お互い、今一度脱皮して、天命成就に向かおう!

こんにちは。寒いですね!今日は浜松でも雪が舞いました。

◆国名は「日本」、国旗は「日の丸」。日の出る国(いずるくに)とも呼ばれる我が国は、まさに世界を照らす太陽国家です!

◆来週は、四国中央立志会と国会綜學勉強会(30日)で講義します。

☆社長・幹部対象 1月29日(月)午後2時~4時
『論語』に学ぶ経営者・経営幹部の心得 第16回
☆社員・中堅対象 1月29日(月)午後7時~9時
『すべては志からはじまる』第2回
参加費:2000円(初回無料)
会場:両講座とも ホテル グランフォーレ(四国中央市三島朝日)
会場お問い合せ:電話0896・23・3355(ホテル グランフォーレ)

【ご案内】政経倶楽部という政経一致して日本を創生する全国団体があります。
次回の政経倶楽部連合会・東京支部例会は、2月1日(木)朝8時~10時に下記の内容で開催されます。開場は朝7時30分です。林もゲスト参加します。
講師:笹川能孝(ささがわよしたか)氏
演題:“笹川第三世代”が語る笹川良一の真実、男の生き方
笹川家の教えと帝王学、大人物とは、一流とは、本物の日本人の矜持とは…
会場:ルポール麹町(東京都千代田区平河町)
会費:ビジター1万円(朝食あり)
申込先:050・3786・2960(事務局・眞壁和彦さん)
    http://www.seikei-club.jp
MAIL info@seikei-club.jp

●日記● 平成30年1月19日~25日

◆1月19日(金)、政経倶楽部連合会スタッフの中込清美さんから、とても嬉しい感想メールを頂いた。

(ここから)
林英臣先生、こんばんは。
遅くなりましたが、先日の織田信長のご講演の感想をメールいたします。

いつもながら、先生の研ぎ澄まされた珠玉の言霊がいくつもきらめいていて、歴史に疎い私でも、思わず引き込まれるご講義でした。箇条書きにて失礼します。

(1)表に年齢を入れてくださったことで、信長を身近に感じ、理解が進みました。年齢がわかると、我が身に置き換えやすく、信長の迫力や偉大さを実感します。

(2)項目ごとに、「現代に置き換えると、こういうことですね」とお話しくださったおかげで、「歴史の学びを今に生かす」ことの意味が、初めての皆さんにもよく伝わったと思います。

(3)一つ一つの史実について、「実はこういう意味なんだよ」と解説があり目からうろこの連続でした。例・弟を殺さなければならなかった理由、比叡山焼き討ちの理由など。

(4)エピソード(雑兵の重荷・小姓の紙屑)のご紹介は、まるで先生が現場でご覧になったかのごとく臨場感がありました。会話調子が、お芝居のようで情景までも目に浮かびました。

(5)想念→信念→理念、のお話の中での次のフレーズが最高でした。想念を今度は自分の身体をくぐらせて「ああ、これが大切なのだ」と腹から理解すれば「信念」となる。信念を皆にも分かるよう、言葉を平易で明確に結晶化させたとき、「理念」と呼ばれるものになる。

(6)「戦国の世において、信長はよくぞここまで理念性の高い学びを積みあげていったものだと感心する」とのお言葉がありました。講師の先生が惚れ込んでいらっしゃる信長講演を堪能できる幸せ、身に沁みました。

ここで素朴な疑問として、「信長はどうしてここまで理念性の高い思想に到達できたのでしょう?影響を与えた教育はどういうものだったのか?」ということです。機会がございましたら、ぜひ、また続きをお聞かせください。

明日はお誕生日ですね。
夏の歌かと思いますが、お名前が登場する壮大な和歌をお贈りいたします。

天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ

柿本人麻呂(万葉集巻七1068)

どうもありがとうございました。ごきげんよう。
(ここまで)

以下は、返信です。
「中込さん、こんばんは。信長講義のご感想を有り難うございます。素晴らしいご感想なので、是非ともメルマガなどに掲載させて下さい。信長の幼少期の教育ですが、当時の学校は寺であり、信長も僧侶から学んでいます。また平手政秀という守り役から日常の教育を受けていました。信長は元々、思想家としての資質を持っていたのだと思います。そこに学問が功を奏して、理念性の高い指導者になれたのだろうと推測します。信長は、バテレンの話を興味津々で聞きました。フロイスと僧侶との論争にも立ち会っていたようです。真理探究への好奇心が旺盛だったのですね。 林」

◆1月19日(金)~20日(土)、林塾「政治家天命講座」第13期・睦月全国合同合宿例会が伊勢で開催される。第13期生14名と指導にあたる塾士、2年目研修に入った塾士補ら、総勢50名が神宮会館に参集。

塾長である林は、初日が「政治家としての原点・大局・本氣・徹底」並びに「松下政経塾から林塾が継承すること」を演題に1時間半、二日目が「吉田松陰と松下村塾から林塾が継承すること」を演題に3時間、沸点を超えて講義した。

20日早朝、弟子たちは五十鈴川で禊。午後は全員で内宮正式参拝。準備万端の講座設営により、お陰様で良い13期講座の初回を迎えることが出来た。20日は小生の誕生日(満61歳)。弟子たちがお祝いしてくれた。多謝御礼!

