この総選挙、右であれ左であれ、偏狭な候補者に注意しよう!

こんばんは。昨日と今日は、箱根で開催された湘南天命講座の講義&指導でした。深山幽谷の中での研修には、いつもと一味違った素晴らしさがありました!

◆17日は神戸で講義の後、林塾「政治家天命講座」第12期・西日本合同講座で二日間講義します。そして、その足で総選挙に出馬している関西の塾士を応援して来ます。また、22日は関西の新規講座で講義します。

☆今啓林会(神戸)10月17日(火)午後6時半~9時
「渋沢栄一と松下幸之助に学ぶ日本経営道」
~理念の無い経営と利益の出ない経営は、どちらも間違っている~
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

☆新規講座!関西林英臣勉強会・第1回
日時:10月22日(日)午後1時半~4時半
「文明の大局と日本のこれから」
故村山節氏が、世界中の人類の文明史を巨大年表に書き出したところ、そこから古今東西の歴史法則が導き出されました。東西文明は800年毎に周期交代し、世界は今まさしく激変の転換期に入っています。衰退するアメリカ、衰亡するヨーロッパと民族大移動、軍事と経済に膨張するチャイナ、これらはずっと前に予測されていました。人類はこれからどうなっていくのか。世界という大きな視野で捉えて物事を知る時、自分の未来もよく見えてきます。
会場:難波神社(大阪市中央区博労町)
参加費:2000円 大学生1000円 高校生以下無料
お問合わせ:06・6245・1517(主催者・濱野夕希子さん)

◆下記は22日投開票の総選挙の“公認”候補者です。また一人増えて10人になりました。よく学んで中身を磨き、説明能力も高めてきた面々です。何卒宜しくお願い申し上げます。

◇宮下一郎(みやしたいちろう)59歳
東京大学経済学部卒 元財務副大臣
伊那谷文明維新塾 国会綜學勉強会筆頭世話人 自民党 長野5区 当選4回

◇井坂信彦(いさかのぶひこ)43歳
京都大学総合人間学部卒 国会綜學勉強
会世話人(事務局担当)林塾塾士(1期生) 希望の党 兵庫1区 当選2回

◇國場幸之助(こくばこうのすけ)44歳
早稲田大学社会科学部卒 国会綜學
勉強会世話人 林塾塾祐(第5期生)自民党 沖縄1区 当選2回

◇井出庸正(いでようせい)39歳
東京大学教育学部卒 国会綜學勉強会
世話人 希望の党 長野3区 当選2回

◇足立康史(あだちやすし)51歳
京都大学工学部卒 国会綜學勉強会世話人
日本維新の会 大阪9区 当選2回

◇畠中光成(はたなかみつなり)45歳
関西学院大学法学部卒 松下政経塾
卒(第20期生)林塾塾士(第7期生)希望の党 兵庫7区 当選1回

◇藤田文武(ふじたふみたけ)37歳
筑波大学体育専門学群卒
林塾塾士(第8期生)日本維新の会 大阪12区

◇源馬謙太郎(げんまけんたろう)44歳
成蹊大学法学部卒
松下政経塾卒(26期生) 林塾塾士(第9期生)希望の党 静岡8区

◇杉田水脈(すぎたみお)50歳
鳥取大学農学部卒 林塾塾士補(第11期生)自民党 中国ブロック・比例単独候補(名簿順位17位 単独候補中1位)

◇森田俊文(もりたとしふみ)54歳
上智大学外国語学部卒
林塾塾祐(第6期生)希望の党 九州ブロック・比例単独候補(名簿順位21位 単独候補中3位)

◆林塾出身者の選挙結果のお知らせ。
○当選 奥山 渉塾士(5期生)大阪府柏原市議選 9月10日(日)
○当選 嶋野浩一朗塾士(3期生)大阪府摂津市議選 9月17日(日)
○当選 上甲 誠塾祐(10期生)大阪府阪南市議選 9月17日(日)

◆林塾出身者の選挙のお知らせ。「政治家天命講座」で学んだ者たちです!
☆10月22日(日)投開票・松尾崇塾士(3期生)神奈川県鎌倉市長選
☆10月29日(日)投開票・冨安正直塾士(5期生)福岡県苅田町長選
☆11月12日(日)投開票・五味伸亮塾士(7期生)香川県観音寺市議選
☆11月19日(日)投開票・下田寛塾士(6期生)佐賀県鳥栖市議選

◆林塾・塾士が講義する綜學講座のご案内 ※下記以外にも多数の塾士が、綜學と原点・大局・本氣・徹底の講義・指導を全国各地で行っています。
関東:「むさしの綜學塾」
綜學師範代・伊藤央(ひさし)塾士(5期生、東京都小平市議)
https://www.facebook.com/musas……u/?fref=ts

関西:「綜學社福丸塾」
綜學師範代・福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)
https://www.facebook.com/sogak……u/?fref=ts

関西:「一般社団法人・松南志塾」
綜學師範代・南出賢一塾士(4期生、大阪府泉大津市長)
https://www.facebook.com/event……5/?fref=ts

