平成の、21世紀の日本を救う下級武士は、必ず日本のどこかにいる!

こんばんは。8月の猛暑に比べ、随分涼しくなりました。

今晩も空手の稽古(全空連系・永深会)に行って来ました。家内と孫が一緒です。一受講生として、教えて頂く立場になることが、私にはとても大切だと実感します。私より先に入門した「先輩の子供たち」も、段々私を認めてくれるようになりました。 押忍!

◆16日(日)~17日(月)は、箱根で「合宿天命講座」を行います。イシキカイカク大学・第1期生の、主に関東の皆さんが参加して下さいます。

◆来週は名古屋と神戸で講義致します。お気軽にお運び下さいませ。
☆政経倶楽部連合会・名古屋支部例会
日時:9月20日(木)開場午後6時、開始6時半~8時45分終了
演題:国家150年の計「新日本創成論」~地方再生の決め手と公益繁栄経済
会場:ウインクあいち(名古屋駅桜通口から徒歩5分)。
会費:会員2000円 ビジター3000円
連絡先:名古屋支部事務長 山本道代さん
090・9185・3827 sunflowermichi1977@gmail.com

☆今啓林会(神戸)9月21日(金)午後6時半~9時
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(8)不仁の者は逆境に耐えられないし、成功にも長くいられない志士ならば質素を恥じてはならない、怨まれるのは欲で動くから 他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(8)資本家は悪人・労働者は善人という、浅薄な善玉悪玉人間観が生んだもの肉体の死を超えて生き続ける「念子体」とは 他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

◆林塾関係者の選挙情報です。人物・識見とも、しっかりしています。
☆10月7日(日)告示→14日(日)投開票
今中真之助塾士(11期生)熊本県宇土市議選
☆10月19日(金)告示→28日(日)投開票
先崎温容塾士(6期生)福島県議会補欠選
☆11月11日(日)告示→18日(日)投開票
岩堀研嗣塾士(6期生)千葉県松戸市議選 

●日記● 平成30年9月11日~14日

◆9月11日(火)、浜松・東林志塾(日内地孝夫塾頭)で講義。『論語』では、人物眼を持った関守が孔子と会い、「このお方こそ、天がこの世に警鐘を鳴らすために遣わされた人物である」と感嘆したエピソードを話す。

『学術維新原理日本』では、「数」は符号概念に過ぎず、西洋哲学は数学的性質を帯びているということと、何でもかんでも矛盾・対立で見ようとする弁証法の問題点について話した。

◆9月12日(水)、お陰様で、日曜日に開催された全日本空手道連盟・公認審査会で満点合格し、晴れて公認初段となりました。午前は形、午後は自由組手の審査でした。

既に5月の会派審査会で初段に合格しておりましたが、さらに全空連審査を受けて公認初段になったという次第です。

会派初段は入門から1年8カ月、公認初段は同2年で頂戴しました。我ながらビックリですが、最速ペースなのだそうです。

公認初段となっても、ホッとする間は与えられません。稽古が一段と厳しくなりました。もう一々師範から誉めて貰えることは無くなり、細部に対する指導をビシバシ頂きます。(ご指導下さるのは、全空連五段・間瀬弘明師範)。

こうなったら、次は二段を目指して顔晴るしかありません! 先は長いぞ。

◆9月14日(金)、中田宏さんが林事務所に来所。2時間ほど、あれこれ話し合いました。(林塾12期生の森田賢児塾士補が秘書役で同席)。
松下政経塾の後輩の中で、最初に文明法則史学を学んでくれた人物が中田さんです。前回拙宅に来てくれたのは、もう30年近く前。そのときは泊まり込みで、まだ2歳の長男の子守りもしてくれました。

●評論・随筆●

◆国是を考える:その13◆
日本は、このまま終わらない!
内需公益経済が栄え、人口増・人口安定へ転換する日が必ず来る!

