今月も、東奔西走の毎日

こんばんは。
各地で梅雨が明け、猛暑の毎日となりました。
本暦六月十一日

◆綜観の著書を発行して下さっている、株式会社博進堂の清水伸社長から、お便りと写真集が届きました。「細江英公人間写真集『気骨』われらが父、われらが祖父」です。

戦後復興を担った経済界のトップリーダー34名の、生き生きした表情と所作を活写しています。その中に、84歳の松下幸之助の姿もありました。綜観が松下翁と出会ったのが、まさにその84歳のときです(政経塾面接)。

写真を見ると、胸にジ~ンと迫り来るものがあり、目頭が熱くなります。早速、松下翁の厳しい表情の写真を、携帯の待ち受け画面の「壁紙」にしました。携帯を開ける度に「この国難にあたって、きみは一体なにをやっとるんや」と叱られているようです。
詳細はこちらへ→  http://www.hakushindo.jp/news_……17_01.html

◆明日12日(火)は浜松、明後日13日(水)は東京で講義があります。
13日の人間力養成塾→  http://www.keieisha.jp/seminar……10518.html

さらに、明々後日14日(木)は、政治家天命講座・第6期・関西7月例会。
15日(金)は政治家天命講座・第6期・九州7月例会。
17日(日)は広島文明維新塾、18日(月)は神戸栄える会と続きます。
☆詳細はこちらから→  http://www.hayashi-hideomi.com……r/564.html

◆日本資本主義の父と呼ばれ、近代日本の発展のため、約500社の創業に関わった渋沢栄一翁に、「無欲は怠慢の基である」という言葉があります。(渋沢健著『渋沢栄一100の訓言』日経ビジネス人文庫)

無欲な生き方をする人は、人格が高潔な人格者に見られがちですが、実は単に覇気やヤル気が無いだけという場合があります。それは怠慢なのであって、ちっとも立派ではないと。

老子は寡欲(小欲)の大切さを説きましたが、それは飽くなき私欲、名利への強欲の戒めであって、社会に対する前向きな意欲を無くせとまでは言っていません。老子の思想は、よく読めば極めて政治的・社会的であり、単なる世捨て人の勧めとは違うのです。

理想に燃えた公欲や大欲ならば、いくらでも持つべきです。この国難にあたって、将来に何の憂いも痛痒(つうよう)も感じないような者でいては本当に情けないことです。

また、渋沢翁は「悲観的の人は残酷である」(同)とも言いました。世界や日本を心配するのは結構なことですが、悲憤慷慨の悲観論で終わる人がよくいます。最初は、立派な志士や活動家に見えるのですが、話を聞いてみると、はっきりしたビジョンや具体的な方法論を持っていません。

そういう人たちの集まりは、気勢が上がって元気なものの、いわゆる居酒屋談義風の言いっぱなしの会で終わってしまうことが多いようです。社会的な任務を負っていないから責任が薄く、何でも言いたい放題になるのでしょう。

そういう会に将来ある青年がいたら、無責任な批判精神だけが身に付き、せっかくの可能性を潰してしまいます。そういうことを、渋沢翁は「残酷」だと言われたのでしょう。かつて綜観自ら主宰した会は、そのタイプで終わっていました。反省することしきりです。

お詫び:前号で二四節気の「小暑」を6日(水)とご紹介しましたが、一日ずれており、正しくは7日(木)でした。

●日記● 平成23年7月6日~10日

★☆今月も、東奔西走の毎日

7月6日(水)午後、綜學社理事・編纂室長の小倉久延君と会議(東京・お茶の水)。大和言葉48音を解説した冊子の、2回目の編集打ち合わせだ。

夜は、林塾「政治家天命講座」第6期・関東7月例会で講義。日本史の5個のSS(社会秩序)と、近現代日本史の盛衰波動について解説。

7月7日(木)午前、政経倶楽部・東京例会で久しぶりに講義。テーマは「有事のリーダー学」。例会終了後、理事・幹事会に出席。

なお、次回の政経倶楽部・東京例会は8月4日(木)。総理大臣候補の一人、前外務大臣の前原誠司塾員(松下政経塾8期生)をゲスト講師に迎える。綜観も参加予定。
詳細→  http://www.seikei-club.jp/deta…….php?id=21

7月8日(金)午後、岡山の大和言葉セミナーで言霊論を話す。終了後、伊予三島に移動し、四国中央立志会・社員セミナーで二宮尊徳の教えの続きを講義。今回も60名を超える参加者で席を追加。

7月9日(土)午前、四国中央会・社長セミナーで講義。中学生の歴史教科書を元に、明治時代の前半を解説。終了後、綜學社・事務所(京都)へ移動。梅雨明けの猛暑の中、間もなく京都は祇園祭で賑わう。

7月10日(日)、合気居合の稽古をしてから終日庶務。夜、浜松へ移動。今月も東奔西走の毎日だ。移動の間、『経営者のための東洋思想入門講座』の2回目の校正を終える。口述を編集したもので、間もなく政経倶楽部が出版。