トランプ大統領は、21世紀の井伊大老か!?

こんにちは。国会綜學勉強会と経世志塾の講義のため、昨日から東京におります。本号は、文京区・湯島から配信致します。

◆今夜は湯島天満宮で、赤穂義士を演題に講義します!

☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)2月1日(水)午後6時~9時
特別講座「赤穂義士に学ぶ武士の一分」~忠臣蔵に感動する間は、日本は大丈夫
会場:湯島天満宮参集殿 参加費:5000円(初参加者は2000円)
お申込先:事務局 案内役 渡辺学さん Watanabe Manabu
TEL 045-580-3181   e-mail: keisei@ni-gata.co.jp

◆林塾出身者・選挙結果
1月22日投開票○当選 福丸孝之塾士(1期生)大阪区茨木市議選
1月22日投開票○当選 上田光夫塾士(5期生)大阪府茨木市議選
1月22日投開票●惜敗 敷知龍一塾士補(11期生)大阪区茨木市議選
1月29日投開票○当選 奥村直樹塾士(8期生)北九州市議選・門司区
1月29日投開票○当選 藤井浩人塾士(7期生)岐阜県美濃加茂市長選挙

◆林塾出身者の選挙のお知らせ~政治家の基本をしっかり学んだ者です。
2月19日(日)告示→26日(日)投開票
☆水野岳男塾士(7期生)岐阜県各務原市議選

●日記● 平成27年1月29日~31日

◆1月29日(日)、昨日は本暦元日でした。皆様、明けましておめでとうございます。本年も何卒よしなにお願い申し上げます。綜観 拝

◆1月30日(月)、四国中央立志会で『論語』が教本の「社長・幹部対象セミナー」と松下幸之助著『社員心得帖』が教本の「社員・中堅対象セミナー」で講義。我田引水ながら、他に無い有効な研修になっていると自負している。計70名以上のご参集を頂き、林塾から浜口卓也塾士(6期生、高知市議)が参加。

◆1月31日(火)、第23回・国会綜學勉強会(筆頭世話人・宮下一郎衆議院議員)で「チスヂ(血統観)」を演題に講義。
林塾からは井坂塾士(1期)、田沼塾士(3期)、伊藤塾士(5期)、國場塾祐(5期)、古賀塾士(5期)、柳塾士(8期)、高橋塾士(9期)、源馬塾士(9期)が参加。
ズバリど真ん中の講義が参加者に突き刺さり、懇親会も盛り上がる!

●評論・随筆●

◆トランプ大統領は、21世紀の井伊大老か!?

これまでの世界を支えている価値観は、民主主義、自由主義、平等主義、グローバリズムなどであった。これら近現代の思想によって、王制が打倒されるなどして、世界中の旧い国家基盤が壊されてきた歴史がある。

しかし、西洋文明の行き詰まりと共に、民主・自由・平等・グローバリズムなどの思想も“老朽化”し、もはや社会を前に進める力を失っているのかも知れない。

トランプ大統領の出現が、それら近現代思想の限界を端的に示しているかのように見える。トランプ大統領によって、ポピュリズム(大衆迎合主義)に基づく独裁的な政治が行われ、TPPなどの自由貿易は否定され、白人優位主義が目立つようになってきた。今後、その煽りを受けて、世界中が一国主義や保護主義に向かう恐れがある。

日本にとってトランプ大統領は、一体どんな存在となるのか。大胆に言えば、幕末維新期の井伊大老のような役回りになるのではないかと想像している。

井伊直弼は、崩れゆく幕府体制の「最後のあがき」として登場した。既得権益を失いつつある老中たちの支持によって大老職に就き、改革を進めていた橋本左内らを処刑したのだ。橋本らは、それまで政権の外に置かれていた御三家や外様大名なども参加可能な、挙国一致の新体制を樹立しようとしていた。それを潰したのが安政の大獄だったのである。

翻って今、トランプ発言から「アメリカのあがき」を感じてならない。

戦後日本は、事実上アメリカ占領下に置かれてきた。しかしアメリカは、日本を占領下に置き続けること自体に息切れがしてきた。体力が低下してきたことは、アメリカ自身がよく知っている。でも、日本とアジアに対する既得権益は失いたくない。そこから、焦りとあがきが出てくるのだ。