☆日本史には5個の「山」がある
明治維新以来150年かけて歪んでしまったものは、修正するにも150年かかると述べた。150年間の持つ意味は、これ以外にもある。

それは、世の中には政治・経済・文化などが一括りにまとまった「SS(社会秩序、ソーシャルシステム)があり、その成長期が概ね150年間を要するということだ。

SSの例だが、日本史の場合、これまで下記5個のSSが存在した。
(1)上古SS(大和朝廷による古墳時代)
(2)古代SS(律令体制の奈良平安時代)
(3)中世SS(前期武家社会の鎌倉室町時代)
(4)近世SS(後期武家社会の織豊徳川時代)
(5)近代SS(明治・大正・昭和の敗戦まで)

これらを見て、あることに気付かれないだろうか。基本的に歴史教科書の区分(目次の部や章)と重なっているという点だ。一括りにまとまっているSSは、まさに一固まりの波動であり、歴史の一山(ひとやま)なのだ。

SSには長短があるが、世界のSSを調べると平均は約300年であった。長さはまちまちとなるが、一山であることは確かである。※村山節先生のご研究によれば、SSの一生のおよそ46%が成長期となる。300年のSSならば約138年が成長期だが、きりのいいところで新日本SSの成長期を150年とした。

日本史上5個目のSSは、明治・大正・昭和敗戦までの近代SSで、このSSの寿命は約77年。平均300年という長さからすると、実に短命であった。だが政治・経済・文化の推移は一山になっており、一続きでなければならないというSSの要件を、コンパクトにしっかり満たしていた。

☆戦争で大敗し、戦勝国の支配下に置かれながらも、復興を果たした日本人

戦後はどうか。西暦1980年代に入る頃まで、根性と努力によって上昇しようという気運が社会に満ちていた。戦後復興期から高度成長期、安定成長期にかけて経済成長期となったのは、本当に国民的努力の賜であった。その後、安定成長期後半にあたる80年代からバブル期(1986~1991)までが繁栄の頂上となり、傲慢で享楽的な心理が世を覆った。

バブル崩壊後は「失われた20年」となる。一転して自信喪失の閉塞の心理が社会に漂い、日本人は小粒化していった。

この戦後史を見れば、戦後復興の上り坂、バブル期の頂、それ以後の下り坂と、一つの山らしきものが認められる。だが、SSとは容認し難い。なぜなら、戦後日本は事実上アメリカ占領下に置かれ続け、確固たる国是や国家目標を持つことは許されなかったからだ。自立無くして真の国是無く、真の国是無くしてSSの誕生と成長無しである。

戦後、文化的にはテレビの普及がその基盤となり、全国民がアニメやドラマなどの影響を強く受ける庶民文化が流行した。それらの番組は短命で軽薄なものが多く、500年、1000年の後に残るものは殆ど無い。膨張資本主義の中で視聴率を上げなければならないのだから、一時の流行で終わるのは仕方ないことだが。

やがて閉塞感を脱し、何とか目覚め出すのは2010年頃。リーマンショックや尖閣諸島問題、さらに東日本大震災の発生などによって、少しずつ危機の心理が起こってきた。

これらをまとめると、アメリカ占領下に置かれながらも焼け跡からの復興を果たし、1億総テレビ文化の一時代を築いた戦後日本には、「準SS」らしきものが存在していたということになる。戦争で大敗し、戦勝国の支配下に置かれながらも「準SS」を創ることが出来たとすれば、国民の優秀さをよく証明してくれる事実となるだろう。

☆大国民運動によって、情熱に満ちた国民心理を勃興させよう!
さあ、これからどうしたらいいのか。まず、2020年代に新日本SS(新しい日本の社会秩序)を誕生させねばならない。そのためには大国民運動が必要だ。国是担当議員団や公益経営者群、さらに全国の国民・志民らが一体となって、情熱に満ちた国民心理を勃興させようではないか!