◆学生綜學サークルのご案内
関西:「京大綜學サークル」※会場が京大ですが他大学からもご参加OKです。
担当:綜學社京都学生青年研修会(学生綜學塾)塾頭・末利公一さん
問い合わせは→ koichi.suetoshi@gmail.com

●日記● 平成29年10月10日~15日

◆10月10日(火)、浜松・東林志塾(日内地孝夫塾頭)で「小村寿太郎」後編を講義。明治最高の政治家である小村侯は、人生のいろいろな場面で「本氣」を示し、また自己成長や自己管理のための「徹底」に努めた。そのエピソードをじっくり話し、感動と元氣を共有する研修に仕上げた。

林塾から下記2名が参加。
久野晋作塾士(第3期生、千葉県我孫子市議 ※源馬謙太郎候補の応援で来浜)
森田賢児塾生(第12期生、浜松市で活動中)

◆10月11日(水)、政経倶楽部連合会・広島支部(佐藤克則支部長)3周年記念講演会で「林塾から、なぜ志士政治家が育つのか」を演題に話す。

有能だが目の前の事に追われて終わる「世間第一等の人物」ではなく、先人の志を受け継ぎ、子孫には勇気と誇りある生き方を残し、新たな歴史の扉を開く「古今第一等の人物」を育てるのが林塾の使命なり。そのために原点・大局・本氣・徹底の研修があり、目指すべき国是三綱領(共生文明の創造・高徳国家の建設・公益経済の確立)があるということを述べた。

総選挙の真っ最中となりキャンセルも多かったようだが、約50名が参集し意義深い記念例会となった。林塾から荻村文規塾士(8期生、廿日市市議)が参加。今後の生成発展が楽しみだ。

◆10月12日(木)、奈良ホテルでJC4Lom(奈良青年会議所・法隆寺青年会議所・天理青年会議所・大和郡山青年会議所)共催による研修会で講演。内容は「公益資本主義と三方良しの経営」。理念と利益のバランスを説いた、渋沢栄一と松下幸之助の思想を述べ、さらに公益経営の心得7カ条を話す。11年間JCに所属しているという会員から「今まで青年会議所で学んだ講義の中で一番良かった」というご感想を頂き、とても嬉しく思った。紹介者は、林塾の大田晃司塾士(第6期生、奈良市議)。

◆10月13日(金)朝、興福寺と東大寺を散策。東大寺の大仏様は、光の仏様である毘盧遮那仏。

繊細なばかりが日本人の特徴ではない。巨大な築造物も、日本人は大好きだ。上古は前方後円墳、古代は仏教寺院、戦国は城郭建築、近代は西洋建築、現代は高層ビル群が建てられた。

では、これから何が造られるのか。共生文明に叶う偉大な築造物の創造される日が、きっと来ると思う。それは日本から始まり、世界中に広まることだろう。

◆10月14日(土)~15日(日)、湘南天命講座・第10期で講義&指導。どなたの人生も素晴らしい。それぞれに輝きと苦労、そして天命がある。今期は7名の参加者で実施。お互い、自分を含めて7人分の貴重な人生を学ぶことが出来た(世話人とOBを含めると計13名)。

将来を展望するセミナーは通常、年間計画を立てて終わる程度のものが多いと思うが、本講座は原点・大局・本氣・徹底から始まって、長期(人生プログラム)、中期(5カ年計画)、さらに短期(年間計画)に至るまで落とし込めるよう組まれている。

人生は言葉の結晶体だ。受講者には二日間かけて、その結晶体をまとめて頂いたのである。毎日でなくていいから、記入した用紙を繰り返し見るよう望む。

計画というものは、よく出来たからといって、必ず書いた通りになるとは限らない。だが、これまでの講座の経験上から言うと、書くことによって考えが鮮明になり、実現が早くなる傾向が確かにある。

一緒に合宿研修を受けた同期の仲間は、大袈裟に表現すれば“戦友”と言えよう。お互い励まし合えるよう、これから先も仲良くして欲しい。

次回(第11期)は、1年4ヶ月後の平成31年の2月23日(土)~24日(日)に、今回と同じ箱根温泉・雉子亭 豊栄荘で開催予定。氣のエネルギーに満ちている深山幽谷で、皆様に是非とも天命を探究して頂きたい。

●評論・随筆●

◆この総選挙、右であれ左であれ、偏狭な候補者に注意しよう!◆

左翼の人には、大なり小なり、対立、闘争、憎しみ、嫉妬、怒りといった感情がある。それらの心は、権力者や金持ちに向けられていく。権力者や金持ちは悪人であり、弱者や貧乏人は善人であるという人間観が根底にあるのだ。

共産主義や社会主義では、富裕者が独占している生産手段を労働者に開放し、その私有を禁止すれば身分の上下と貧富の差がなくなり、永遠に平等で平和な世の中が来ると考えた。

