お茶は、皇位継承順位に従ってお出しするのが決まり…

こんばんは。立夏(6日)が過ぎ、夏の氣が立ってきました。

◆今夜も空手道の稽古に行きました。同じ時間帯に、東京・京都など全国各地で、弟子や世話人の皆さんが、それぞれの運営会議を開いてくれています。

同志や仲間のお陰で、私は孫と空手道の稽古に通える次第です!本当に有り難うございます。心から感謝しております!

◆今週末は、大阪で林塾・第14期全国合同皐月例会です。
文明法則史学の世界編と日本編、さらに墨子の思想について話します。

◆来週は浜松と神戸で講義します。お気軽にお越し下さい!

☆東林志塾(浜松)
日時:5月14日(火)午後6時30分~9時00分
世界と日本の動きを読む~なぜ天皇はキングではなくエンペラーなのか。他
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(14)
相手のレベルに応じて語らねば伝わらない。「仁」は身近な事から行え。他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(14)
マルクスにとって宗教とは何だったのか。ロシア革命後、トルストイや
ドストエフスキーなどの偉大な作家が現れなくなったのはなぜか。他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

☆今啓林会(神戸)5月17日(金)午後6時半~9時
世界と日本の動きを読む~なぜ天皇はキングではなくエンペラーなのか。他
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(15)
尊敬する人を夢に見るかどうか。学習の秘訣は気付きと置き換え。他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(15)
母国語は母の言葉。国民文化は時代遅れか。ドイツ労働運動が過激な理由。他
会場:神戸一宮神社 社務所  参加費:ビジター3000円
電話078・242・3399(今啓パール(株)今井啓介さん)

●評論・随筆●

◆お茶は、皇位継承順位に従ってお出しするのが決まり…◆

20代の終わり頃、やむごとない方々の接待役を仰せつかったことがある。その方々が到着されたら、お車のドアを開けるのが役割だ。私は玄関の車寄せで待機した。担当は、運転席側後部のドアだった。

お車が着いたので早速ドアを開けようとしたところ、その方は反対側から降りられた。そちらが玄関に近い側だったので、隣の方と共に反対側のドアから降車されたのだ。

その方は、ドアを開けようとした私に気付かれ、笑顔で御礼の合図を送ってくれた。左手は反対側から降りるということを示され、右手は挙手で御礼を表してくださったのだ。

ドア開け担当者に、いちいち反応する必要は全く無い場面なのに、なんて丁寧な方だろうと思った。そのお姿は、実に上品で爽やかであった。

そのお方は、当時皇孫殿下であらせられた徳仁親王殿下(浩宮様)、すなわち令和元年5月1日に皇位に即かれた天皇陛下である。

その頃、私は国学の師匠のお供をして、4回ほど宮中に上がる機会を頂いた。そのうち2回は、宮中で最も古い祭祀である新嘗祭のご奉仕だった。神職の資格を持たない私は、皇族方の接待係を仰せつかった。役割は皇族方のお迎えと、控えの間にお茶を運ぶことである。

お茶を運んだときのことだが、私はうっかり湯飲みを乗せたお盆で、秋篠宮皇嗣殿下のお背中を数回押してしまった。控えの間は狭く、8名の皇族が肩を寄せ合うように座られていた。お茶をこぼさないよう注意していた私は、お盆に気付かなかった次第である。

ところが秋篠宮殿下は、お座りの椅子を数度前に動かされるだけで、嫌なお顔一つなさらない。背中を押していたことに気付いた私は、「失礼しました」と申し上げるのがやっとであった。

お茶は、皇位継承順位に従ってお出しするのが決まりになっていた。高松宮親王殿下と三笠宮親王殿下が、お声を掛けてくださったのも記憶している。私の若い頃の思い出である。