現実に幻滅した若者の中に、必ず21世紀の志士英傑が潜んでいる

明けましておめでたうございます。
旧年中は誠にお世話になり有り難うございます。
初詣で御神籤を引いたら「八番大吉」でした!
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。 元日 綜観 拝

◆3日(水)から6日(土)まで西安を訪問します。
講義の仕事始めは9日(火)の浜松・東林志塾からとなります。また、11日(木)は政経倶楽部・東京例会、13日(土)はイシキカイカク大学で1回目の講義をします。

☆東林志塾(浜松)1月9日(火)午後6時30分~9時00分
年頭時事講話と「立志マンダラ」の各員発表
世界の動きと日本の情勢。先手の準備と乱世を生き抜く心得。他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

●日記● 平成29年12月25日~26日

◆12月25日(月)、林塾「政治家天命講座」第12期・全国合同師走例会で、塾生たちをビシビシ指導! 会場は京都の智積院会館。

「おまえは自分を騙している!」 「このままでは卑怯者で終わるぞ!」普通の勉強会なら、次から誰も来なくなると思う。

林塾の第12期が明日で終了となるが、私は第1期からガンガンやってきた。塾長の林から、こっ酷くやられた連中が、塾士になって顔晴ってくれているのである。

「すまんな、俺も出来ちゃいないが、でもな、今このことを君に言わんといかんのだ」。そう思いながら今日も訴えた。

一隅を固く守り、千里を明るく照らすは、日本国の宝なり。君らは国の宝だ。どうか日本を頼む、何としても世界を救おうぞ!

◆12月26日(火)、 政治家天命講座・第12期終了認定式で、はなむけの言葉を述べた。

時間はたっぷりあるから焦らなくていい。でも、目的や目標を忘れないこと。人の答は見るな。あくまで参考とせよ。迷っていたら、最初の答を思い出せ。そもそも、なぜはじめたのかと。

諸君は今年、人生の大試験を受けたのだ。学びを深めて、しっかり花を咲かせ、実を結んで欲しい。

午後は、全国から塾士が集まる「国是議会」が開かれ、来年度以降の活動・人事・予算等が示された。全て弟子たちがやってくれる。本当に有り難いと思う。全てが終わってから、コアメンバーが綜學社研修所に集結し大忘年会となる!

●評論・随筆●

◆ロバのパン屋さん◆

「そそら そらそら ウサギのダンス、タラッタラッタラッタ ラッタラッタラッタラ…」

この音楽を鳴らしながら、ロバのパン屋さんがやって来た。確か、浜松地元の亀屋パンだったと思う(音楽は記憶違いかも知れない)。

ロバが引く屋台にパンが積んであって、子供の頃ときどき買った。どのパンにしようか決めかねていても、オヂさんは全然怒らなかった。

「ゆっくり選んでいいよ。そのほうが、ロバが道草を食べられていいから」。

小さな屋台に並べたパンを売り切ったところで、いかほどの収入になったのかと思う。効率性や利益率ばかり重視する現代では、とても考えられない販売形態だった。

また、実家の近くに、コンドーパンという看板を掲げている八百屋があった。コンドーパンは豊橋のパン屋で、浜松まで販路を持っていた。

その八百屋のおばあさんは、優しくて愛想の良い人だった。おばあさんの人柄が好きで、小学校の頃よくお菓子とパンを買いに行った。

ロバのパン屋は、私が小学校高学年の頃には、もう来なくなっていたと思う。コンドーパンの八百屋も、いつの間にか無くなっていた。大手製パン会社に押されたのも理由だろう。

便利になった一方で、大変せわしなくなった現代社会。町の個人の店が元気だった時代が、本当に懐かしい。

◆これが本当の孫ネタ◆

孫は小学2年生。いま冬休みだから、なかなか寝てくれない。

毎夜ヂイヂが寝かし付けるためのお話しをしており、今夜はギリシア神話に登場するヘラクレスやアキレウスを話した。孫が彼らに空手を教えたので強くなったというストーリーにして…。

脚色しながら15分くらい話したが、まだ寝ない。それで今度は、ギリシア民主制を支えた陶片追放について話した。

アテネでは、非合法的に権力者となりそうな者がいた場合、市民はその名前を陶器の破片に書いて投票。それが一定数に達すると、国外に追放処分となった。そうやって、危険人物の登場を未然に防ぐ、陶片追放という制度があった。

世の中を惑わし、人々を苦しめるのは、いつも能力が高くて自分勝手な人たちだ。そういう人が独裁者にならないよう、ギリシア人は政治に工夫を施したということを話したのだ。

ちょっと難しい話題になったせいか、目がとろ~んとなってきたぞ。どうやら、やっと寝たみたい。孫が寝たから、これが本当の孫ネタだ!

☆現実に幻滅した若者の中に、必ず21世紀の志士英傑が潜んでいる

「いま自分のいる位置」に対して無関心、もしくは幻滅している。そういう国民が増え、町内会、氏子会、団体、組合などに入らない人や、入っていても積極的でない人が随分多くなった。

世界は東西文明が交代する文明転換期、日本は「次の社会秩序」へ移行する前の「産みの苦しみ」のときにある。その影響が社会の様々な面に及び、立ち位置が不安定になり、つながりが希薄になったのだろう。

世の中が流動化していく中で、どこに所属しているのか不明な人々は、今後も増え続けるに違いない。我々は、自分が何者なのかが分かり難い「無の時代」を生きているのだ。所属が無い、自信が無い、未来が無いなどと。

政治の世界も同じだ。「どうやら今の政治では、これから迎える危機に対応出来そうにない」。そう気付き、政治に幻滅した若手議員が増えている。確かに、目前の問題解決に追われているだけの政治活動では、新しい文明を生み出すなどということは全く困難だと思う。

しかし、やはり政治が良くならなければ日本も世界も救われない。何事も、最後は政治の良し悪しにかかっている。政治は、国家の連続性を守り、あらゆる国民生活を生成発展させるためのプラットホームのようなものではあるまいか。

現実に幻滅した若者の中に、必ず21世紀の志士英傑が潜んでいる。政治が甦れば「無の時代」に悩む人たちを、きっと救済出来る。そう信じて、来年も全国各地での講演、ならびに林塾「政治家天命講座」(第13期)の指導に鋭意臨む所存なり。