そのために革命を起こすことになる。国家も、伝統も、王政も、権力者や資本家も、全て悪の権化だから断固打倒せよと叫ぶのだ。

しかし、富貴な者が悪人で貧賤な者が善人という考え方くらい、二元的で偏った見方はない。この世には、豊かで善人、貧しくて善人、貧しくて悪人、豊かで悪人の四通りの人たちがいる。

富貴な者を排除したところで、悪人は相変わらず存在しているのだから、世の中は少しも良くならない。社会の秩序は壊れ、新しい権力者が出現し、それが独裁者と化し、人民は益々搾取を受け、いっそう困窮に陥ることにもなってしまう。

この破壊や打倒の思考は、実は右翼にもある。腐敗堕落した権力者や資本家を倒し、一気に一円平等の理想国家を創ろうといった急進論は今も起こり得る。

右翼のいけないところは、民衆をバカにするところにある。肝腎なことは国民には分からない。どうせ言ってもムダだといった、尊大な意識に陥ってしまう。偉いのは自分たちだけという、選民意識がどこかに潜んでいるのだ。

筆者は、偏狭であれば、右も左も間違いだと考えている。国民を信じ、共に意識レベルを上げていけるようでなければ、そもそも何のための政治運動なのかと言いたい。

かつて幕末に、志士たちによる活発な活動から、国民的な「ええじゃないか」運動に至るまで、全国を覆った御一新の一大ムーブメントがあった。国民を挙げての共振運動である。

多くの国民は、左翼でも右翼でも無いところの、いうならば中翼にして、しかも広さのある全翼を求めていると感じる。ミナカを頂に仰ぎつつ、富士山の裾野の如く活動を広げていく姿勢こそ、日本人の基本形であると思うのだ。

そして、リベラルと左翼の違いにも注意したい。リベラルは穏健な改革を目指す自由主義のことであり、国民を独裁や圧政から解放しようとする。左翼は述べた通り、急進主義的な傾向を持ち、国家・伝統・王制などの破壊を目標とする運動のこととなる。表看板はリベラルだが、本当は破壊心を宿している左翼という人物に注意したい。

◆両方欲しい「中身の充実」と「説明能力の向上」◆

見事な軍略を練り上げた軍師がいる。でも、君主に採用されなければ宝の持ち腐れとなる。せっかくの軍略を君主に採用して貰いたければ、ちゃんと伝わるよう説明能力を高めるしかない。そう教えたのは松下幸之助翁だ。

「中身の充実」と「説明能力の向上」。これらのバランスが必要というわけだが、軍師を候補者、軍略を政策、君主を有権者に置き換えると、選挙戦での留意点が見えてくる。

長年私は政治家育成に関わってきたので、中身の無い政治家を沢山見てきた。どういうわけか中身の無い政治家ほど、有権者のハートを捉える弁舌が上手い。

その理由は、議員になりたいという意志が抜群に高く、選挙上手なところにある。政治家になって何がしたいのかは不明瞭であるものの、とにかく世渡り上手で熱意が凄いのだ。

では、政治家として持つべき中身は何なのかと言えば、その人の原点から育てられた志と、志に基づく生き様に他ならない。

そもそも命懸けで何がしたいのか。何のため誰のため、なぜ政治家の道を選んだのか。志を実現させるために必ず成し遂げたい政策は何か、それをいつまでにどのように達成させるつもりなのか。政治家の素養として、どんな文明観や歴史観、国家観や人間観、あるいは人生観や死生観を持っているのか。

中身があれば、これらにズバリ答えられるはずだ。

そういう中身を、自分はしっかり持っているから大丈夫と言い切れるなら本当に素晴らしい。

だが松下幸之助翁は、そういう人に対してこそ注意を与えていたのである。現在の「中身の充実」で満足し、「説明能力の向上」を怠っているようなことがありはしないだろうかと。

立派な素養を持ち、高い志を立て、見事な政策を練っているのに、それを上手く表現出来ず、従って有権者の心を掴むのが苦手というのであれば、あまりにも勿体ないことになる。

面白おかしく世を渡ろうとする「中身無し」では困るが、説明能力不足も頂けない。中身があるからこそ、それを有権者に的確に説明するための論理の組み立てが欲しいのだ。さらに、情に訴える心の豊かさも併せ持つ必要がある。

◆どこもかしこも激しい罵り合い◆

与野党の批判合戦が激化する一方という。

もしも「あのお店で食べたら食中毒になるから行ったらダメ」とか、「あの会社の社長を直ちに辞めさせろ!商品は手抜きだ、すぐに壊れるぞ!買ったら損するに決まっている!」などと商売で悪口を言い合うとしたら、それは相当レベルの低い連中ということになる。

政治家は、そうやって悪口を言い合っているのだから、そのレベルはあまりにも低いと言わざるを得ない。これではアホばっかりと思われて、有権者からそっぽを向かれても当然だ。

現状の問題点を冷静に分析し、あるべき理想とのギャップを埋められるよう、大局的で建設的な提言を力強く訴えて欲しい。そうなれば、揚げ足取りのような罵り合いは減ってくるだろう。