「新日本創成論」の計画も、具体的に練っていこう。もうお気付きと思うが、新日本創成論は「新日本SS創成論」のことである。

既に述べた「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」の国是三綱領のもと、新日本創成の計画に十分な時間を取りつつも、災害対策など優先順位の高いものは早期に着手し、日本を強くて安心、美しくて住み易い国家に再生させていくのだ。

そうして、2020~2100年の間に、新日本SSの“骨格が形成”されることになる。その中に、新日本憲法の制定や、分都と地方分権、空き地や空き屋をヤル気のある若者に提供する「新・班田収授」などが含まれるだろう。とにかく新日本創成によって内需公益経済が栄えれば、必ず人口増へ転換する日が来るはずだ。

これに続く2100~2170年は、SSの“肉体的成長期”となる。地方が甦り、人口は安定するだろう。やがて、日本国の文明システムが世界中から注目され、日本人の哲学思想が世界中に広まること間違いなしだ!

◆国是を考える:その14◆
☆21世紀の坂本龍馬や西郷隆盛を捜せ!
問題は「誰がやるか」だ。国是三綱領も新日本創成論も、それを実行する者がいなければ、絵に描いた餅で終わってしまう。

その「誰がやるのか」に対する答を出すため掲げたのが、「国是担当地方議員構想」即ち「平成の坂本龍馬1000人構想」だ。21世紀の坂本龍馬や西郷隆盛を捜せと。

幕末維新期から明治の近代国家建設期にかけての激動期を見よ。変革期の日本を支えたのは、主に下級武士出身の志士たちであったという事実がよく分かる。

それまで続いた旧い社会秩序の担い手、すなわち上級武士らは一般に平凡化し、既得権益を守ることにし関心を持たなくなっていた。彼ら既得権益を保持しようとする連中の、その一段二段下に属している階層が下級武士であり、彼らこそ変革期の主役であった。

下級武士には、サムライとしてのプライドはあるが、守らねばならない格式が上級武士ほど高くはない。その分、フットワークが良く、新しい国家建設に立ち向かう機動力を発揮することが出来たのだ。

橋本左内、吉田松陰、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛など、多くの一流の志士たちが下級武士出身者であった。明治の指導者も、桂太郎、小村壽太郎、高橋是清など、下級武士出身者が沢山いた。

☆平成の、21世紀の日本を救う下級武士は、必ず日本のどこかにいる!
今から17年前、私は萩の松下村塾で講義した帰りに「平成維新の下級武士は地方議員の中にいる。可能性を持った地方議員を集めよ、志士政治家を育てよ」という啓示を受けた。日本改新や文明維新を担う“現代の下級武士”は地方議員の中にいると。

繰り返すが、それによって立てた構想が「国是担当地方議員構想」であり、起こした講座が林塾「政治家天命講座」であった。今、国是担当地方議員構想を掲げてから満17年が経ち、政治家天命講座を起こしてから13期を迎えた。

何事も簡単に実るということは無い。始めた者には創業責任というものがある。愚直に日本改新や新日本創成、文明維新を成功するまで続けるつもりだ。
(国是を考える:その14~これで終わります)

※日本改新~2020年代に新日本SSのa点誕生を導くことと、その内容。
※新日本創成~新日本SSを150年かけて成長させていくことと、その内容。
※文明維新~文明交代期である21世紀に、人類進化の東西共生文明を創造すること。

◆何かを為した人で恩知らずはいない…◆
「余は未だ曾て(いまだかって)有為の人が忘恩であった例を見ない」ゲーテ
(訳)私は今まで、何かを為した人で恩知らずの人を見たことがない。
(気付き)そうだ、行き詰まったとき、困ったときこそ恩人を思い起こそう!

◆何が本当の経験か…◆
「経験しなければよかったといふやうのことを経験したのが経験である」ゲーテ
(訳)経験しなければ良かったというような事を経験するのが経験である。
(気付き)ああ我が人生、振り返ればゲーテの言う経験ばかりなり。でも、必ず助け手が現れてくれた。何と有り難いことか。感謝報恩。

それにしても、ドイツの文豪、ゲーテは凄い!人間と世の中が、よく分かっている。
※「」内の出所『学術維新 原理日本』蓑田胸喜著143頁