もう一度、理念を見直そう!

こんばんは。日本人は、もっと自信を取り戻し、世界人類を救う大使命に
目覚めなければならない。こせこせ小さくまとまっているときではない。
殻を破って、思う存分大きく生きようではないか!

◆今週は、浜松→名古屋→神戸で講義します。お気軽にご参加下さい!

☆東林志塾(浜松)2月14日(火)午後6時30分~9時00分
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
指導者の学習(2)「部長・課長の心得」
説得力、判断力、洞察力をどう磨くか。他
参加費:オブザーバー3000円
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

☆政経倶楽部連合会・名古屋支部例会
2月16日(木)開場午後6時、開始6時半~8時45分終了
「大和言葉の世界観」第九講「ムスヒ(造化)」後編
ムスヒは造化のエネルギー。陰陽の落差が、あらゆる物を生成化育する。
創造力のある会社、生成力のある活動を起こすための根本を伝授!
会場:ウインクあいち(名古屋駅桜通口から徒歩5分)。
会費:会員2000円 ビジター3000円
連絡先:名古屋支部幹事長 長岡さん携帯090・6461・1603
→ nagaoka@ab-partners.net

☆今啓林会(神戸)2月17日(金)午後6時半~9時
指導者の学習(3)係長・主任の心得
上司とお客様に挟まれたときにどうするか。対人関係の注意点。他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

◆林塾出身者の選挙のお知らせ~政治家の基本をしっかり学んだ者です。
2月19日(日)告示→26日(日)投開票
☆水野岳男塾士(7期生)岐阜県各務原市議選

●日記● 平成29年2月10日~11日

◆2月10日(金)、政経倶楽部連合会・広島支部(佐藤克則支部長)例会で講義。演題は「社長や幹部のための側近学入門」。周辺都市が大雪で交通困難な中、会場は満席に近い盛況となる。
林塾から荻村文規塾士(8期生、前廿日市市議)が参加。
また、松下政経塾から下記2名の後輩が参加。
恵比須圭二塾員(33期生、広島県東広島市)
岡田吉弘塾生(35期生、広島県三原市)

◆2月11日(土)、広島からの帰りに京都・綜學社研修所に寄る。河原町五条近くの朝日神明宮本殿と猿田彦社に、紀元節奉祝としてお参り。当社はかつて広大な神域を持ち、石田梅岩が創始した石門心学の講義が開かれていたことでも知られている。

●評論・随筆●

◆進度を合わせるための指導は、先輩たちの大事な仕事…◆

高校二年生の頃、柔道部の練習で時々ランニングをした。先輩として一年生の先頭を走って彼らを引っ張っていくと、必ず後方に遅れる者が出る。

そこで後ろに回って遅い者たちの背中を押すと、今度は先頭集団が緩んでくる。それで、また先頭に立って発破を掛けねばならない。

そうやって、前を走ったり後ろに回ったりを繰り返しながら、後輩を指導した経験があった。会社で、社長や先輩が後輩社員を導くのも同じだと思う。

林塾で弟子を育てるのも似ている気がする。進度を合わせるための指導は、先輩たちの大事な仕事だ。

◆働かなければ食っていけないという緊張感があってこそ…◆

「満ち足りた生活というものは不幸ですね、実際は。ちょうどよい加減の生活というものはどんなものかというと、働いたら食えるという生活である。働かねばならんということは多少心配やけれども、そこに味わいがあると思うんです」。
『松下幸之助の夢 2010年の日本』PHP研究所82頁

働かなくても食っていけるという生活は、一見楽そうだけれども実は不幸である。自分は何のために生きているのか分かり難くなり、ともすれば自分なんていてもいなくてもいいのではないかと思えてくるからだ。

心を込めて働けば、とにかく食っていける。一日働いたあとのビールが上手い。そこに日々の生き甲斐というものがあるのではないか。

確かに、働かなければ食っていけないという状態には緊張感がある。明日も客が来てくれるだろうか、来年も仕事があるだろうかと心配にもなる。でも、その緊張感が人生に張りを持たせ、智恵や工夫が湧いてくる元となるのだ。

