ありがとうの連鎖

こんばんは。
被災地でがんばっている皆さん、本当にお疲れ様です。
日本中が一丸となって、この危機を乗り越えていきましょう。

◆「ありがとうの連鎖

日本中が「何かしたい」という思いに包まれる中、京都の綜學社にも支援物資が集まりました。花街の皆さんから大学生たちに至るまで、一所懸命がんばってくれたお陰です。「わざわざ持ってきてくれてありがとう」、「いやいや、受け取ってくれてありがとう」という「ありがとうの連鎖」が広がりました。

お願いしたわけではないのに、支援金も集まりました。皆さんからお預かりした支援物資を乗せたトラック4台と仲間たちは、22日に支援が手薄な被災地に向かいました。支援物資は全て届けられ、炊き出しが行われたようです。(支援物資の約3分の一が、綜學社関係でお受けした分です)。
詳しくは、綜學社公式ホームページをご覧下さい↓
http://www.sougakusha.jp/

3・11の前と後とでは、もはや歴史が違う

非常時の心構えの第一は、とにかく慌てないことです。
大きく深呼吸して、腹を据え直しましょう。

原発復旧の決死隊に加わりたいという申し出が、ある弟子からありました。その心意気やよし、と思います。しかし、重心を上げたら上手くいきません。「おまえの死に場所は、まだ先だ。それまで命は預かった。しっかり鍛えておくように」と返事をしました。

関西の大学生たちも、動かないではいられない様子です。そのエネルギーで、支援物資を集めてくれました。

こういうときは、ぶれないで本分に徹し、本業を守ることが肝腎です。結局、自分の得意技でなければ、人の役に立つことは出来ません。自分の仕事、我が社の業務にがんばれば、それが一番の復興支援となります。

節約し、無駄を省くことも大切です。今まで日本中に、あまりにも無駄とムラが溢れていました。資源や食べ物が、膨大なゴミとなっていたのです。電気も生かして使いましょう。綜観は、昔から「勿体ない教」の信者であり、電気などはこまめに消すほうでしたが、さらに徹底していこうと思います。

多くのイベントが自粛となっています。哀悼の意を表すための自粛は、とても尊いことです。でも、自粛ばかりでは萎んでいきます。自粛すべき催事は自粛しつつも、その一方で積極策が欲しいのではないでしょうか。

一日も早い復興のためには、日本全体が元氣にならなければいけません。ある程度落ち着いてきたら、東日本が自ら元氣になるための支援をさせて頂きたいものです。社員旅行に東北を選ぶとか、復旧しつつある被災地の地場産品をもっと買うなどして、お金が回る形の支援をするのです。

復興ですが、単に元に戻るというだけではいけないと思うのです。変えようにも変わらなかった旧い世の中を一新し、これから進む文明の交代と、それに伴う世界の混迷に耐えられる国づくりをはじめましょう。

復興と共に「共生文明の創造」や「高徳国家の建設」、「公益経済の確立」が進むよう、皆さんのお願いしたいのです。人間中心主義による自然破壊、個人勝手主義による品格の低下、物欲拝金主義による資本主義経済の破綻などを超えるための国づくりが求められております。

これから日本再生に向かって、やるべき仕事はいくらでもあります。自分の本業と新しい国家の創造を、しっかりとつなげていきましょう。

政治ですが、危機対応型の「日本再生政権」の樹立が必要となりました。石油や食糧などの価格が、じわじわ高くなってきています。国際政治がさらに動揺し、気象異変が進めば、お金を払ってもこれらを確保できない日が来ることになります。エネルギーや食糧の自給力向上が必要だということです。

松下翁は「道は無限にある」と言われました。衆知を集めれば、きっと世界のモデルともなる素晴らしい日本を創生できるはずです。

大胆な政策が求められています。もしも原発事故が悪化すれば、遷都も考えなければならなくなるでしょう。

この大震災は、黒船襲来や原爆投下に匹敵するか、あるいはそれ以上のショックを日本人に与える出来事になりました。日本人の真価が試されています。

3・11以前なら「国民の生活を第一に…」などと言っていれば、取り敢えず政治家のスローガンになっていました。しかし、時代は変わりました。
3・11の前と後とでは、もはや歴史が違うのです。のんびりした政治談義で通っていたのは、もう過去のことなのです。