◆1月21日(日)朝、空手道の自主稽古。そして蒲神明宮(氏神様)の焼納祭にお参りし、古いお札を焼いて頂く。

午後、浜松から別府に移動し、別府市長の長野恭紘(やすひろ)塾祐(林塾5期生)と会談。倉掛賢裕(まさひろ)塾卒(林塾5期生、大分市議)と、小野仁志塾祐(林塾6期生、大分市議)も座に参加してくれ、大いに盛り上がった。

◆1月22日(月)、午前は別府市の幹部職員研修(約100名が参加)、午後は一般職員研修(約50名の希望者)の講義を務める。幹部対象では「管理職としてどう資質を向上させ、部下指導を行うか」について、一般対象では「自主的にモチベーション高く、生き生きと仕事をしていくための意識改革」について、それぞれ90分ずつ話した。手応えは十分あったと思う。

◆1月23日(火)、神戸の今啓林綜學会(今井啓介会長)で年頭時事講話。世界の動きと日本の情勢、国難への対応について、これ以上ない熱意を込めて話した。林塾の福丸孝之塾士(1期生、大阪府茨木市議)が参加。

◆1月24日(水)、神戸から浜松に帰り、夜は空手道の道場稽古。

◆1月25日(木)、日本経営開発協会主催「全国経営者大会」を見学。会場の帝国ホテルに、500名を超える経営者が全国から参集(2泊3日)。著名講師陣が20名。全体テーマは「未来への選択!混迷する世界と日本」。年2回の開催で、今回が127回目。参加者のリピート率95%は凄い。

●評論・随筆●

◆野党がバラバラな根本原因…◆

野党が益々バラバラで、求心力が無くなる一方だ。その根本原因は、一体どこにあるのか。それは否定観と、それに基づく思想の貧困さにあると思う。

何でも否定しようとする考え方は、人に対しても物に対しても疑いの心を起こす。これが強まれば、相手の意見に耳を傾けられなくなる。結局、考え方が一面的で貧困となり、器量も乏しくなって仲間と連携し難くなるのだ。

例えば歴史の否定。どの国の歴史にも反省すべき点があるのは勿論だが、多くの人々の努力によって今日に至る歴史が存在しているということを忘れてはならない。国民的努力の結晶が歴史であることを認めようとせず、全ての歴史が権力者の都合に合わせてまとめられたものだといった見方に偏ってしまうと、そこからは何の感動も起こらず、生きる勇気も湧き難くなる。

そうして、国家と国民の一体感が乏しくなり、歴史と国民、伝統文化と国民が離れ離れになっていく。国民同士の心の重なり合いは希薄になるばかりだから、お互いに相手を受け入れられなくなるのは当たり前だろう。そういう状況が、国会の中に起こっているのではないかと思えてならないのだ。

この否定観は、国家自体にも向けられていく。国家は仕方なく存在している必要悪という捉え方や、国家を「権力の固まり」としか見ない考え方に陥るのだ。

確かに、国民に対する国家権力の横暴は抑えねばならず、権力の乱用も避けねばならない。が、権力の抑制が国家の否定を意味することになってしまうと筋が違ってくる。国家の否定によって、国柄の破壊に国民を扇動するようなことになってしまったら言語道断だ。後は革命を待つばかりともなるだろう。

国家は単なる統治機構ではない。従って、国家イコール権力ではなく、あくまで権力は統治する力として国家に属するものに過ぎない。法や制度による統治の仕組みと力は重要だが、歴史・言語・文化・信仰などに基づく国柄を忘れてはならない。この国柄が国家の基礎を成す概念だとすれば、概ね次のような見解が成り立つのではないか。

国家を認め、現政権を肯定しているのが与党。国家は認めるが、現政権の問題点を糾弾するのが野党の右派(一部、与党内の反主流派)。国家のかなりの部分を否定し、現政権のほぼ全てを拒否するのが野党の左派。国家も政権も全部否定するのが革命勢力。

日本に二大政党が根付かないのは、こうして国家と権力が頭の中で混乱し、国家が否定されてしまう中で、野党間に共通の価値基盤が醸成され難いところにあるのだと思う。野党の右派と左派は、互いに相手の価値観を容認出来ないでおり、無理矢理会派を組もうとすれば紛糾するばかりである。

お互い、自分よりも右の者に対して悪く言い、左にいる者を認めようとしない。このままでは、最後は一人一党となるしかあるまい。こんな国家と国民そっちのけの有り様では、さらに政界は分断されるのみだ。やがて他国の侵略を誘発する副因になりはしないかと、憂慮は募る一方なり。

国家は否定すべきものではなく、国民の努力によって成り立つもの。権力は乱用させてはならず、国民のために正すべきもの。それらをよくわきまえ、国家の連続性を保ち、国民の暮らしを守るのが政治家の役割ではなかったのか。

とにかく、全否定していたら協力関係は千年経っても生まれない。政治家は、世界観や人間観、国家観や歴史観、人生観や死生観などをしっかり学んで意識改革して欲しい。

そして、共通の価値観によって話の通ずる関係がつくられ、意思が通い合うことによって切磋琢磨する政治を起こして頂きたい。

過去の偉大な政治家は皆、大思想家であり大哲学者であった。偉大な政治は、偉大な人物から生まれる。理想と信念に燃えた志士人物が世に出てこないと、転換期の日本を守れないし、世界人類を救うことも出来ないだろう。

◆お互い、今一度脱皮して、天命成就に向かおう!◆

私が松下政経塾に入った38年前頃と今とでは、世界と日本の状況が全然違う。政治家天命講座をはじめた13年前と今とでも随分違ってきた。

特に外交は、この先アメリカの後ろ盾が無くなれば、一気に四面楚歌となる可能性がある。まさに国難のときだ。

自分の識見と器量をさらに大きくしないことには、これから先、弟子たちを立派に育てることは出来ないということをしみじみ感じている。先輩弟子の諸兄にお願いだが、「自分たちは十二分に学んでいる」「俺たちは、ちゃんとやれている」といった「安住の心」を潔く捨てて欲しいと。お互い、今一度脱皮して、天命成就に向かおうではないか!