日本を憂いて死んでいった男たち…

こんにちは。西日本4連戦(名古屋→神戸→京都→京都)を終え、昨夜浜松に戻りました。明後日21日(水)は夏至です。

◆今週は九州・広島を回ります。

★九州政経倶楽部例会 6月22日(木)午後6時30分~8時30分
「安岡正篤に学ぶ経世帝王学~昭和歴代首相が師と仰いだ教えの根本~」

会場:「ホテルクリオコート博多」博多駅新幹線口すぐ
会費:会員ビジター共3000円 懇親会(希望者別途4000円)
連絡先:支部長・毛利克彦さん 携帯090・5084・2966

☆林塾長キャラバンin北九州 6月23日(金)午後6時30分~8時
「日本のため国民のため、今こそ志士政治家を育てよう!」日本は、世界は、どういう時代に突入しているのか?どうすれば日本は大丈夫か? 新しい時代と文明を起こすための学問とは?
主宰:奥村直樹塾士(8期生、福岡県北九州市議・門司区)
会場:門司赤煉瓦プレイス・門司赤煉瓦倶楽部
参加費:1000円

☆広島文明維新塾(第15期)
第1講「天皇とは」~世界に誇る日本の国柄~
日時:6月24日(土)午後5時~8時
場所:岡重ビル地下1階「プレアホール」広島市中区大手町1-1-23
参加費:一般3000円(当日受付) 学生1000円
電話090・4650・1011(事務局長 脇晃司さん)
http://bunmei-ishin.com/

◆林塾出身者の選挙のお知らせ。「政治家天命講座」で学んだ者たちです!
☆7月9日(日)投開票・太田晃司塾士(6期生)奈良県奈良市議選

●日記● 平成29年6月12日~18日

◆6月12日(月)、国会綜學勉強会(第28回)で講義。本日の演題は「渋沢栄一と松下幸之助に学ぶ日本経営道」。理念の無い経営と利益の出ない経営は、どちらも間違いであるということや、「公益経営7つのキーワード」について述べた。

この勉強会の国会議員参加者は、自民・民進・維新の3党に及び、超党派の集まりとして何でも言い合える会となっている。そういう場は、国会では希であるという。

国会綜學勉強会の世話人は下記の通り。
衆議院議員 宮下一郎氏(長野5区、伊那谷文明維新塾顧問)
衆議院議員 國場幸之助氏(沖縄1区、林塾5期生・塾祐)
衆議院議員 足立康史氏(大阪9区)
衆議院議員 井出庸生氏(長野3区)
衆議院議員 井坂信彦氏(兵庫1区、林塾1期生・塾士)

なお、懇親会から逢沢一郎氏が参加してくれた(松下政経塾1期生、衆議院議員・岡山1区)。逢沢氏は、松下塾の同輩・後輩への面倒見が熱心で、皆から信頼されている。今後、松下政経塾出身者や林塾出身者など、松下幸之助から教えを受けた者が協力するときに、逢沢氏はきっと要の一人としての役割を果たしてくれると思う。次回は10月24日(火)、次々回は11月21日(火)。

本日の林塾からの参加者は下記の通り。
井坂信彦塾士(1期生、衆議院議員・兵庫1区)
伊藤 央塾士(5期生、東京都小平市議)
古賀壮志塾士(5期生、東京都日野市議)
柳毅一郎塾士(8期生、千葉県浦安市議)
高橋浩司塾士(9期生、神奈川県鎌倉市議)

◆6月13日(火)、浜松・東林志塾(日内地孝夫塾頭)で「松下幸之助の遺言」(3)を講義。内容のポイントは下記の通り。
議論倒れで終わらぬよう、たとえ半信半疑でも決断せよ。狭い実務で終わることなく、全体を経営出来る力量を養え。工場実習や販売店実習を、社会経験として生かせ。もっと素直な心になれ、素直なら万事うまくいく。願いや思いは必ず通るという信念を持て。

林塾から森田賢児塾生(12期生)が参加。

◆6月15日(木)、政経倶楽部連合会・名古屋支部(牧山育美支部長)で講義。演題は「行動原理を持て! そして、この世を意気揚々と生きよ!」。綜學・陽明学・武士道などをもとに、行動哲学を縦横無尽に話す。会場は、ほぼ満席の盛況。若い参加者が、どんどん増えている。

◆6月16日(金)、神戸・今啓林会(今井啓介会長)で講義。演題は「松下幸之助塾長の遺言(4)」。志を決して曲げてはならないこと、人間を知り、世間の味を知るべきことなどについて心を込めて話した。林塾から福丸孝之塾士(第1期生、大阪府茨木市議)が参加。

◆6月17日(土)、京都 林英臣勉強会・第1回が開かれる。「世界文明の転換は京都から」と題して熱く講演! 会場は超満員の大盛況!主宰者は、大切な人と人をつなぐ名人の小笹嘉洋(おざさよしひろ)さん。林塾から西村好高 塾士補(11期生、京都府南丹市議)が参加。次回は8月26日(土)に、古事記に描かれた大宇宙の創成、地球の成立、人類の使命について話す。

