150年かけて日本列島を日本庭園にする!

こんばんは。
関西を襲った台風、北海道の震度7の地震。
今夏は本当に天災の夏となりました。犠牲者のご冥福を心からお祈り申し上げます。
合掌

◆明日は京都で講義します。心が洗われる内容をお伝えします。
☆京都林英臣勉強会
9月8日(土)午後2時~5時 おむすび懇親会あり
演題:「中江藤樹に学ぶ徳の高い生き方」
会場:ちおん舎(中京区)
参加費:社会人3000円 大学生2000円 高校生1500円
中学生・小学生1000円 家族割引あり
ご予約は→小笹嘉洋(おざさよしひろ)さんへ ozasa57577@docomo.ne.jp
または小笹嘉洋さんのフェイスブックからどうぞ

◆来週は浜松で講義します。ストンと腑に落ちる話を致します!
☆東林志塾(浜松)
9月11日(火)午後6時30分~9時00分
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(7)人物眼を持った関守が孔子と会い、このお方こそ、天がこの世に警鐘を鳴らすために遣わされた人物であるということを見抜く! 他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(7)「数」は符号概念に過ぎない、西洋哲学は数学的性質を帯びている、何でもかんでも矛盾と対立で見ようとする西洋思想(弁証法)には無理がある 他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

◆林塾関係者の選挙情報です。人物・識見とも、しっかりしています。
☆10月7日(日)告示→14日(日)投開票
今中真之助塾士(11期生)熊本県宇土市議選
☆10月19日(金)告示→28日(日)投開票
先崎温容塾士(6期生)福島県議会補欠選
☆11月11日(日)告示→18日(日)投開票
岩堀研嗣塾士(6期生)千葉県松戸市議選 

●評論・随筆●

◆国是を考える:その12◆
☆150年かけて日本列島を日本庭園にする!

明治維新以来、150年間溜まった歪みを、もう一度おさらいしておく。それは下記5点であり、1・2・3に対応するのが、国是三綱領の「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」である。

1「欧米中心主義という歪み」~欧米を崇拝し、東洋・日本を卑下する
2「欲望民主主義という歪み」~人民=君主と錯覚、横並びリーダー不在国家へ
3「膨張資本主義という歪み」~お金が全て、無限成長の呪縛にはまる
4「東京一極集中という歪み」~地方の優秀な人財はひたすら東京へ
5「部分対立思想という歪み」~部分しか見ない、社会を対立闘争観で見る

これら150年に亘って蓄積された歪みを正すには、同じ年数の150年が必要となるだろう。3年かけて悪くなった症状は、治すのに3年を要するようなものだ。その150年かけて実施する取り組みを、「新日本創成論」と名付けてみた。

実は新日本創成論は、松下幸之助翁が提唱された「新国土創成論」の理念をベースにしている。新国土創成論は200年かけて「自然知」に従いつつ、日本列島を災害に強く、美しい日本庭園に変えていくという構想であった(※美しい日本庭園という表現は林の気付き)。

自然知とは、自然が本来持っている英知のことで、天地に順応しつつ万物が共存共栄する働きを指している。気象や生態系を考慮しつつ自然に手を加えることになるのだが、それは人間に与えられた役割であるというのが松下幸之助翁の考え方であった。(そのことを古事記では「修理固成(修め理り固め成せ)」という)。

当初、新国土創成論は人口増と土地不足が背景にあったため、山を削って海を埋め立て、土地を増やせばいいという単純な国土開発と混同されたフシがある。だが、人口減と土地余りになってきた今こそやるべき構想なのだ。

窓から見える都会の景色をご覧頂きたい。100年も経過したら、今見えている景色は全て変わる。一部の歴史的建造物などを除いて、悉く作り替えられてしまうのである。そうであれば、無秩序に建て替えるのではなく、理想に向かい、都市設計の方針に従って国土を建設していってはどうか。そうすれば、時代が進めば進むほど日本は益々美しくなる。

この構想は、内需を充実させ、公益経済の元になる。そして、観光立国が進み、地方を再生する基盤ともなるのである。

計画には十分な時間を掛けねばならないが、地方再生の計画と連動させながら、まず緊急を要する所から着手すべきだろう。崖崩れが起きそうであったり、河川氾濫に襲われそうであったりする集落や団地、津波が心配される海岸線など、急がねばならない箇所が全国にある。

問題は新日本創成の財源だ。国家財政の再建という難問題を、どう乗り越えるかだ。国民こぞって知恵を絞り、“お金の工面”を考えねばならない。

その際、そもそも通貨とは何なのかという原点から問い直すことも必要だろう。兎に角、このまま儲かるところにしかお金が集まらないという状況を続けていくようでは、貧富の差はさらに広がる一方だ。

人間はお金の奴隷ではなく、主人公とならねばならない。一つの方策として、公益や利他の行動にポイントが付く「新しい通貨」の発明も必要だと思う。公益経済が進み、高徳国家が建設されるためにも。

また、松下翁が提唱されていた「無税国家論」の精神も、子孫にツケを残さないために生かすべきと考えている。
→次回に続く

◆黒帯(有段者)になれる子、なれない子…◆

武道をはじめた子なら、必ずなりたい有段者。キリリと黒帯を締めた姿は、本当にカッコいい!

でも、誰でもなれるわけではない。茶帯以前で終わる子も多い。

空手の師範が、ある日の稽古中に、しみじみ言われた。
「黒帯の子たちと、茶帯の子たちには、稽古中の態度に明らかな違いがあることに気付いた。黒帯の子は待っている間、他の子の演武をしっかり見ている。ところが茶帯の子たちは、自分の演武中を除いて気持ちが散漫になっている。その姿勢の違いが、黒帯になれるかどうかを決めている可能性がある」と。

大人の世界も同じだ。他人の仕事ぶりがよく見える者のほうが、やはり伸びていく。自分しか見えていない者は、どうしても伸び悩んでしまう。

成長したければ、二つのことをやればいい。人の良いところをマネする。自分の悪いところは直す。

そのために必要なのが、冷静な観察力だ。それを身に付けた子が、自然に黒帯になっていくという次第である。