全体を考える者がいない…「けしからん!俺の手柄を得る場を無くす気か?」

こんばんは。昼過ぎに、伊那谷の駒ヶ根市から浜松に戻りました。中央線の中津川駅までは、林塾の清水正康塾士(第1期生、長野県議)が車で送ってくれました。車中、日常的なことから天下の動勢に至るまで、あれこれ話し合えて楽しかったです!

◆今週は、東京と名古屋で講義します!
☆日本的経営の根本道場!経世志塾(東京)
日時:6月5日(水)午後4時~6時半 午後7時から有志で懇親会
演題:経営者・経営幹部のための「論語講座」第1回
会場:湯島聖堂(昌平坂学問所・斯文会館) 参加費:5000円
お問い合せ→ e-mail: y-matsui@seishin.co.jp
(事務局・松井祐子さん)

☆「名古屋綜學院 林ゼミ」6月8日(土)午前10時~午後4時
第6回授業~大和言葉・思想編~言葉は思想なり。マコト、カムナカラ、アマ、
ミナカ、クミ、ムスヒ、イノチ、メヲト、チスヂなどの大和言葉を元に、日本人
の魂を解き明かす!年間予定などの詳細とお申込は、こちらをご覧下さいませ↓
https://www.facebook.com/event……238302778/

●日記● 令和元年6月1日

◆6月1日(土)、伊那谷文明維新塾で講義のため、長野県駒ヶ根市へ。同塾は、今年で20年目を迎える。

JR飯田線をご存知だろうか? 特急は上下線とも、一日に二本だけ。愛知県豊橋市から北北東へ向かい、途中に静岡県浜松市水窪を通って、長野県の伊那谷へ到達するローカル線である。

今日は浜松駅を出てから目的地の駒ヶ根駅に着くまで、新幹線と特急、さらに各駅停車を乗り継いで約5時間10分かかった。

ちなみに浜松駅から博多駅まで約4時間、仙台駅までも4時間弱で着く。(どちらも新幹線利用)。

いかにも辺境の地みたいだが、伊那谷は、間も無く本州大動脈の中央になる。リニア新幹線が通るからだ。

逆に浜松は、リニア開通によって、用事のある人しかやって来ない寂れた町になるかも知れない。

浜松のある遠州と伊那谷は、天竜川水系で結ばれている。方言も共通していて面白い。

駒ヶ根商工会議所を会場に「令和と天皇」について約2時間話した。本日出席の政界関係者は下記の通り。

宮下一郎 氏(衆議院議員、国会綜學勉強会・筆頭世話人)
三原一高 氏(駒ケ根市議・議長)
小原茂幸 氏(駒ヶ根市議・副議長)
中島和彦 氏(駒ヶ根市議)
久保島巌 氏(飯島町議)
柳生 仁 氏(中川村議)
飯島 寛 氏(中川村議)
松村利宏 氏(中川村議)
片桐邦俊 氏(中川村議)
宮下 治 氏(元駒ヶ根市議)
清水正康 氏(長野県議、伊那谷文明維新塾事務局、林塾1期生)

●評論・随筆●

◆全体を考える者がいない…◆

「けしからん!俺の手柄を得る場を無くす気か?」組織全体の存続のため、時代と共に要らなくなった部課を廃止し、今は避けるべき行事を中止しようとしたときなどに出て来る文句だ。

明らかなムダを削り、組織全体を引き締めてこそ、継続への道が開かれるものだが、個々のメンバーは自分の成功しか眼中に無い。

声が大きいのは、守旧派の私利欲得に生きる者たちばかりだ。

全体を考えている正義派がいない。いても無視されるか失脚させられてしまう。それはもう組織の末期症状である。

◆糸屋の娘は目で殺す…◆

幕末志士の愛読書に「日本外史」がある。源平から始まる武家の歴史書だが、筆法に躍動感があって好まれたという。その著者である頼山陽の詩が面白い。

京の三條の糸屋の娘
妹十八姉二十
諸国大名は弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す

どこかで聞いたことのある詩だと思われた方も多いだろう。

この最後の句が、結びとして見事だと褒めたのは安岡正篤先生。起句と承句で興味を引かせ、転句で何処へ行くんだと驚かせ、結句で見事にまとめていると。

この詩の妙味が分かる人には艶(つや)があると思う。

※参考・郷学研修所「郷學 」第107号10頁