボーイやグラウンド整備士、トレーナーなどにも活躍の場が広がることになる。

林塾から江花圭司塾士(7期生、福島県喜多方市議)が参加。懇親会には“相談役”の湯田和廣さんがご参加下さり、来期の特別企画を練ることが出来た。

◆12月2日(金)、会津から浜松に帰り、空手道永深会の稽古に行く。

◆12月3日(土)、政経倶楽部連合会・東京・千葉合同例会に参加。講師は拓殖大学総長・元防衛大臣の森本敏氏。そのご講義から、深い知性の力というものを、ひしひしと感じた。森本氏の後で、林は10分間のスピーチをした(内容は下記「評論・随筆」の「知行合一となるための学び方3カ条」をご覧下さい)。

松下政経塾から下記3名が参加。
林 英臣塾員(1期生、林塾塾長・政経倶楽部連合会主席顧問)
松沢成文塾員(3期生、参議院議員・元神奈川県知事)
土屋正順塾生(36期生)

林塾から下記3名が参加。
田沼隆志塾士(3期生、前衆議院議員)
國場幸之助塾祐(5期生、衆議院議員・沖縄1区)
長谷川雄祐塾祐(5期生、千葉県習志野市で活動中)

◆12月4日(日)、空手道永深会のクリスマス会。師範の間瀬弘明先生と意気投合し、散会後もサシで杯を交わす。空手道に懸ける情熱を、男涙と共に打ち明けて下さった。

●評論・随筆●

◆オモチャにも心があるんだよ◆

レストランで孫が欲しいというから、ガチャガチャで出てくるオモチャを一個与えた。値段は2百円。

その足で実家に寄り、しばらく遊んでから帰ったところ、ポケットに入れていたはずのオモチャが無いという。車の中を探したが見つからない。実家に電話させて聞いてみても無いという返事。

私は、ここぞとばかり孫を叱った。「オモチャにも心があるんだぞ。誰が買ってくれるか楽しみにしていたら、元気そうな男の子がやって来て僕を出してくれた。さあ遊んで貰おうとワクワクしていたら、あっけなく捨てられてしまったんだ。今頃、誰かに踏まれて壊れているか、雨に打たれて悲しんでいるか。可哀想になあ」。

7歳の孫は、さめざめと泣いた。なだめ役は、幼稚園教諭の次男がやってくれた。

幸い、オモチャは実家の二階で見つかった。一番ホッとしたのは私かもしれない。

◆知行合一となるための学び方3カ条◆

知ったからには行う。行ってこそ知は完成する。そもそも知ることと行うことは同一なり。陽明学では、これを知行合一という。

一般的に知行合一は、学んだことが知識で終わらないよう、行動を促す教えであると受け止められている。知に偏らないよう、もっと行を重視せよと。

しかし、知が不十分なままでは、しっかりした行につながらない。知が啓発の「因」とならねば、行が達成の「果」を生むに至らないのである。

では、どう学べばいいのか。知を行につなげる学び方の心得として、次の3点を挙げたい。

第一は、学ぶときに「全体を観る」こと。全体を観ないと、知が部分に偏り、行動が小さくなって役に立たなくなる。全体を観るには、一段高いところに立つといい。

仮に大阪を考えるときは、日本全体から大阪を考える。日本を考えるときは、アジアや世界から日本を考える。世界を考えるときは、座標軸を宇宙に上げて世界を考えるのだ。

また、時間軸を大きく取って、流れと循環から「今とこれから」を全体的に見渡すことも忘れてはならない。

第二は、学びながら「本質を掴む」こと。全体を漠然と眺めているだけではダメで、物事の本質であるポイントや、人間(キーパーソン)をしっかり捉えながら学ぼう。それらが分かれば、打つべき手が浮かんでくる。

たとえば、アメリカ大統領選挙の結界に対して、アメリカの社会心理の変化を読み取り、新大統領の性格を掴むことで行動を予測し、その人事から意図を察知するといったことが大事である。相手の心理・性格・意図、これらを的確に掴む者の中から、変革期の指導者が育っていく。日本のビジョンも観えてくるはず。

第三は、学んだら「自分に置き換える」こと。自分ならどうするか、自分に出来ることは何か。我が社なら、我が業界なら、我が活動なら、我が家なら、我が地域なら、我が国ならどうするべきかと。

こうした「置き換え」が習慣となれば、知は常に啓発を導き、行は必ず志を達成させるに違いない。まさに知行合一である。