侠気(おとこぎ)が無くなると、社会から美意識が失われる

お早うございます。浜松は9月に入って、盛夏が戻ったくらいの蒸し暑さです。昨日の日中は、真夏のような入道雲が見られました!空手道の稽古も、9月のほうが暑中稽古となっているくらいです。

【ご案内】10月27日(日)「京都綜學大会」
まもなく世界は、2025年頃からはじまる大激動期に入ります!文明大乱期に迷わない自分を確立し、危機突破へ大きく踏み出しましょう!
京都綜學大会の詳細は、こちらからご覧ください↓
https://www.facebook.com/event……435141240/

◆今週末は長野(駒ヶ根)、来週10日(火)は浜松で講義します。
☆伊那谷文明維新塾
日時:9月7日(土)午後6時開始~9時10懇親会終了
演題:「側近学」~成功する指導者に優れた側近あり~
側近は、左右の取り巻きや、単なるご意見番とは全然違う。側近は、トップの志を片腕となって実現させる人物のことであり、常に組織全体を把握しつつ、その活動をマネジメントしていかねばならない。それはトップ以上に大変な役割であり、陰となり嫌われ役ともなるのだから、よほど無私の心がなければ務まるものではない。大事業を為した人物には、例外なく優秀な側近が付いていた。
劉邦には簫何(しょうか)、劉備には孔明、松下幸之助には高橋荒太郎、井深大には盛田昭夫、本田宗一郎には藤沢武夫という名側近がいた。
ナンバー2の方にはもちろん、組織のトップにとってもどんな人物を重用すべきか、大きな学びになります!
会場:駒ヶ根駅前アルパ3階(未定※ご確認ください)
参加費:3000円 懇親会別途2000円
お問い合せ:0265・85・2070(事務局・長野県議・清水正康さん)

☆東林志塾(浜松)
日時:9月10日(火)午後6時30分~9時00分
世界と日本の動きを読む~最新の情勢を語ります!
じっくり味わい、人生の骨格を養う「論語」講座(18)真に聞く耳を持つ者の在り方。死ぬまで全力を尽くす。あと志さえあれば…他
戦前の日本は思想戦に敗れていた!封印の書『学術維新原理日本』講話(18)明治維新の本義は国体の自覚にあり。「天皇機関説」と天皇統治の否定。他
会場:21世紀倶楽部(静岡新聞社・静岡放送プレスタワー)
参加費:オブザーバー3000円 
電話090・5875・7687(事務局・川岸和花子さん)
FAX0538・38・9944

●評論・随筆●

◆侠気(おとこぎ)が無くなると、社会から美意識が失われる◆

嬉しいことに、若い人ほど人格が良くなってきていると思う。ギラギラした出世欲に覆われ、金持ちになりたい、有名人になりたいという私欲満々な人は、中年以上でなければ見つけ難くなってきた。

憎悪にかられ自虐的に祖国を否定するような人や、人を騙したり押しのけたりして、自分だけ生き残ろうとするような輩も、若い世代ほど少なくなってきたと感じる。

但しその分、覇気が消えてしまったのが残念だ。特に男子がダメである。男らしさを否定された環境の中で育ったためか、痩せ我慢の美意識というものが見られないのだ。

気は優しくて力持ち。強きを挫き、弱きを助ける。自分が盾となって仲間を守る。単に性格が良くなっただけではダメで、そういう侠気(おとこぎ)が無いと、社会から美学(美しい生き方)というものが失われてしまう。

学ランを来た応援団長に女子が増えている今、美意識や美学に響いてくれるのは女性に多い。こうなったら、日本改新も、益荒男よりも益荒女(ますらめ)に期待すべきであろうか。勿論、日本男児も、もっと顔晴らないといかんと思う。

◆問題は、世界を新たな文明へ指導出来る国が見当たらないところにある◆

◇世界は、かなり悪くなってきた◇

世界は、かなり悪くなってきた。自国ファーストが目立ち、主要先進国が集まるG7に世界をリードする勢いは無い。

世界中が一致協力し、人類生き残りのために対処せねばならないときなのに、相変わらず滝壺に落ちる船の中で争い合っている有り様だ。どの国も“終焉しようとしている欧米中心文明”の、残り汁を啜ろうとしているだけにしか見えない。

そういう中で、じわじわ世界中に食指を伸ばして影響力を強め、支配領域を広げているのがチャイナだ。そのチャイナを「今ならまだ倒せる」と考え、対抗しているのがトランプ政権である。

米中経済戦争は持久戦へ持ち込まれつつあるが、それでもどうにか世界大戦へ向かわないでいるのは、相手国を潰してしまったら自国も潰れると分かっているからだ。

チャイナの膨張を嫌うのはアメリカばかりではない。チャイナは、中央アジアや北極海にも影響力を及ぼしてきている。中央アジア諸国は、ソ連邦以来ロシアの傘下に置かれた国々であるし、温暖化によって氷が減少した北極海は、新航路としての期待が高まっている。

