激動の時代を生き抜くための「東洋の智恵」を体得しよう!

お早うございます。今日は「平成」最後の日です。本日、「退位礼正殿の儀」が皇居の宮殿で行われます。これは、天皇陛下が御譲位を前にして、最後に国民の代表者に会われる儀式です。

◆そして、明日から「令和」に改元となります。林は、御代替わりをお祝いする講演会の講師を京都で務めます。

★京都林英臣勉強会・改元を祝う特別例会
日時:5月1日(水)午後2時~5時
演題:「天皇とは何か」~改元にあたって、今一番日本人が学ぶべきこと~
会場:ちおん舎(中京区)

お問い合せは小笹嘉洋(おざさよしひろ)さんへ
ozasa57577@docomo.ne.jp
または小笹嘉洋さんのフェイスブックからどうぞ
https://www.facebook.com/event……1428258241

●日記● 平成30年4月25日~28日

◆4月25日(木)、林事務所は、今日も孫たちの遊び場となる。靴を揃えよ!家の人には挨拶を!ゴミは屑かごに!みんな仲良く!毎回教えることは同じ。本日は孫を入れて7人集まった。この環境で、東洋思想を練り、世界情勢を読み、講義内容を考えている。

◆4月28日(日)、綜學社研修会で、大和言葉の世界観「クミ」の講義と、今後の活動について打ち合わせ。会場の綜學社研修所に7名が参集。

カミ、クミ、キミ、オミ、タミ・・・。
これらは一連の大和言葉だ。

ミは身や実、水のミで本質を表す。
カミは奥深いミ、
クミは結合したミ、
キミは強いミ、
オミは偉大なミ、
タミは高く広がったミ。
全ては同根なり。

日本思想の真髄である中心論と全体観が分かると、すさまじいほどの日本力が湧き出してくる! 日本復活の根本は、日本思想の再生にかかっており、そこから世界救済がはじまるのである。

10月27日(日)午前10時~午後6時、京都・泉涌寺(せんにゅうじ)で、京都綜學大会(関西綜學大会改め)を開催します。綜學を学ぶ意欲があり、どこかで林の講義を受けたことのある方を対象に募集いたします。これからの激動の時代に対して、迷わない自分を確立していただくための一日講座です!講師陣は綜學のエキスパートたちです。詳細は間もなくお知らせいたします。まずは日程を確保してください。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

●評論・随筆●

◆大国が小国を攻めず、強者が弱者を脅(おびや)かさない…◆

粘土細工の人形は、一固まりの粘土から頭や手足を伸ばしていけば完成する。ところが、胴体に後から頭や手足をくっつけただけだとポロッと取れてしまう。

同様に、人間集団も寄せ集めはダメだ。たとえ最初は巧くいったとしても、路線の違いでたちまちもめてしまう。そして空中分解して終わる。但し、寄せ集めの粘土細工も、軸を通して胴体と頭手足を繋いでいく場合は大丈夫だ。

人間集団にとって軸とは何か。それは、共通の理念、共通の目標、共通の行動だろう。

理念は考え方の基本だ。考え方、即ち世界観や人間観などの価値観が一緒なら上手くいく。共通の目標は、何をいつまでに、どこまで達成させるのかという具体的ビジョンのことだ。

共通の行動は、いわば「行」である。その団体固有の行があれば、それを行ずることによって一体感や帰属意識が高まっていく。頭(理屈)から入るよりも行から入る方が、とっつき易いから人はより多く集まってくる。

さらに、その団体のメンバーに「義」の精神が育まれると、団結力が一層高まることになる。義とは正義や大義の義であり、筋を通すことに他ならない。筋を通していれば「言うこと」と「やること」にブレが無くなる。終始一貫ブレない人のことを、古来、義人や義士と呼んだ。

天は義を欲して不義を悪(にく)むという。チャイナ戦国時代に、儒家集団を凌ぐほどの勢いを持っていたのが墨家集団で、彼らくらい「軸の重要性」と「義の美しさ」を天下に示した活動体は無い。墨家には、共通の理念、共通の目標、共通の行動がきちんとあった。

とりわけ政治は義が大事だ。天の意志に従うのが義の政治であり、天の意志にそむけば力の政治となってしまう。筋の通った正義の政治の基本とは何か。墨家の祖である墨子は言った。

「大国ならば小国を攻めない。有力者ならば下の者から奪わない。強者が弱者を脅(おびや)かさない。身分の高い者が低い者に対して傲(おご)り高ぶらない。知恵の働く者が愚かな者を騙(だま)さない。」『墨子』

真の中国人たちは、この墨子の思想を内に秘めて生きてきた。現在の政治体制が専制的で人民を抑圧しているからと言って、十把一絡げに中国人がみな不義の人と言うのは暴論過ぎる。

かつて改革派の指導者として知られていた胡耀邦元総書記と、総書記を慕っていた若者たちなどは、まさに義の人物群であった。残念ながら総書記は解任されて失意の内に亡くなるが、その追悼活動を出発点に、学生たちによる大がかりな民主化運動が起こされた。それに対する弾圧が、多数の犠牲者を出したのが天安門事件であった(6月4日で事件から30年を迎える)。

さて、チャイナに21世紀の墨子集団が現れ、アジアを義で繋ぐ軸となってくれる日が来ることを祈る。習近平国家主席も胡耀邦元総書記を尊敬していると聞く。

勿論日本にも大義集団を育てておかないと、東アジアから世界人類を救う光は、いつまで経っても起こせないだろう。日本の野党も、墨子集団を創るくらいの覚悟で政局に臨んで欲しい。

◆激動の時代を生き抜くための「東洋の智恵」を体得しよう!◆

陰陽循環を元に「流れを読む」ことは、指導者に必須のものの見方です。それを教えている大事な東洋思想が「孫子の兵法」です。そこには、流れを読み、流れに逆らわないで成功と勝利を収めるための秘訣が説かれています。

東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっているのが、世界の現実なのです。

必要なのは、その厳しい現実から逃げることなく、巻き込まれて翻弄されることもなく、戦いの現場から進化と成長のエネルギーを吸収することです。

そのための考え方と行い方を、きちんと示している兵法書が『孫子』です。孫子は、人生の指標となる哲学書でもあります。人生も、天分や天性を生かして、勝利し成功しなければ意味がありません。これから皆さんと一緒に、激動の時代を生き抜くための「東洋の智恵」を体得していきましょう。