◆6月18日(日)、京都・綜學社研修所で学生・青年を対象にした綜學研修(末利公一塾頭)で講義。意志(マミタマ)を演題に、心理と意識について話し、綜學を深めた。午後は、加地到先生による『養生訓』の講義を受ける。

●評論・随筆●

◆日本を憂いて死んでいった男たち…◆

凄い男が明治時代にいた。日本資本主義の父と言われた渋沢栄一だ。渋沢は、生涯に約500の会社設立に関与し、約600の社会事業団体に携わった。渋沢は、論語の仁や義の精神で事業経営を行うべきことを説いていた。

ところが、明治が終わって大正時代に入ると、物質的には豊かになったものの、精神は明治維新前よりも退歩してしまう。昭和6年まで存命であった渋沢翁は、そのことを大変憂いつつ天に召されていく。

戦後に昭和の大思想家がいた。松下電器(現パナソニック)を創業し、PHPを創始し、松下政経塾を開塾した松下幸之助だ。松下翁は、経営理念や社員教育の重要性、お客様の心を読むことの大切さなどを教えていた。

ところが、戦後復興が進み、社会が豊かになるに連れて、日本人の心は荒廃していく。バブル期の最中の逝去した(平成元年)松下翁は、日本の行く末をとても心配されていた。このままでは遠からず日本は崩れ去ると。

渋沢翁は明治の大事業家であり、松下翁は戦後日本の大実業家であった。二人とも無念の思いで、この世を去っている。我々は両者の志を受け継ぎつつ、次に来る公益資本主義、公益経営のために力を尽くすべきではないか。

それには、公に生きると損をし、自分中心だと得をするという、旧来の固定観念を打ち破らねばならない。それと真逆の、自分中心に生きると行き詰まり、公のために働くと得をするという真理を常識化しなければならないと思う。

その「公得私損」の考え方こそ、渋沢翁や松下翁が掲げていた経営理念であった。明治維新や戦後復興の中に、新日本創生に必要な原点が揃っているのである。答は足元にあるというわけだ。

◆勘を働かせるために必要な3つのこと◆

「勘(かん)ほど確かなものは無い」。そう語ったのは、経営の神様と呼ばれた松下幸之助。

勘と似た言葉に直観、第六感、霊感、インスピレーションなどがあり、これらを働かすには、何よりも「素直な心」が必要となる。囚(とら)われや拘(こだわ)り、先入観や固定観念などを持たない、ニュートラルな意識の状態が「素直な心」である。

カムナカラ(神さながら)というのも素直と同じ意味で、ありのままの曇り無き状態が「神ながらの道」、すなわち神道である。

勘を鋭敏に働かせるには、次の3つが必要となるだろう。第一に、勘を働かせる対象について、十分な情報やデータを集めておくということ。情報が不十分だと、好き嫌いの感情に流されて、単なる「あてずっぽう」になり易い。

第二に、五感を普段から鈍くさせないでおくということ。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感こそ、勘や第六感のベースとなる感覚だ。

受付を見れば会社全体が分かる、叩いたときの音で不良品をチェック出来る、匂いを嗅げば食べていいかどうかが即座に分かる、舌で味わえば土の良し悪しを判断出来る、患部に触れればツボと氣の流れが掴める、などというように、我々は日頃から五感を用いて勘を働かせているのである。

では、どうすれば感度の良い五感を得られるか。それには、自然なものや淡いもの、薄いものを基本にするといい。自然の光や緑、薄い色、渋い色を見る。自然の音や、ゆらぎのある邦楽の音(ね)を聞く。自然の優しい香りを嗅ぐ。自然で淡いものを味わう。土を捏ねる陶芸や、墨を擦る書で手指を十分に使う。これらが五感の修練となり、その先に鋭敏な勘の働きが待っているのだ。

第三は、祈りや願いを込めて生活するということ。私利私欲に囚われることなく、天下国家のため、世のため人のために役立とうと志し、一心に祈りと願いを捧げていこう。そうすれば、神仏やご先祖など、見えない世界の力を頂いて、必ず勘や霊感が働くようになる。

ところで、松下幸之助翁は、松下政経塾の面接試験で「愛嬌と運」の有無を合否の基準に置いたらしい。愛嬌はともかく、運の有無は簡単には分からない。松下翁は、それを勘で見抜いたという。「運を見るのは長年の勘やな。勘ほど確かなものは無いんや」と。その境地には、いつ到達出来るのかと悩ましくなる。

☆命より大切なもの

貴君には、命よりも大切なものがある。それを知ったときに、貴君は天命の自覚に至る。

もう、こせこせ小さくまとまるのはやめよう。単に小さな自分を守っているようでは、大事なんて成せないまま人生が終わってしまうぞ。

迷うことはない。命懸けになれるほうを選べ!自分を超えたもののために人生を賭けよ!