それらに中国が“参入”しつつあるのだから、ロシアの心中は穏やかではあるまい。いざとなれば、米露が手を握ってチャイナを倒すことだってあり得るだろう。

最終的にどの国が勝つにせよ、力がぶつかる覇権争いである以上、最後に残った一国も自壊して世界は終わりを迎えることになる。下手をすれば、人口は十分の一以下に激減することだってあり得る。

21世紀の今が、東西文明が交代する激変期であることを決して忘れてはならない(文明法則史学)。

プラスチックゴミ問題など環境破壊は益々深刻化し、異常気象は激しさを増して世界中に災害をもたらし、不作による飢餓の心配が常に付きまとい、異常心理によって紛争や戦争が引き起こされる可能性は格段に高まっている。

◇抗議活動を、香港と香港人のための運動で終わらせるのは勿体ない◇

問題は、世界を新たな文明へ指導出来る国が見当たらないところにある。筆者は若い頃、新文明の旗手にチャイナがなってくれることを期待した。西洋文明の行き詰まりは、その対極にある東洋文明が救うことになり、きっとチャイナがそれを担ってくれるだろうと。

その期待は全く裏切られた状態にあるが、いずれチャイナに原点回帰のときが来れば、徳治による王道政治が起こされ、世界に真の平和をもたらす王道文明が創造されるであろうことを期待する。チャイナにはそういう使命があると、私は今でも思っている。

今香港では、自治や自由を守るための大規模な抗議活動・デモが続いている。必死に闘う学生・青年たちの姿勢には、本当に敬服の外(ほか)はない。だが、活動が先鋭化すればチャイナ政府の強硬姿勢を招き、出口が見えなくなって天安門事件(1989)の二の舞になるかも知れない。

この抗議活動は、香港と香港人のための運動で終わらせるのは勿体ないと思う。もっと大きく、チャイナ本土を元来の中国文明に目覚めさせるような運動に高めるべきではあるまいか。

それには、さらに高いレベルから学生・青年たちを導ける文明論や哲学が必要となるだろう。また、チャイナの原点回帰に当たって、基底文化の宝庫である台湾との連係も欠かせない。

チャイナの指導者は、苛立ちと孤独感に襲われていると推察する。政治闘争の苦労、地方の腐敗、民度の低さなどを抱えながら、アメリカと経済貿易戦争を戦っているのだから。

現在のチャイナの中にも、日本と同志的に協力しようとする指導者が潜んでいると思うし、学生に理解を示せる指導者もきっと存在するに違いない。チャイナ政府には、王道政治を実現し、人類の危機を救うため、そういう人物を生かせる雅量を持って欲しい。

◇米中の行司役となって、世界平和を主導するところに日本の役割がある◇

さて、アメリカも一枚岩ではなく、単なる自国ファースト主義だけに染まっているわけでもない。アメリカ経済界に、株主第一主義を見直し、顧客・従業員・取引先・地域社会などの利益に配慮し、長期的な企業価値の向上に取り組む動きが現れてきたという(令和元年8月20日付日経夕刊)。

まさに「公益資本主義」がアメリカに起こってきたのだ。我が国としても、そういうアメリカの変化に敏感であるべきだ。

また、インドも新しい東洋文明の創造に参加して欲しい。インドの崇高な精神文化からすれば、欧米の私益膨張資本主義などは、低レベルの餓鬼道に過ぎないはずだ。(常に飢えに苦しみ、決して満たされることのない亡者の世界が餓鬼道)。

これから世界は、憎悪と反感が高まり、現象的に対立排他的な行動が急増するだろう。やがて新しい文明の指導原理が必要になると考え、筆者はそれを「綜學」としてまとめてきた。

こういう時代は、一旗揚げて世を騒がしてやろうという目立ちたがり屋が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)しやすい。お祭り騒ぎの自己満足でしかない、ええじゃないか的な社会活動や政治運動に要注意だ。部分に囚われたまま、流行り病のような熱狂に巻き込まれていたら自滅あるのみではないか。

こんな人にも注意したい。チャイナを悪く言うがアメリカには何も言えない、アメリカを悪く言うがチャイナには何も言えないという偏った人だ。どちらも、全幅の信用には足りぬと思う。

アメリカにもチャイナにも、文明的な大局に立って意見する。そして、次の文明のあるべき姿を理念的にも具体的にも、しっかり示していく。そうして米中の行司役となって、世界平和を主導するところに日本の役割があるはずだ。

◆林塾関係者の選挙結果ご報告です。
○当選 8月25日(日)投開票 山口孝弘塾士(7期生)千葉県八街市議選
○当選 8月25日(日)投開票 戸口 勝塾祐(11期生)埼玉県小川町議選