日本人はすぐ外国にかぶれるけど、もっと主体性を取り戻さないと…

こんばんは。早いもので4月に入りました。

◆フィギュアスケートの羽生結弦選手が世界選手権で王座奪回!フリー世界最高得点を叩き出して、ショートプログラム5位から見事大逆転!宇野昌磨選手も自己ベストを大きく更新して第2位!本当に素晴らしかったです。

◆来週は東京で講義します。人間を考える内容です! お気軽にお越し下さい。
☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)4月5日(水)午後6時~9時
綜學講座「士道と学問」第九講 吉田松陰の師、山鹿素行が教える武士の素養『聖教要録』下【第十講】「性」…人間は、学問教育によって本性や本質が養われる。
会場:湯島天満宮参集殿 参加費:5000円
お申込先:事務局 案内役 渡辺学さん Watanabe Manabu
TEL 045-580-3181   e-mail: keisei@ni-gata.co.jp

◆林塾出身者の選挙結果のお知らせ。
○当選 倉掛賢裕塾卒(5期生)2月19日(日)投開票・大分県大分市議選
○当選 小野仁志塾祐(6期生)2月19日(日)投開票・大分県大分市議選
○当選 水野岳男塾士(7期生)2月26日(日)投開票・岐阜県各務原市議選
○当選 荻村文規塾士(8期生)3月26日(日)広島県廿日市市議選
●落選 瀬木寛親塾士補(11期生)3月26日(日)広島県廿日市市議選

◆林塾出身者の選挙のお知らせ。「政治家天命講座」で学んだ者たちです!
☆4月16日(日)投開票・井 英昭塾祐(5期生)大分県竹田市議選
☆4月16日(日)投開票・伊藤謙一塾生(12期生)静岡県袋井市議選
☆4月23日(日)投開票・何川雅彦塾士(7期生)熊本県上天草市議選
☆4月23日(日)投開票・高橋浩司塾士(9期生)神奈川県鎌倉市議選
☆4月23日(日)投開票・栗原絵里子塾生(12期生)神奈川県鎌倉市議選
☆4月30日(日)投開票・橘秀太郎塾士(10期生)兵庫県香美町議選
☆5月21日(日)投開票・藤井浩人塾士(7期生)岐阜県美濃加茂市長選
☆6月4日(日)投開票・辻 宏康塾士(2期生)大阪府和泉市長選
☆7月9日(日)投開票・太田晃司塾士(6期生)奈良県奈良市議選

●評論・随筆●

◆政界の忍者部隊創設!?◆

幼い頃、忍者に憧れた。忍者ごっこは定番の遊びだった。

漫画の「伊賀の影丸」や、テレビ番組の「隠密剣士」に出てくる忍者を食い入るように見た。なぜか伊賀者がいいもん(良い者)で、甲賀者がわるもん(悪者)と決まっていた。

「風の藤丸」という忍者番組もあり、なぜ藤丸なのかなと思ったらスポンサーが藤沢薬品だった。現代忍者の「忍者部隊月光」というのも良かった。ヘルメットを被り、忍者刀を背負って戦う姿に興奮した。

十方手裏剣、八方手裏剣、卍手裏剣…。もう手裏剣が大好きで、小学低学年では、駄菓子屋で売っていたプラスチック製の手裏剣を集めた。40歳を過ぎてからだが、京都の土産屋で売っていた金属製の手裏剣を、全種類買ってしまったこともある。

柔道、居合道、杖道、合気道の稽古をし、そして今、空手道の修練に励んでいるのも、忍者への憧れが原点にあるからだろう。こんなことを言ったら弟子たちがコケるだろうが、私は政界の忍者部隊を創りたかったのかも知れない(笑)。

◆日本人はすぐ外国にかぶれるけど、もっと主体性を取り戻さないと…

日本人は、すぐ外国にかぶれる。江戸時代は支那にかぶれ、明治維新後は欧州にかぶれ、戦後はアメリカにかぶれた。

江戸時代に、支那かぶれから日本を甦らそうとした学者がいた。『中朝事実』を著した山鹿素行や、『万葉集』や『古事記』を研究した賀茂真淵・本居宣長などの国学者たちだ。

明治以降の欧州かぶれに対しては、日本美術を振興した岡倉天心や、東洋思想の大家である安岡正篤、大アジア主義の巨頭である頭山満らが活動した。

では、戦後のアメリカかぶれについてはどうだろう。国民の多くがアメリカかぶれになったまま、「一番仲のいい国がアメリカだから、困ったときは必ず日本を助けてくれる」と信じ切っているのではないか。