これからは「いのちが第一」です。国民のいのち、国家のいのちを守る、平成の龍馬と新政党が欲しいのです。

●日記● 平成23年3月20日~3月25日

★☆綜學社に集められた支援物資を乗せたトラック4台が被災地へ

3月20日(日)、広島文明維新塾で佐藤一斎の『言志後録』其の三を講義。事務局メンバーに30代の若手が増え、来月からの第10期の飛躍・発展が期待される。

3月21日(月)、綜學社事務所で会議。内科医の加地到先生が来所され、綜學について話し合う。加地先生には、綜學社の役員をお願いしている。

それから、被災地への支援物資収集に活発に動いている青年部長の大久保君と、その支援物資を託すことになった池田英雄さんが来所(池田さんは軽トラック)。

3月22日(火)、「チーム池田」は京都府・城陽市役所前から被災地に向けて元気に出発。4トントラック1台、2トントラック2台、軽トラック1台の4台だ。綜観と三浦事務局長、青年部の長屋君(同志社大1年)の3名で見送った。

※「チーム池田」は翌日仙台入りし、さらに支援が十分届いていない気仙沼の被災地で炊き出しを行った模様です。綜學社がお預かりした支援物資は、全て被災地の皆様のために生かされたとのことです。支援金は、その一部を移動の燃料代に充てさせて頂きました。詳しくは、綜學社公式ホームページをご覧下さい→ http://www.sougakusha.jp/

★☆大震災の動揺の中、政経倶楽部・千葉県支部例会が開かれる

3月23日(水)、政経倶楽部連合会・千葉県支部3月度例会で講義。冒頭、大震災を乗り越えて日本を再生させるための心得を話し、その後、本題である「孫子の兵法」について解説した。

東京駅に着くと、節電の暗さから、関東も被災地であるという現実に気付かされる。千葉市の海浜幕張駅で降り、会場ホテルまで歩いたが、道中の歩道が液状化でデコボコになっていた。

房総半島で人気の旅館を営んでいる会員がいるが、キャンセルで予約ゼロになったという。多くの会員が厳しい経営状況におかれ、参加が難しいメンバーが多い中、40名以上の出席者で会場は満席となった。本当に有り難く思う。

★☆福島原発の電源復旧作業に、綜學義塾の塾生たちが加わる

3月24日(木)。先週、福島第一原子力発電所の外部電源の復旧作業を東電の協力会社が進めたが、その中の3社が綜學義塾(東京)の塾生が社長を務める会社であった。彼らは、いずれも気迫に満ちた面構えの男たちである。

部下に危険な場所で仕事をさせる日常から、自ずと貫目が付いたのだと思う。日本の危機を守ろうという一心で、部下たちが現場に向かってくれたと聞いた。国民の一人として、ただただ感謝と御礼の言葉しかない。

★☆浜松市では、全小学校で「1/2成人式」、全中学校で「立志式」

3月25日(金)。浜松市では平成23年度から、全小学校(107校)で「1/2成人式」、全中学校(48校)で「立志式」を開催することになった。

平成16年から進めてきた「志を持った子どもを育てる会」の活動が、遂に実を結んだ。これまで署名活動などで応援下さった、全国の皆さんに心から申し上げる次第である。

中心となって推進してくれたのは、東林志塾出身の浜松市議・花井和夫さん。花井さんの継続力には、本当に頭が下がる。どうも有り難う。

これで浜松市は、10歳の「1/2成人式」、15歳の「立志式」、20歳の「成人式」が連続する“立志教育都市”となった。綜観と松下政経塾の同期生(1期生)である、鈴木康友市長の支持も大きかったことと思う。関係者の皆さんに心から感謝御礼申し上げます。