講義抄録『経営者のための東洋思想入門講座』が出来ました

おはやうございます。
中国の新幹線事故への対応には、本当に唖然とさせられました。
人民への「仁」の精神と、世界に対する「恥」の意識が欠落しているようです。やがて、大きく崩れる日が来るのではないかと心配します。

◆講義抄録『経営者のための東洋思想入門講座』が出来ました(98頁)。
一般社団法人・政経倶楽部連合会編で頒価千円。
第1章・孔子と『論語』
第2章・聖徳太子と『憲法十七条』
第3章・老子と『道徳経』
第4章・吉田松陰と『講孟箚記』
第5章・孫子の兵法

※下記は「あとがき」からの抜粋です。

「政治家もそうだが、経営者は平凡な勉強をしていたのでは困る。指導者としての素養を養う帝王学が必要なのだ。

普通の幸せに満足し、日常に埋没して終わるだけの「凡人学」ではダメなのであって、リーダーとしての誇りやプライドを養わせてくれる志士英雄の学を修めねばならぬ。

素養とは、その人の生き方の素(もと)を養う学問であり、かつては武士道が日本人のそれを支えていた。平時の身の処し方、有事における決断の下し方、時と場に応じた態度を身に付け、発言に覚悟と本氣を込める上で、その基盤となるのが素養である。

また「過去学」でもいけない。いくら優秀でも、試験秀才では役に立たぬ。安定期ならば、過去の知識・情報をダウンロードするだけで事足りようが、変動期になると過去に答えは見あたらない。

正確に言えば、過去を過去のものとして学んでいるだけでは答えが出てこないということだ。過去の事実から未来を引き出すことが肝腎であって、常に意識が将来を向いていないと生き生きしたビジョンは描けない。

もう一つは、「西洋学」を超えよと言いたい。明治維新の文明開化以来、我が国は西欧の学術・技術を一心に受け入れてきた。今、東西文明の交代期にあたり、これから勃興する共生文明の主役はアジアに巡ってくるだろう。新文明創造のヒントは東洋や日本、すなわち足元にあるというわけだ。

これら3点の考え方をベースに、5回に渡った講義をまとめたのが本書である。転換期の指導者として、乱世を生き抜くことを宿命づけられた経営者諸兄の原点確立に役立てば、講師としてこれ以上の喜びはない。」

本書は、間もなくホームページでのご注文受付を開始します。
→  http://www.hayashi-hideomi.com/books

◆日本の政局と政争の実態を見ると、今はまだ、旧体制の崩壊が進んでいる最中なのだと感じます。いっそのこと、国民一揆が起こるところまで、もっとガタガタになれと言いたいくらいです。

人・金・情報など、全てが東京に一極集中していた明治以来の旧体制は、まだ全然終わっていません。政権交代の意味は、その旧い政治の打破にあったはずです。官僚主導政治を終わらせることや、世界最悪の赤字財政の再建などに期待がかけられていました。

いま民主党は「扇の要(真の中心)」を持たないまま、党内政局(主導権争い)に明け暮れています。新しい政治は殆ど始まらず、壊してはいけない大切なもの(社会基盤)が破壊されてしまう不安に満ちています。

民主党政権の指導層が持っている、反国家的な左翼思想や、空想的平和論にも問題がありました。民主党は、日本の再生を任せるには程遠い政党であったということに、多くの国民が気付いてきたところです。

きちんとした理念に支えられた、本格的国民政党が存在しないということが、日本の混迷の真因となっています。理念が無いから人材が育たず、人材が育たないから改新政治を起こせず、改新政治を起こせないから日本はダメになる一方です。

東西文明の交代による世界的危機が迫っています。この混迷を乗り越えていくには、信長集団の如き、日本改新を断行する政治勢力が必要なのです。

文明論に立脚した大局観と、日本学に裏打ちされた歴史観や人生観、さらに東洋思想に基づいた使命感を身に付けたリーダーが育っていけば、きっと日本は甦ります。皆さん、この国の再生に一致協力しようではありませんか!

◆本日29日(金)は、京都で大学生を対象に話します。「智慧の和塾」という会が主催する講座で、テーマは「日本の若者に必要な志とは」です。

◆明日30日(土)と31日(日)は、綜學社が主催する「合宿天命講座」(第2期)です。今回も、全身全霊を以て講義・指導に努めます!

●日記● 平成23年7月26日~27日

★☆朝一番の新幹線で移動し、企業研修の打ち合わせ

7月26日(火)、これから上場を目指している会社の、幹部研修の打ち合わせ。朝一番の新幹線(6時18分浜松発)で上京し、千葉市へ向かう。

会議終了後、都内へ移動。中小企業家同友会江東支部が7月例会として開いたチャリティー・コンサートでトークと歌を聴く。トークの進行役は、綜學社の代表理事でもある安並潤さん。聞き易い声質で自分を出し過ぎず、相手の歌手(気仙沼の熊谷育美さん)のトークを上手く誘導していて感心した。

7月27日(水)、世相観察のため、同志と銀座界隈を散策。百貨店では、思い切りお洒落(おしゃれ)した老婦人たちがランチを楽しんでいる。若者ばかりの渋谷などと違って、銀座は綜観にも歩きやすい街だ。中国人らしい買い物客は、殆ど見かけなかった。震災以来、少ないらしい。