一番電気をつくってきた原発が、電気のストップでダメになってしまう皮肉

おはようございます。
今日は本暦三月一日です。

●日記● 平成23年3月30日~4月2日

★☆政経倶楽部連合会・大阪支部設立準備会が開かれる

3月30日(水)、政経倶楽部連合会・大阪支部設立準備会で新大阪へ。綜観を含め21名が参集。日本を憂うる正義派が集まっており、支部設立への光明が見えてきたことを実感した。

元々講義の準備はしていなかったが、主席顧問としてまとまった話をするよう促されたので、約40分間のスピーチ。3・11大震災の前と後とでは、歴史がどう変わったのか、などについて話しながら、大阪支部設立の意義を力説した。

★☆一番電気をつくってきた原発が、電気のストップでダメになってしまう皮肉

4月2日(土)、東日本大震災の復興は、かなりの長期戦になるようだ。

現代文明は、電気の恩恵で成り立っている。物欲膨張資本主義経済を支えたのは、本当に電気の力であった。率直に言えば、電気をジャブジャブ使わせるために進めてきたのが、原発推進政策であったようにも思う。「国民の電力需要を賄うための大事な政策」と聞けば尤もなことだと感じるが、逆に原発が贅沢な暮らしを加速させてきたことも事実ではあるまいか。

電力需要の約3割を支えてきたのが原発であり、一番電気をつくってきた原発が、電気のストップによってダメになってしまうというのは何と皮肉なことだろう。

重要な臓器に心臓がある。心臓の目的は血液を全身に送ることにあるが、心臓自体も血液を必要とする。心筋に酸素やエネルギーが行き渡らなければ、心筋梗塞になってしまうのだ。同様に、原発自体も電気を必要とし、原発に電気が供給されなければ、冷却システムが崩壊して大事故を引き起こしてしまうということであった。

今回の原発事故は、欲望を無限追求する資本主義の終焉の象徴か

今回の原発事故は、どこまでも右肩上がりで成長しなければ維持出来ないという20世紀までの経済原理、すなわち欲望無限追求の旧型資本主義の終焉を象徴しているように思えてならない。原発事故の処理に何十年もかかるらしい。それにしても、子孫に多大なツケを残したものだ。

化石燃料と原子力を超えるための新エネルギーは、いろいろ発明されていると聞く。眉唾物も多いが、中には本物もあるだろう。それらを生かして、早く共生文明のモデルを起こさねばならぬ。

でないと、文明交代期に伴う世界的混乱を乗り越えることは出来まい。膨張資本主義終焉に伴う“大津波”が、食糧・資源・エネルギー危機、さらに世界的紛争(民族の流動化)となって地球全体を襲う前に、文明交代期を突破できる国家に、この国を変えておくべきと思う。

やらなければならない仕事はいくらでもある。人類と日本にとってやらねばならない仕事で、お金が回る経済システムを創るのが政治の役割なのである。

マスコミが流す日本支援の美談に酔ってばかりいてはいけない

なお、“火事場泥棒”に要注意。被災地に現れる泥棒ばかりでなく、国際的な泥棒に注意すべきだ。こういうときだから、まさか酷いことはしないだろうと思うのは、日本人同士で通用する話。こういうときだからこそ、奪える物は奪っておこうと考えるのが、残念ながら“覇道世界の常識”である。

今は、日本侵略の下準備のチャンスでもあるということを知っておかねばならない。中国やロシア、韓国・北朝鮮の動きに注目しよう。市場を途上国などに奪われることも覚悟しておかねばならない。

マスコミが流す日本支援の美談に酔ってばかりいてはいけない。世界中の支援に心から感謝しつつも、もう一方で火事場泥棒に細心の注意を払うのが外交のイロハというものだ。

一個の人格に温かさと冷たさを同居させよ。主観的情愛と客観的冷静さの落差に、リーダーの資質が存在しているのである。

欧米vsイスラムの“文明の衝突”になりはしまいか

大震災で国内ニュースばかりに目を奪われがちだが、中東や北アフリカに発生している反政府運動にも要注意だ。リビアに対するNATO軍の空爆は、欧米vsイスラムの“文明の衝突”になりはしまいか。

イスラムを結束させないことが、長年の欧米の基本的政略だったのだろう。いや中東のみならず、隣国同士の連合体をつくらせないよう巧くし向けてきたのが、欧米主導の世界政治だったのではあるまいか。

イスラムは、これから成長する「東の文明」に(基本的に)属している。イスラムの活力を、人類の繁栄と文明の進化に是非ともつなげて欲しい。

飛躍した話だが、中東ではシュメールの古代文明がよみがえる日が来ると聞く。大きな転換期ほど、基底文化がものをいうことになる。中東のみならず、世界中の古い文化や伝統精神の復活がはじまるだろう。