膨張するチャイナに対抗するためにはアメリカによる後ろ盾が必要という意見は、全くその通りである。だが、いざというときにアメリカが助けてくれるという保証は、実際は無いと思っておいたほうがいい。

アメリカの一面を知っておくため、史実を振り返ってみよう。日米外交は黒船による恫喝で幕開けし、アメリカ側は2本の白旗を幕府に渡した。もしも武力衝突になったときは、この旗を掲げれば直ちに攻撃を中止するという圧力であった。

日露戦争後は、オレンヂ計画が策定されて毎年更新。その計画通りに、日本はアメリカに叩かれることになる。太平洋戦争前、アメリカは時間稼ぎをしつつ対日戦争の準備を整え、用意周到に日本を開戦へ追い込んでいった。そして最後は、広島と長崎に原爆が投下された(ウラン爆弾とプルトニウム爆弾)。広島に投下された午前8時15分は朝礼の時間だった。

近年においてアメリカは、地球温暖化防止の京都議定書、包括的核実験禁止条約など環境や平和に関わる条約等で、脱退したり批准しなかったりの状態だ。アメリカは、戦前において国際連盟に加盟しなかったし、戦後にあっても国際連合を使った方が有益なときは国連決議を進め、不利益なときは無視していることが指摘されている。

トランプ大統領になってアメリカ・ファーストが声高に叫ばれるようになったが、こうしてみると自国第一主義は昔からのことなのだ。

イラク戦争では、大量殺戮兵器が存在していなかったにも関わらずイラクを攻撃。イラクが決済通貨を、ドルからユーロに変えようとしたのが原因という見方もあった。イラクのフセイン大統領以外に、リビアの最高指導者カダフィ大佐もアメリカによって倒された。

チャイナやロシアは、そういうアメリカの現実をよく知っているのだと思う。チャイナは日本を見ているのではなく、日本の後ろにいるアメリカを注視している。ロシアのプーチン大統領が北方領土を返せないのも、アメリカの力が北方領土に及ぶことを警戒しているからではないのか。

そんなアメリカと同盟を強化しないと、チャイナの膨張を阻止出来ないというところに日本の苦しさがある。我が国は今、米中二大国のせめぎ合いに挟まれ、史上最大の危機にあるのだ。

今後の大方針だが、短期的にはアメリカの力でチャイナを牽制しなければならない。しかし、自然と脱米せざるを得ない状況が、やがて来る。それは反米ではなく離米であり、トランプ大統領がそれを加速化させていく気がする。

中期的には、やはり祖国防衛の自立力を高めねばならない。日本を守るのは日本人しかいないのだ。防衛力だけでなく、経済力や文化力などを含め、国民精神もしっかりさせ、国家の綜合力を高める必要があるのは言うまでもない。

日本の自立は、アメリカを助けることにもなるだろう。さらに長期的には、アジア太平洋の平和を日本国が主導するようになりたい。

今、トランプ大統領は、弱った大国を支えるのに必死で、声高に弱音を吐いている。一方、習近平主席は、豊かになった人民の腹を満たすことに必死だ。自由貿易を推進してきたアメリカが保護主義を唱え、世界の貿易ルールを無視していると論難されてきたチャイナが、グローバル経済を守ろうと訴えているのは何とも不思議な光景である。

日本は、この両国をつなぐ行司役を務めるべきではないか。三国が手を結ぶことで、アジア太平洋に世界平和の礎を築く。これを私は「亜太鼎和(ていわ)の計」と呼んできた。「亜」はアジア(亜細亜)、「太」は太平洋、「鼎(かなえ)」は三(鼎の足は三本)、「和」は平和なり。

何事も一段高いところに立たないと、大切な事は見えてこない。まず外国かぶれから脱して素直な心と主体性を取り戻し、その上で座標軸を宇宙に上げ、宇宙から世界を鳥瞰し、世界から日本を眺め直してみようと。そうすることで、スケールの大きい人物や豪傑が、日本からどんどん現れることを願っている。

☆徳の高い国民と、器の大きい政治家が育ってこそ…

結局、人間の意識以上の政治は起こせない。政治改革の前に、国民の意識改革と政治家改革が必要だ。人間の意識レベルが上がらなければ、少しも政治は良くならないのである。

諦めるわけにはいかない。大国民運動を起こし、徳の高い国民と器の大きい政治家を育てていこう!