ちゃんと働けば食っていける世の中を創り、どうしても働けない人は補助する。そこに政治の基本があると言えよう。

◆この三カ条こそ、政治家天命講座の心得なり!◆

「下級生の見本となる」
「時間を守る」
「学ぶ意欲をもつ」

この三カ条は、浜松市立八幡中学校剣道場に掲げてあるものなり。その道場は、小生が昨夏から通っている空手道の稽古場でもある。

これらは林塾「政治家天命講座」の心得と同じと言っていい。先輩が後輩を教える。小さい約束を守る。向上心で殻を破る。こうしたことが身に付かないまま研修を受けたところで、自分勝手な政治屋が育つだけではあるまいか。

◆言葉と行動が離れている人が、なんて多いことか◆

「やっと本物に出会えました」と言って、一気に熱くなる人がよく現れる。でも、激しい人ほど、あと2回くらいで大抵来なくなる。

「がんばります、努力します」と言いながら、全然具体的でない人が数多くいた。言葉がゴールだから、観念で終わってしまうのだろう。

「今度こそ良い物が出来ました」と言って、何回もアイデアを持ち込んで来る人が昔いた。つい私も心が動かされそうになるが、冷静に見たら売れる考案ではない。それで毎回夢でお仕舞いとなった。

「いよいよ立ち上がります」と何度も宣言しながら、一向に動かない人がいた。「次は立ち上がってから連絡を下さい」と言ってやったら二度と来なくなった。

60年間生き、そういう人たちに沢山出会ってきた。

私は、相手の言葉をすぐ信じてしまう悪い癖がある。これからも言葉で終わる人に、まだまだ出会うだろうと思う。

こういう疑うことの下手な師匠がいると、弟子は苦労する。弟子たちの心配は尽きそうにない。

◆組織を成長させたいなら…◆

昔の皇帝のような身分なら、何でも思い通りになりそうなものだが、案外そうでもない。下手な政治をやれば、国民がそっぽを向くし、悪ければクーデターを起こされるかも知れない。

高い功績を鼻に掛け、独断専行をやってくる部下に苦しめられることは日常だ。派閥争いの調整にも、本当に骨が折れる。

対策としては、まず理念を示し、方向性を明らかにすることが肝腎だ。部下を教育し、有能な側近を置くことも忘れてはならない。

さて、もしも何でも思い通りにしたいなら、個人事務所のような運営が一番いい。

そうではなく、組織を着実に成長させたいなら、自分の器量を大きくし、「思い通りに動かしたい」という私心的な我欲を抑える必要が出てくる。ワガママなトップのままでいてはいけない。全ての原因は我にあるのだ。

◆もう一度、理念を見直そう!◆

「理念なんて言ってられるときじゃない!」。経営が悪化し、倒産危機に遭遇したある法人の幹部が叫んだ。

一体この幹部は、理念を何と考えていたのか。法人の飾り付けくらいに受け止めていたのだろうか。

そもそも理念は、考え方を結晶化させたものだ。経営者の思いを磨きに磨いたコトダマである。

どういう会社でありたいのか。社員にどう幸せになって貰いたいのか。お客様にどう喜ばれたいのか。仕事を通して地域にどう貢献したいのかについてイメージしてみよう。

そして、そのために世間に嘘をつかず、無責任な所業をしない。決して手抜きをせず、お客様を騙さない。社員の成長支援を忘れない、などの心得が伴っていなければ生きた理念にならない。要するに信用第一であるかどうかだ。

理念があれば、方向性が定まる。理念は羅針盤とも言える。同志と共に、苦労を越えてどこへ行きたいのかと。

地図があっても、理念という羅針盤と目的地が無ければ船は進まぬ。利に迷って、堂々めぐりを繰り返すばかりだ。そうして焦るほど、客は減り、社員が離れ、世間に悪評判が立ってしまう。

そうならないよう、もう一度理念を立て直そう。今なら、まだ間に合うぞ。

追記: 理念型の会社は、社員を大切にするからといって、楽をして給料を貰える会社というわけではない。常に人間力の向上が求められる厳しさがある。それに付いていけなければ淘汰される可能性もあるだろう。むしろ成果主義によって、これだけ働いたら、これだけの報酬が受け取れると決められているドライな会社のほうが、精神的に割り切れて楽とも言える。