これからトランプ大統領は、外交でも経済でも強権を発動し、ときに“弾圧”をも加えてくるに違いない。その結果、日本の戦後体制は否が応でも崩されていき、政治は見通しの立たない大混乱期に入ってしまう。

ところが、ある段階でトランプ大統領は失脚する(かも知れない)。既にアメリカは、トランプ大統領を拒否する人々で分断状態に陥っているのだから、その可能性は低いとは言えない。大統領失脚は、いわば桜田門外の変であり、それによってアメリカの指導力は、さらにガクッと低下するだろう。

その日本への影響と事態は、ちょうど幕府が公武合体策に失敗し、長州は攘夷運動に行き詰まり、薩摩は薩英戦争で叩かれ、日本が全く将来ビジョンを失った頃と対比出来ることになる。

その後、我が国は超党派の日本改新勢力が大連合する「21世紀の薩長同盟」が成り立ち、新龍馬、新西郷、新海舟、新晋作、新伊藤らが大活躍する「21世紀の御一新」に突入するものと予想する。勿論、志士たちが育っていることが前提だが…。

価値観においても進化が求められている。単なる“お世話要求型”の民主主義から、国民一人ひとりが主体性を持って生きていくハイレベルの民主主義(民本主義)に。自由は、勝手主義の自由から自主的な自立主義へ。平等は、悪平等から社会的公正主義へ。グローバリズムによる経済は、国家や地方が繁栄する上での世界連携経済へと、それぞれ“意味を転換”させねばならない。観念的な民主・自由・平等・グローバリズムから思想的に進化し、東洋的な高徳思想が再評価されて欲しいのだ。

すなわちトランプ大統領の役割は、旧い価値観とシステムを壊すところにあるという次第である。そこを冷静に見ながら新しい政治を起こし、日本史の新しい一章を開いていこうではないか。

◆細かい指導は師範代に任せ、塾長はもっと悠然と構えよう

「殻を破れ!」。「大きな器となれ!」。林塾の弟子たちに、何百回叱咤してきたことか。

しかし、殻を破って器量を大きくせねばならないのは、他ならぬ塾長自身なり。伊勢全国合同合宿講座で講義しながら、心底そう思った。

林塾出身の志士政治家を「塾士」と呼んでいる。10人の塾士が育った頃の塾長と、100人の塾士と共に動いていくことになる塾長の、その器量が同じで良いわけがない。

それには、自分の原点・大局・本氣・徹底を深めるしかない。そもそも何のために林塾を起こしたのかという原点、日本を変え世界を救うための大局、吉田松陰先生と松下幸之助塾長の精神を受け継ぐことへの本氣、兵法や法家思想をも生かした戦略的な智恵と工夫。

全ては、中心に立つ者の原大本徹(原点・大局・本氣・徹底)にかかっている。これらを自問自答しながら、日本改新と文明維新に邁進する所存である。

そして、細かい指導は師範代に任せ、塾長はもっと悠然と構えよう。言いたくなっても我慢する忍耐力が課題なり。押忍

☆任せるコツ

事は一人から起こるが、一人では進まない。仲間や同志と協力し合わなければ、大事業は決して成せるものではない。

部下や弟子が増えるほど、どう任せるかが重要になる。

ところが、任せるほうは、そのまま任せっぱなし。任せられるほうは、身勝手に振る舞ってばかり。これらは、どちらもダメだ。

任せるからには、あらかじめ理念や目的、方針を出しておく必要がある。何のため誰のために行うのか。活動に伴う苦労の意味とは何なのか。どの方向へ向かい、まずはどこがゴールなのか。

それらがキチンと示された上で、「君に任せるよ」とならなければ上手くいくはずがない。

任せられる側も、上役の方針から外れないよう留意し、報告・連絡・相談を密にしよう。「こんなとき、社長ならどうするか」などと考えてみるのもいい。

組織の崩壊は、意外なほど些細な事から生ずる。だが、上下の意思疎通をしっかりさせておけば、たいていの問題は乗り越えていけるはずだ。

この「任用」ということが出来てくると、組織は自ずと年輪成長していくようになる。

上の者はしゃしゃり出てばかりいてうるさい、下の者は言われるまで動かない。そういう状態から一日も早く脱して、天から与えられた大事業を鋭意達成させようではないか!